過去10年の好走馬
年 | 着 | 馬名 | 人気 |
2023年 | 1着 | ジャスパークローネ | 5人気 |
2着 | ママコチャ | 1人気 | |
3着 | ストーンリッジ | 9人気 | |
2022年 | 1着 | ボンボヤージ | 16人気 |
2着 | タイセイビジョン | 3人気 | |
3着 | ナムラクレア | 1人気 | |
2021年 | 1着 | ヨカヨカ | 5人気 |
2着 | ファストフォース | 4人気 | |
3着 | モズスーパーフレア | 2人気 | |
2020年 | 1着 | レッドアンシェル | 8人気 |
2着 | モズスーパーフレア | 1人気 | |
3着 | アウィルアウェイ | 10人気 | |
2019年 | 1着 | ダイメイプリンセス | 9人気 |
2着 | ディアンドル | 3人気 | |
3着 | アンヴァル | 5人気 | |
2018年 | 1着 | アレスバローズ | 6人気 |
2着 | ダイメイプリンセス | 4人気 | |
3着 | ラブカンプー | 7人気 | |
2017年 | 1着 | ダイアナヘイロー | 3人気 |
2着 | ナリタスターワン | 14人気 | |
3着 | ラインスピリット | 15人気 | |
2016年 | 1着 | バクシンテイオー | 8人気 |
2着 | ベルカント | 1人気 | |
3着 | オウノミチ | 3人気 | |
2015年 | 1着 | ベルカント | 2人気 |
2着 | ビッグアーサー | 1人気 | |
3着 | ベルルミエール | 4人気 | |
2014年 | 1着 | リトルゲルダ | 8人気 |
2着 | メイショウイザヨイ | 13人気 | |
3着 | カイシュウコロンボ | 17人気 |
過去10年上記30頭
ハンデ戦で毎年大波乱のスプリント重賞ですが、今年は例年と比べて大きく変化している部分があります。
その辺りを含め、今年の条件にフォーカスしながら狙いの馬を考察して行きたいと思います。
開催時期の違いについて
このレースは毎年8月後半(過去10年全て)で開催れていますが、今日のカレンダーを見てみてください。
そうなんです、まだ6月です。
となると明らかに例年と違う部分がありますよね…
「過去10年で初の開幕週開催」
ここに気づいている方、意外と多くないと思います。
これめちゃくちゃ重要です。
と言うのも開催2~4週目で毎年開催されるこの北九州記念ですが、過去10年の好走馬30頭中、半数以上が4角5番手以内の先行有利のレース
今年は更にその傾向が強まる可能性大と言う事になります。
なんですが、心配なのが天気です。
小倉は週中ずっと雨が降り続け、恐らく土曜日の開催1発目から良馬場は絶望的かなと。
日曜日は晴れるみたいですが外差しが効いてくる可能性もあるので本当に難しい1戦だと思います。
頑張って回復して稍重程度になれば、2021年、2020年の同じケースを見ても好走馬6頭中4頭が4角3番手以内と前有利は変わらないので基本はやはり前重視で良いのかなと。
晴れる前提で予想をして行きますので、お蔵入りにならないよう快晴を願うばかりです。
黙って牝馬を買え
牡馬 4-4-4-84 4.2%/8.3%/12.5%
牝馬 6-6-6-74 7.8%/15.6%/23.4%
タイトル通りですが、夏は牝馬と言わんばかりの数値です。
実際に過去10年出走した牝馬の単勝を全てベタ買いしても「回収率303%」とヤバい事になってます。
もう予想なんかせず「黙って牝馬を買え」です。
ママコチャ
ボンボヤージ
ナムラクレア
ヨカヨカ
モズスーパーフレア
モズスーパーフレア
アウィルアウェイ
ダイメイプリンセス
ディアンドル
アンヴァル
ダイメイプリンセス
ラブカンプー
ダイアナヘイロー
ベルカント
ベルカント
ベルルミエール
リトルゲルダ
メイショウイザヨイ
リピーターも多いので名前が重なる馬もいますが、過去10年で好走した全18頭です。
これらの共通点を探していきましょう。
まずは前走を見てみると18頭中2頭が前走着差0.5秒以上、それ以外は全て0.4秒差以内でした。
例外だった2頭はボンボヤージ(前走OP上がり最速)、アウィルアウェイ(前走G3上がり3位)でどちらも差して届かなかった2頭です。
次に前走人気を見ると18頭中12頭が前走1~5人気以内、前走G1~G3だった馬を例外扱いとするなら18頭16頭が前走5人気以内orG3以上出走馬でした。
