好走した4歳馬一覧
2023年 1着 イクイノックス
2023年 2着 ジャスティンパレス
2021年 2着 コントレイル
2020年 3着 クロノジェネシス
2019年 1着 アーモンドアイ
2019年 2着 ダノンプレミアム
2018年 1着 レイデオロ
2018年 2着 サングレーザー
2018年 3着 キセキ
2017年 3着 レインボーライン
2016年 2着 リアルスティール
2015年 2着 ステファノス
2015年 3着 イスラボニータ
2013年 1着 ジャスタウェイ
2013年 2着 ジェンティルドンナ
2011年 2着 ダークシャドウ
2011年 3着 ペルーサ
2010年 1着 ブエナビスタ
2008年 1着 ウオッカ
2008年 2着 ダイワスカーレット
2007年 1着 メイショウサムソン
2007年 2着 アグネスアーク
2005年 3着 ダンスインザムード
2004年 1着 ゼンノロブロイ
2004年 3着 アドマイヤグルーヴ
過去20年で上記25頭
毎年の出走メンバーも層が厚く、天皇賞秋では4歳馬、5歳馬と肩を並べて良く走る年代です。
本日はこの4歳馬について考察していきたいと思います。
好走馬の前走
イクイノックス 宝塚記念1人気1着
ジャスティンパレス 宝塚記念2人気3着
コントレイル 大阪杯 1人気 3着
クロノジェネシス 宝塚記念 2人気 1着
アーモンドアイ 安田記念G1 1人気 3着
ダノンプレミアム 安田記念G1 2人気 16着
レイデオロ オールカG2 1人気 1着
サングレーザー 札幌記念G2 2人気 1着
キセキ 毎日王冠G2 6人気 3着
レインボーライン 宝塚記念G1 7人気 5着
リアルスティール 安田記念G1 2人気 11着
ステファノス 毎日王冠G2 6人気 7着
イスラボニータ 毎日王冠G2 7人気 3着
ジャスタウェイ 毎日王冠G2 6人気 2着
ジェンティルドンナ 宝塚記念G1 1人気 3着
ダークシャドウ 毎日王冠G2 1人気 1着
ペルーサ 天皇賞春G1 4人気 8着
ブエナビスタ 宝塚記念G1 1人気 2着
ウオッカ 毎日王冠G2 1人気 2着
ダイワスカーレット 産経大阪G2 1人気 1着
メイショウサムソン 宝塚記念G1 2人気 2着
アグネスアーク 毎日王冠G2 5人気 2着
ダンスインザムード 府中牝馬G3 2人気 8着
ゼンノロブロイ 京都大賞G2 1人気 2着
アドマイヤグルーヴ 京都大賞G2 2人気 4着
前走2番人気以内が最も多く赤く塗った18頭
次に馬券内だった緑の4頭
それ以外の青3頭
基本的には最も馬券内占有率の高い「赤」を満たしておきたいところ。
緑のパターンで好走した4頭を見てみましょう。
キセキ 2走前宝塚記念2番人気
イスラボニータ 2走前中山記念1番人気
ジャスタウェイ 2走前関屋記念1番人気
アグネスアーク 2走前札幌記念12番人気2着
基本的には2走前に重賞で1番人気orG1で2番人気
人気NGも連対馬だったアグネスアークは東京重賞連対含む
東京コース連対率100%のコース巧者でした。
条件を満たさずに好走した青の3頭を見てみましょう。
レインボーライン 菊花賞連対
ステファノス 同年海外G1連対
ペルーサ 前年の天皇賞秋連対
G1実績は必須
そして全馬に東京重賞勝ちかG1好走の実績がありました。
今年の該当馬
ベラジオオペラ
タスティエーラ
ソールオリエンス
ホウオウビスケッツ
リバティアイランド
シルトホルン
レーベンスティール
ニシノレヴナント
今年出走15頭に対して半数以上の8頭が出走します。
現5歳馬があまりにも強すぎた反面、世間的には最弱世代と言われた現4歳馬
これらを先程の項目に当てはめてみましょう。
ベラジオオペラ 宝塚記念5人気3着
タスティエーラ 天皇賞春4人気7着
ソールオリエンス 宝塚記念7人気2着
ホウオウビスケッツ 毎日王冠4人気2着
リバティアイランド JC2人気2着(前走海外)
シルトホルン 毎日王冠11人気5着
