エリザベス女王杯を連対した馬一覧
2024年
スタニングローズ
ラヴェル
2023年
ブレイディヴェーグ
ルージュエヴァイユ
2022年
ジェラルディーナ
ウインマリリン(同着)
ライラック(同着)
2021年
アカイイト
ステラリア
2020年
ラッキーライラック
サラキア
2019年
ラッキーライラック
クロコスミア
2018年
リスグラシュー
クロコスミア
2017年
モズカッチャン
クロコスミア
2016年
クイーンズリング
シングウィズジョイ
2015年
マリアライト
ヌーヴォレコルト
2014年
ラキシス
ヌーヴォレコルト
2013年
メイショウマンボ
ラキシス
2012年
レインボーダリア
ヴィルシーナ
2011年
スノーフェアリー
アヴェンチュラ
2010年
スノーフェアリー
メイショウベルーガ
2009年
クィーンスプマンテ
テイエムプリキュア
2008年
リトルアマポーラ
カワカミプリンセス
2007年
ダイワスカーレット
フサイチパンドラ
2006年
フサイチパンドラ
スイープトウショウ
2005年
スイープトウショウ
オースミハルカ
過去20年で上記41頭
一昨年はG1で珍しい2着同着、データの枠が広がりますが非常に重要な考察なので解析していきましょう。
連対馬の距離実績について
まず注目したいのが連対馬の距離実績
スタニングローズ 2000mG1 1着
ラヴェル 距離実績なし
ブレイディヴェーグ 距離実績なし
ルージュエヴァイユ 距離実績なし
ジェラルディーナ 2500mG2 1着
ウインマリリン 2200mG2 1着
ライラック 距離実績なし
アカイイト 2000m1着
ステラリア 2000m1着
ラッキーライラック 2000mG1 1着
サラキア 距離実績なし
ラッキーライラック 2400mG1 3着
リスグラシュー 2000mG1 2着
クロコスミア 2000m1着
モズカッチャン 2000mG2 1着
クロコスミア 2000m1着
クイーンズリング 2000mG1 2着
シングウィズジョイ 2000mG2 1着
マリアライト 2000m1着
ヌーヴォレコルト 2400mG1 1着
ラキシス 2000m1着
ヌーヴォレコルト 2400mG1 1着
メイショウマンボ 2400mG1 1着
ラキシス 2000m1着
レインボーダリア 2000m1着
ヴィルシーナ 2000m1着
スノーフェアリー 2400mG1 1着
アヴェンチュラ 2000mG1 1着
スノーフェアリー 2400mG1 1着
メイショウベルーガ 2400mG2 1着
クィーンスプマンテ 2600mOP 1着
テイエムプリキュア 2400mG2 1着
リトルアマポーラ 距離実績なし
カワカミプリンセス 2400mG1 1着
ダイワスカーレット 2000mG1 1着
フサイチパンドラ 2200mG1 1着
フサイチパンドラ 2400mG1 2着
スイープトウショウ 2200mG1 1着
スイープトウショウ 2200mG1 1着
オースミハルカ 2200mG1 2着
ブエナビスタが3着に破れ11番人気のクィーンスプマンテと12番人気のテイエムプリキュアで決着した2009年のエリザベス女王杯もしっかりとこの2頭には長距離適性がありました。
非根幹距離なのでスピードよりもパワーやスタミナ寄りのレースになりやすく、驚くのがリピーターの多さ。
3着まで広げても
アドマイヤグルーヴ 2003年1着
アドマイヤグルーヴ 2004年1着
アドマイヤグルーヴ 2005年3着
オースミハルカ 2005年2着
オースミハルカ 2006年2着
スイープトウショウ 2005年1着
スイープトウショウ 2006年2着
スイープトウショウ 2007年3着
フサイチパンドラ 2006年1着
フサイチパンドラ 2007年2着
アパパネ 2010年3着
アパパネ 2011年3着