条件を満たしていなかった2頭はボンボヤージ(小倉5戦2勝連対率60%)、メイショウイザヨイ(小倉3戦2勝連対率66%)どちらも小倉巧者でした。
最後に前走の斤量に注目すると18頭中14頭が前走54キロ以上を背負っていました。
ナムラクレア(函館SS-0.4秒差)、ヨカヨカ(CBC賞0.4秒差)、ラブカンプー(アイビスSD0.2秒差)、ベルルミエール(CBC賞0.2秒差)全て前走G3以上かつ着差0.4秒差以内でした。
今年は開催時期が違うので特に前走ステップがCBC賞、アイビスSDなど本来はこれらが終わった後に北九州記念なので全く比較にならないのでデータ考察はかなり厳しい印象なので、あくまでも参考程度に。
今年の該当馬を見ていきましょう。
グランテスト
サーマルウインド
サウンドビバーチェ
スリーパーダ
テイエムスパーダ
ナナオ
バースクライ
ピューロマジック
モズメイメイ
今年の牝馬は上記9頭
現時点で登録が24頭いるので、この中から何頭かは出走しないと思いますが一応全馬見ていきたいと思います。
A 前走は着差0.4秒差以内(例外はOP上がり最速orG3以上で上がり3位以内)
B 前走5番人気以内かG3以上出走(例外は小倉2勝以上かつ連対率60%以上)
C 前走斤量54キロ以上(例外は前走G3以上かつ着差0.4秒差以内)
一応過去の好走馬は全て上記3つ全て該当しており全馬拾えているので、こちらで判定して行きたいと思います。
グランテスト ABC
サーマルウインド ABC
サウンドビバーチェ ABC
ナナオ ABC
バースクライ ABC
ピューロマジック ABC
モズメイメイ ABC
残ったのが上記7頭
かなり多めですが、前走2桁着順かつ2桁人気だった馬がボンボヤージしかおらず、基本的に例外馬のほとんどが小倉巧者だった事を考えると、全く実績の無いサウンドビバーチェ、モズメイメイの2頭は流石に近走の戦績を見ても厳しいかなと感じます。
となると残った馬は…
グランテスト
サーマルウインド
ナナオ
バースクライ
ピューロマジック
上記5頭
これらが本命候補となります。
推薦馬
▲ナナオ
これまで速い時計がなく、重賞ではワンパンチ足りなかった馬だが前走の速い時計に対応してきたのは収穫だった。
3ヶ月の休み明けから+14キロと馬体もパワーアップし、レースでは外枠から若干ロスありながらも先行し、11秒前半のLAPでは差が縮まらなかったが、11秒後半になったラスト50m辺りの脚を見ると時計は掛かった方が確実に良い馬だと再確認
バテない持続する脚が持ち味で、ここも大きく崩れることも無いだろうし天候に関してはまさに恵みの雨だろう。
斤量も味方して積極的に運ぶだろうし、終いの脚も使える馬なので注目したいと思います。
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前走は4角出口でスペースが無くなり外に出す際に接触する不利、再度内に切り替えて馬群を割ってしぶとく伸びていた。
勝ち馬もG1で上位人気に支持される実力馬ですし、メンバー的にも評価できる内容だった。
2走前は枠の影響で終始外を回されており、直線でも接触があったりと噛み合わなかったレースなので評価を下げる必要はなし。
条件クラスから全て1発回答してきたように、噛み合えば普通に重賞では上位の馬
今回の想像以上の雨はプラスに働くことはあまりなさそうなのと、とにかく枠が厳しすぎるので鞍上頼みの部分もあるが、それと比例してオッズ妙味が上がりまくっている。
後は午前中でどれだけ差しが決まっているのか、外は使えるのか、馬場が全く読めないが流石にこのオッズは舐められすぎなので注目したい。
◎グランテスト
前走はスタートを決めて枠なりに外目を追走していたが、直線では簡単に前を捕まえて勝利
走破時計も直近と比較しても良いタイムで走れており、完勝と言う内容だった。
2走前は稍重で伸びないインから狭い場所でかなり窮屈に、前が壁になり追えていない場面があったりスペースが開いて再度伸びているシーンを見る限り完全に度外視して良いレースだった。
3走前に負かした相手もOP登録しており昇級戦であっても斤量差を活かしてそこまで差は無いと感じる。
負けたレースは出遅れ、イン前決着で外、直線不利など全て綺麗に理由がつく馬で、その中でも上がりをしっかり使って崩れていない点も評価したい。
昨年の夏明けに休養から再スタートしてデビューから約20キロ近く成長し、ここまで全て着差0.3秒差以内とまさに充実期
これまで走ってきた斤量の中では最も軽い部類に入るし、想定以上に雨が降って馬場が心配ではあるが、この人気なら馬券内は面白い1頭だと思うので注目したい。