レーベンスティール オールカマー1人気1着
ニシノレヴナント オールカマー13人気9着
4歳好走馬の72%が該当していた赤のグループはリバティアイランド、レーベンスティールの2頭のみ。
緑の前走好走組は「2走前に重賞で1番人気orG1で2番人気」のボーダーが必要
ベラジオオペラ 大阪杯2人気1着
ソールオリエンス 大阪杯5人気7着
ホウオウビスケッツ 函館記念3人気1着
ニアピンですがベラジオオペラは全く問題ないでしょう。
比較対象のキセキは2人気9着だったので優勝馬である時点で今年好走すれば違和感なく更新されます。
ソールオリエンスは東京コース連対率100%、ダービーを好走している時点で見逃せない存在かなと思います。
ホウオウビスケッツは例え勝ち馬だとしても、4歳馬は赤のグループにある通り前走人気が最も重要な要素と言っても良いほどなので、G3戦で3番人気かつ東京コース馬券外を経験している馬なので脱落となります。
青のグループを見てみましょう。
タスティエーラ ダービー1着
シルトホルン なし
ニシノレヴナント なし
G1実績が必須ですが2頭は完全に脱落です。
関東馬が好走率では優勢
本日はもう少し踏み込んだ話しをしたいと思います。
この天皇賞秋というのは関東圏のレースですので当然関東馬有利
直近過去20年のデータベースだと
関東馬 10-8-7-92
関西馬 10-12-13-169
好走率で比較したら一目瞭然です。
(勝率/連対率/複勝率)
関東馬 8.5%/15.4%/21.4%
関西馬 4.9%/10.8%/17.2%
シンプルに関東馬の方が走ります。
近年は関東馬の好走が非常に目立っており、過去20年ではなく過去10年で見ると倍近くの差が出ていますし関東馬には注目したいところ。
過去20年の好走馬を見てみると
23年 イクイノックス ◯
22年 イクイノックス ◯
22年 ダノンベルーガ -
21年 エフフォーリア ◯
21年 グランアレグリア ◯
20年 アーモンドアイ ◯
20年 フィエールマン ◯
19年 アーモンドアイ ◯
19年 アエロリット ◯
18年 レイデオロ ◯
17年 サトノクラウン ◯
16年 モーリス ◯
15年 イスラボニータ ◯
14年 スピルバーグ ◯
14年 イスラボニータ ◯
12年 フェノーメノ ◯
11年 ダークシャドウ ◯
11年 ペルーサ -
10年 ペルーサ -
09年 スクリーンヒーロー -
06年 ダイワメジャー ◯
05年 ゼンノロブロイ ◯
05年 ダンスインザムード -
04年 ゼンノロブロイ ◯
04年 ダンスインザムード -
上記25頭中19頭が前走重賞で「3番人気以内かつ3着以内」馬でした。
ちなみに該当しなかった6頭を細かく見ていくと
22年 ダノンベルーガ 共同通信杯
11年 ペルーサ 前年2着馬
10年 ペルーサ 青葉賞
09年 スクリーンヒーロー JC
05年 ダンスインザムード 前年2着馬
04年 ダンスインザムード なし
同年東京重賞勝ち馬or前年の好走馬の2択
唯一これに該当しなかったのが3歳牝馬のダンスインザムード
この馬は3歳馬更に牝馬ということでクラシックのトライアルはフラワーC(中山)
G1は桜花賞(阪神)、秋華賞(京都)など東京を使うタイミングが非常に少なくキャリアも浅め
オークスを1番人気で4着していますが、2走前にはアメリカンオークスで2着に入っており海外遠征なども含めかなり例外としては十分な理由かなと思います。
キャリア7戦の身でG1馬、更に複数G1連対もありますし、東京がオークスの1回度しかタイミングがない「3歳馬」ということで例外にしたいと思います。
ちなみに今年は3歳馬の出走はないので来年以降覚えて置きたいと思います。
今年の該当馬
関東馬が好走するには前走3人気以内かつ3着以内、例外候補は同年東京重賞勝ち馬or前年リピーターです。
年齢に限らず全馬見ていきます。
タスティエーラ
ノースブリッジ
ソールオリエンス