スノーフェアリー 2010年1着
スノーフェアリー 2010年1着
ラキシス 2013年2着
ラキシス 2014年1着
ヌーヴォレコルト 2014年2着
ヌーヴォレコルト 2015年2着
ミッキークイーン 2016年3着
ミッキークイーン 2017年3着
モズカッチャン 2017年1着
モズカッチャン 2018年3着
クロコスミア 2017年2着
クロコスミア 2018年2着
クロコスミア 2019年2着
ラッキーライラック 2019年1着
ラッキーライラック 2020年1着
ラヴズオンリーユー 2019年3着
ラヴズオンリーユー 2020年3着
ここまでリピーター色の強いG1は他に無いと思います。
それだけ適正が偏ると言っても過言じゃないレースだと思います。
距離の話題に戻しまして
2000mG1で3着以内、2000m以上に勝鞍(OP)のなかった例外の6頭を見てみます。
ラヴェル 距離実績なし
ブレイディヴェーグ 距離実績なし
ルージュエヴァイユ 距離実績なし
ライラック 距離実績なし
サラキア 距離実績なし
リトルアマポーラ 距離実績なし
ラヴェル
オークス4着
京都記念0.5秒差5着
ブレイディヴェーグ
非根幹距離連対率100%
全競走連対率100%
ルージュエヴァイユ
府中牝馬S 0.0秒差2着
エプソムC 0.2秒差2着
非根幹距離5戦4連対
ライラック
非根幹距離勝率100%
前走秋華賞0.8秒差上がり2位
サラキア
フローラS 0.2秒差4着
秋華賞 0.5秒差4着
前走非根幹距離G2 1着
リトルアマポーラ
京成杯 0.2秒差4着
オークス 0.5秒差7着
前走秋華賞 0.3秒差上がり1位
オースミハルカ
秋華賞 0.3秒差6着
前走非根幹距離G2 1着
クラシックで0.5秒差以内か掲示板以内、G2以上の非根幹重賞で0.5秒差以内か掲示板以内、非根幹距離100%の距離巧者が目立ちます。(複数該当必須)
昨年のラヴェルが大きくボーダーを下げている現状なので厳しく査定していく必要があります。
該当馬
早速今年の出走予定馬を見ていきましょう。
アドマイヤマツリ
エリカエクスプレス
オーロラエックス
カナテープ
ケリフレッドアスク
ココナッツブラウ
サフィラ
シンリョクカ
ステレンボッシュ
セキトバイースト
パラディレーヌ
フェアエールング
ボンドガール
ライラック
ランスオブクイーン
リンクスティップ
レガレイラ
ヴェルミセル
月曜日の段階で判断が難しいですが、ラヴァンダはマイルCSに向かうと思うので上記からは除外しています。
アドマイヤマツリ なし
ヴェルミセル なし
エリカエクスプレス 秋華賞2着
オーロラエックス なし
カナテープ なし
ケリフレッドアスク 紫苑S1着
ココナッツブラウン なし
サフィラ なし
シンリョクカ 新潟記念1着
ステレンボッシュ 秋華賞3着
セキトバイースト なし
パラディレーヌ 秋華賞3着
フェアエールング 小倉牝馬S1着
ボンドガール 秋華賞2着
ライラック エリザベス女王杯2着
ランスオブクイーン なし
リンクスティップ なし
レガレイラ 有馬記念1着
例外候補の9頭を見てくと…
アドマイヤマツリ 非根幹距離6戦5連対
ヴェルミセル ダイヤモンドS3着 京都大賞典3着
オーロラエックス 非根幹重賞実績なし
カナテープ アイルランドT3着 府中牝馬S2着
ココナッツブラウン 非根幹距離7戦6回好走 クイーンS2着
サフィラ 非根幹重賞実績なし
セキトバイースト 府中牝馬S1着
ランスオブクイーン オークス5着0.4秒差
リンクスティップ オークス5着0.5秒差 きさらぎ賞2着
複数該当は必須なので強調材料が1つのみは厳しく判定します。
一番例外候補で走っている条件として秋華賞の実績があるのですが、今年は1頭も条件を満たす馬はいませんでした。
狙い目の距離実績
