中京開催過去3年
| 年 | 着 | 馬名 | 人気 |
| 2022年 | 1着 | ジャスティンパレス | 5人気 |
| 2着 | ヤマニンゼスト | 12人気 | |
| 3着 | ボルドグフーシュ | 4人気 | |
| 2021年 | 1着 | ステラヴェローチェ | 2人気 |
| 2着 | レッドジェネシス | 5人気 | |
| 3着 | モンテディオ | 8人気 | |
| 2020年 | 1着 | コントレイル | 1人気 |
| 2着 | ヴェルトライゼンデ | 3人気 | |
| 3着 | ロバートソンキー | 14人気 |
上記9頭
今回と同じ条件は3回しかなく、データ予想が難しいのでレース回顧中心の予想になります。
しかし中京2200mの舞台は、かなり傾向が偏りやすいコースとなっていますので、この舞台に合いそうな馬を予測しながら考察してきたいと思います。
中京2200mについて
これまで中京開催の重賞は前日のバイアスを良く観察し、どの馬が恩恵を受けやすいかをテーマに予想してきました。
小倉2歳Sエイシンワンド（4角2番手）、ローズSセキトバイースト(4角1番手)など、単体で妙味が取れる4角1～2番手の馬を指名、今回も前目につける馬を狙いたいところですが、中京2200mは真逆なんです。
普段から前半のペースが上がりやすく差しが決まりやすいコース、これまでの3回で好走馬のコーナー位置を確認してみると…
ジャスティンパレス 5,4,3
ヤマニンゼスト 13,13,11
ボルドグフーシュ 15,13,16
ステラヴェローチェ 8,9,9
レッドジェネシス 8,7,6
モンテディオ 2,2,2
コントレイル 7,8,6
ヴェルトライゼンデ 14,15,16
ロバートソンキー 12,13,10
4角1～3番手以内は2頭のみ。
それ以外は4角5番手以下からで9頭中4頭が後方待機の4角10番手以下の馬でした。
当たり前に上がりも重要で、過去の好走馬の上がりを確認してみると…
ジャスティンパレス 2位
ヤマニンゼスト 3位
ボルドグフーシュ 1位
ステラヴェローチェ 1位
レッドジェネシス 6位
モンテディオ 2位
コントレイル 2位
ヴェルトライゼンデ 1位
ロバートソンキー 3位
9頭中8頭が上がり3位以内を記録しています。
流石に強行開催で例年よりも差しが決まりやすい馬場になっているのが普通なので今年も末脚重視が基本になります。
今年のメンバーレベルについて
皆さんご存知の通り、今年のメンバーレベルは非常に低いと思います。
その原因の1つに「前走ダービー組上位馬の不在」が第一に挙げられます。
ダービー最先着馬 ジューンテイク10着14番人気
ダービー最高人気 ビザンチンドリーム 17着10番人気
これは神戸新聞杯の中でも前走ダービー組の質としては過去最低で間違いありません。
となると自然に「別路線組」の好走期待値が上がっているので、オッズ妙味的にも正しいレース回顧から過去の重賞実績馬を倒せる馬をピックアップするのが今年の神戸新聞杯の攻略法だと個人的に思っています。
| 年 | 着 | 馬名 | 前走 |
| 2023年 | 1着 | サトノグランツ | 東京優駿G1 |
| 2着 | サヴォーナ | 信夫山特･2勝 | |
| 3着 | ファントムシーフ | 東京優駿G1 | |
| 2022年 | 1着 | ジャスティンパレス | 東京優駿G1 |
| 2着 | ヤマニンゼスト | 藻岩山特･2勝 | |
| 3着 | ボルドグフーシュ | 一宮特別･2勝 | |
| 2021年 | 1着 | ステラヴェローチェ | 東京優駿G1 |
| 2着 | レッドジェネシス | 東京優駿G1 | |
| 3着 | モンテディオ | ルスツ特･1勝 | |
| 2020年 | 1着 | コントレイル | 東京優駿G1 |
| 2着 | ヴェルトライゼンデ | 東京優駿G1 | |
| 3着 | ロバートソンキー | １勝ｸﾗｽ | |
| 2019年 | 1着 | サートゥルナーリア | 東京優駿G1 |
| 2着 | ヴェロックス | 東京優駿G1 | |
| 3着 | ワールドプレミア | 若葉Ｓ(L) | |
| 2018年 | 1着 | ワグネリアン | 東京優駿G1 |
| 2着 | エタリオウ | 東京優駿G1 | |
| 3着 | メイショウテッコン | ラジオNIＨG3 | |
| 2017年 | 1着 | レイデオロ | 東京優駿G1 |
| 2着 | キセキ | 信濃川Ｈ1000 | |
| 3着 | サトノアーサー | 東京優駿G1 | |
| 2016年 | 1着 | サトノダイヤモンド | 東京優駿G1 |
| 2着 | ミッキーロケット | ＨＴＢ賞1000 | |
| 3着 | レッドエルディスト | 東京優駿G1 | |
| 2015年 | 1着 | リアファル | マレーシ1600 |
| 2着 | リアルスティール | 東京優駿G1 | |
| 3着 | トーセンバジル | 白百合Ｓ | |
| 2014年 | 1着 | ワンアンドオンリー | 東京優駿G1 |
| 2着 | サウンズオブアース | 東京優駿G1 | |
| 3着 | トーホウジャッカル | 玄海特Ｈ1000 |
ダービー組が全て凡走した年はありませんし、好走馬30頭中18頭と半分以上、さらに勝ち馬は10年中9年と外せない前走ローテです。
これだけ毎年ダービー組がリンクしていますので今年も独占なんてことも可能性としてゼロでは無いと思います。
しかし個人的にG2～G3戦のデータは参考程度なので、やっぱり今年に限っては末脚を使える上がり馬に期待して予想したいと思います。
推薦馬
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前走の道中は馬群に包まれストレスが掛かる状態だったが4角でスムーズに追い出されると、外から完全に差し切ったような脚で上がってきた勝ち馬と併せ馬の形になり二段階で末脚を使っている。
ゴール板通過は完全に首の上げ下げで後1ミリの運がなかっただけ、内容はほぼ勝ちに等しく戦歴からもまだ底が見えていない。
勝ち馬は4戦3勝オール上がり1～2位の素質馬、3着に入ったサトノシュトラーセも京都2歳Sでシンエンペラーの0.1秒差と非常に濃いメンバー構成だった。
これらを物差しにすると今回のメンバーの中では上位に食い込んでも全く不思議ではない馬で、この時の走破タイムも新潟最終週にしては相当優秀なタイムだった。
新馬戦からの3戦全てで前から3番手以内につけ、ラストは爆発的なキレはないが減速しない長く良い脚を使うレースが特徴的、それがこの馬の良さだが見た目に派手さが無くおそらく当日も人気はかなり下だろう。
更に陣営は前走より状態は良いと早い段階でキッパリ、前走の1週前コース追いのタイムよりも今回は3秒以上も短縮しており相当具合の良さが伝わってくる走破タイムだ。
馬群に包まれてもまったく怯まないレースセンスの高さ、並ばれてから見せる勝負根性の強さ、時計面でも裏付けあり、重賞級メンバーでも勝ち負けできる能力となれば期待したい。
明日の予報が不明だが一応稍重～重馬場想定で予想、力の必要な馬場でも上がりを使える馬、そして本命候補が取り消しになったので、せっかくなら馬券外覚悟でオッズ妙味に全振りしたいと考えてこの馬にしました。
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