キングズパレス
ホウオウビスケッツ
ダノンベルーガ
シルトホルン
レーベンスティール
ニシノレヴナント
上記が今年の関東馬8頭です。
タスティエーラ 該当なし
ノースブリッジ 該当なし
ソールオリエンス 該当なし
キングズパレス ○
ホウオウビスケッツ 該当なし
ダノンベルーガ 該当なし
シルトホルン 該当なし
レーベンスティール ○
ニシノレヴナント 該当なし
やはり関東馬のボーダーは非常に高く、基本的には当日人気馬が多く好走していることから脱落馬が多めです。
昨年もこの段階で残ったのはイクイノックスとダノンベルーガ(好走条件はNG判定)だけでした。
まとめ
本日は4歳馬の好走共通点と関東馬について考察してきましたが、4歳馬の好走条件クリア馬は(例外条件全て含む)
ベラジオオペラ
タスティエーラ
ソールオリエンス
リバティアイランド
レーベンスティール
上記5頭
関東馬の好走条件NG馬を除くと…
ベラジオオペラ
リバティアイランド
レーベンスティール
上記3頭になります。
木曜日限定記事
日程的に本日は枠順考察、明日は4歳馬と関東馬の考察(この記事)をアップ予定でしたが、変更することにしました。枠順データについては先程Xにてポストした通りです。
どうしても土曜重賞の馬券を買いたいので明日はアルテミスS、明後日はスワンS、日曜日は天皇賞秋の最終結論と言うことで、第五弾をアップする隙間がないです。
最後に書きたかった最もシンプルで重要な条件を書いて天皇賞秋の考察は一旦終わりにしたいと思います。
今年の天皇賞秋は3歳馬の参戦がありません。(昨年もなかったですが…)
なので古馬(4歳以上)に絞って1つ指標となる要素を書いて行きたいと思います。
イクイノックス ○
ジャスティンパレス ○
パンサラッサ ○
コントレイル ○
アーモンドアイ ○
フィエールマン ○
アーモンドアイ ○
ダノンプレミアム ○
レイデオロ ○
サングレーザー ○
キタサンブラック ○
サトノクラウン ○
モーリス ○
リアルスティール ○
ラブリーデイ ○
ステファノス ○
スピルバーグ ○
ジェンティルドンナ ○
ジャスタウェイ ○
ジェンティルドンナ ○
エイシンフラッシュ -
トーセンジョーダン ○
ダークシャドウ ○
ブエナビスタ ○
カンパニー ○
スクリーンヒーロー -
ウオッカ ○
ダイワスカーレット ○
メイショウサムソン ○
アグネスアーク ○
ダイワメジャー ○
スウィフトカレント ○
ヘヴンリーロマンス ○
ゼンノロブロイ ○
ゼンノロブロイ ○
リピーターが多いレースですので、名前が2つある馬もいますが上記が過去20年で連対した古馬(4歳以上)35頭になります。
名前の横に書いてある「○」は非常にシンプルな条件に該当しているかの判定です。
ここに該当しなかった馬を見てみましょう。
エイシンフラッシュ
ジャパンC 8着0.7秒差 有馬記念 2着0.1秒差
スクリーンヒーロー
ジャパンC 1着-0.1秒差 有馬記念5着0.5秒差
前年の天皇賞秋以降、古馬秋G1の王道であるジャパンCか有馬記念を連対していました。
2頭共にジャパンCと有馬記念に出走していたのもポイントだと思います。
実績面ではエイシンフラッシュがダービー優勝、スクリーンヒーローはJC優勝と共に東京2400mG1馬であることも共通しています。
今年この辺りを満たしているのは…
ドウデュース
ダービー優勝馬
ジャパンC 4着0.9秒
有馬記念 1着-0.1秒
この馬1頭のみ
その他の馬は○○条件を満たしていない限り厳しい戦いになると思います。
○○に入る条件は次回更新までブログランキングへ公開しておきます。
月曜日から毎日天皇賞秋の過去20年データ考察を書いてきましたが、ここまでの考察を全てチェックしていくと枠順データ含め3着以内の3頭が成立しないくらいガッツリ絞れてきたと思います。
ここまでのデータ考察を振り返りながら何を重視するのかは各自に任せます。
それでは最終結論で会いましょう!お楽しみに。