前走掲示板外だった馬
2017年 3着 モズカッチャン
2013年 3着 リラコサージュ
2008年 1着 ブラックエンブレム
2008年 3着 プロヴィナージュ
2007年 3着 ウオッカ
2004年 3着 ウイングレット
前走で掲示板を外していた馬の好走は20年でわずか6頭です。
連対馬に限れば1頭のみ
今年は登録段階で5頭該当馬がいます。
本日はこの好走パターンを探って行きたいと思います。
好走馬の前走
モズカッチャン ローズS 2番人気7着 0.7秒差
リラコサージュ ローズS 12番人気18着 2.9秒差
ブラックエンブレム ローズS 4番人気15着 2.1秒差
プロヴィナージュ シリウスS 11番人気16着 2.8秒差
ウオッカ 宝塚記念 1番人気8着 1.6秒差
ウイングレット クイーンS 4番人気8着 0.8秒差
これを見る限り前走の着順や人気、着差などは全く気にする必要はなさそうです。
ほとんどの馬がローズSとなっています。
一番特殊なのがプロヴィナージュの前走ダート重賞です。
この馬はここまで9戦を消化しますが、そのうち8戦がダート
実際の秋華賞は3コーナーで先頭、逃げ残りました。
このパターンは相当な例外で、この馬に基準を合わせていたらとんでもないことになるので除外して考察していきます。
毎年前走ダートだった馬が出走するパターンはかなり稀なんですが、今年もそのような馬はいないのでほぼ気にする必要はなさそうです。
そのプロヴィナージュを除けば全馬2走前にはオークス(ウオッカはダービー)に出走していました。
それまでの戦歴を見ると
モズカッチャン G1連対 重賞優勝
リラコサージュ G33着タイム差なし OP優勝
ブラックエンブレム G3優勝
ウオッカ G1優勝
ウイングレット G2連対タイム差なし OP優勝
重賞での好走が全馬にあり。
今年の該当馬を見ていきましょう。
アドマイヤベル
キャットファイト
ホーエリート
ラヴァンダ
ラビットアイ
上記5頭が今年は前走掲示板外に破れた馬
これらの2走前オークス出走があったか見ていきましょう。
アドマイヤベル なし
キャットファイト なし
ホーエリート あり
ラヴァンダ あり
ラビットアイ なし
ここで気になるのがアドマイヤベル
2走前ではなく前走でオークスを使い直行パターンです。
少し注目して調べて見ましたが、過去の6頭を見ると例外なく全馬オークスの後に1戦使っています。
裏返せば、
オークスから直行組はオークス好走馬以外は秋華賞で必ず凡走しているということです。
過去20年調べましたが前走から直行した(オークス)馬は以下
リバティアイランド オークス1着→秋華賞1着
ナミュール オークス3着→秋華賞2着
スターズオンアース オークス1着→秋華賞3着
クロノジェネシス オークス3着→秋華賞1着
アーモンドアイ オークス1着→秋華賞1着
カワカミプリンセス オークス1着→秋華賞1着
これ凄くないですか?
1頭たりとも道を外れることなく直行組はそのまま馬券になっています。
オークス馬券外→秋華賞直行→過去に1頭も好走馬なし
アドマイヤベルには苦しいデータになりました。
昨年もこのパターンでコナコーストが当日人気を背負って大敗、ドゥアイズなども消し該当馬で凡走でした。
話を戻して2走前オークスだった馬がこれまでの実績にどれだけ共通点があるのか?
ただでさえ母数が少ないのであまり厳しいボーダーで縛らないように注意しながらふるいにかけていきたいと思います。
モズカッチャン
過去フローラS優勝 2走前G1 0.3秒差
リラコサージュ
過去フラワー3着(0.0秒差) 3走前OP 1着
ブラックエンブレム
過去フラワーC優勝 2走前G1 0.3秒差
ウオッカ
過去ダービー優勝 2走前G1 1着
ウイングレット
過去新潟2歳S2着(0.0秒差) 3走前OP 1着
A 過去に重賞優勝or勝ち馬からタイム差なし
B 3走内OP1着or2走内G1で0.3秒差
上記2ポイントどちらにも該当した馬しか好走できておりません。
これだけ長い歴史を振り返ってもある程度まとまりのあるボーダーラインに落ち着きます。
早速今年の2走前を見ていきましょう。
アドマイヤベル A
キャットファイト B
ホーエリート なし
ラヴァンダ なし
ラビットアイ なし
実績的にクリアしているのは2頭のみ。
ここまでの2ポイントをまとめて見ましょう。
まとめ
本日は前走掲示板外から巻き返した馬の共通点を探っていきましたが、ローテーションの項目、過去実績共にクリアし今年買える馬は…
いません。
1頭もボーダークリアならず。
これで前走掲示板外だった馬は根拠を持ってしっかりと消すことが出来ました。
明日も別角度から過去20年データ考察をして行きたいと思います。
火曜日限定記事
さて、恒例ではありますが本日最後はイチオシデータです。
鉄板データを紹介して終わりたいと思います。
・桜花賞→オークスの王道パターン
・○○を3番人気以内で連対
・○○で上がり3位以内
上記パターンは前走着順や人気などは一切問わず
過去20年
該当馬【7-3-2-0】好走率100%
このポイントは前走どれだけ大敗してようが、どれだけ人気が無かろうが、どこを使ってようが
11頭出走して過去20年全ての該当馬が秋華賞を好走しているところですね。
クラシックの中でも秋華賞は瞬発力だけではなく前半も流れるのでタフだったり色々と書かれますが、この結果を見る限り○○を好走できていればその対応力の裏付けはある程度取れるのではないかと感じます。
○○に入るキーワードと今年の該当馬を次回更新までブログランキングへ掲載しておきます。