距離実績でも熱いパターンは以下
2024年1着スタニングローズ 2000mG1 1着
2022年1着ジェラルディーナ 2200mG2 1着
2022年2着ウインマリリン 2200mG2 1着
2021年2着ステラリア 2000mOP1着
2020年1着ラッキーライラック 2000mG1 1着
2019年2着クロコスミア 2200mG1 2着
2018年1着リスグラシュー 2000mG1 2着
2018年2着クロコスミア 2200mG1 2着
2017年1着モズカッチャン 2000mG2 1着
2016年1着クイーンズリング 2000mG1 2着
2016年2着シングウィズジョイ 2000mG2 1着
2015年2着ヌーヴォレコルト 2400mG1 1着
2014年2着ヌーヴォレコルト 2400mG1 1着
2013年1着メイショウマンボ 2400mG1 1着
2012年2着ヴィルシーナ 2400mG1 2着
2011年1着スノーフェアリー 2400mG1 1着
2011年2着アヴェンチュラ 2000mG1 1着
2010年1着スノーフェアリー 2400mG1 1着
2010年2着メイショウベルーガ 2400mG2 1着
2009年2着テイエムプリキュア 2400mG2 1着
2008年2着カワカミプリンセス 2400mG1 1着
2007年1着ダイワスカーレット 2000mG1 1着
2007年2着フサイチパンドラ 2200mG1 1着
2006年1着フサイチパンドラ 2400mG1 2着
2006年2着スイープトウショウ 2200mG1 1着
2005年1着スイープトウショウ 2200mG1 1着
2005年2着オースミハルカ 2200mG1 2着
ステラリアのみOPでしたが基本的には2000m以上のG2優勝馬orG1連対馬が毎年のように好走中
さらに直近10年ベースで見ると
2023年
ルージュエヴァイユ 前走府中牝馬S2着
2022年
ジェラルディーナ 前走オールカマー1着
ライラック 前走秋華賞上がり2位
2021年
ステラリア 前走秋華賞上がり2位
2020年
サラキア 前走府中牝馬S1着
2019年
ラッキーライラック 前走府中牝馬S3着
2018年
リスグラシュー 前走府中牝馬S2着
2017年
モズカッチャン 前走秋華賞3着
クロコスミア 前走府中牝馬S1着
2016年
クイーンズリング 前走府中牝馬S1着
2015年
ヌーヴォレコルト 前走オールカマー2着
前走で非根幹重賞の府中牝馬S、オールカマーの好走馬or秋華賞組(3歳馬)が熱いです。
昨年は上記とは別レースではありますが、非根幹重賞であるクイーンSを0.2秒差で走っていたスタニングローズが好走
基本的に過去20年で見てもほぼこの傾向は変わりませんが今とローテションが違ったりとややこしいので省きます。
上記を含めて今回の記事で買い材料のある馬をまとめて行きましょう。
まとめ
本日は距離実績を中心に過去20年の連対馬について考察してきましたが、ここまでの考察で今年買えそうな馬は…
エリカエクスプレス 秋華賞2着
ケリフレッドアスク 紫苑S1着
シンリョクカ 新潟記念1着
ステレンボッシュ 秋華賞3着
パラディレーヌ 秋華賞3着
フェアエールング 小倉牝馬S1着
ボンドガール 秋華賞2着
ライラック エリザベス女王杯2着
レガレイラ 有馬記念1着
上記9頭
この中でも熱い条件に当てはまるのは…
エリカエクスプレス
パラディレーヌ
レガレイラ
上記3頭の内、最低1頭は連対する確率が高いと思います。
月曜日限定記事
本日の距離実績に繋がる話なのですが、このエリザベス女王杯は本当に適正が明確に出るレースだなと改めて感じるデータがあるので最後に書いて終わりにしたいと思います。
過去20年
5歳以上でエリザベス女王杯を好走した馬一覧
スタニングローズ
ウインマリリン
ラッキーライラック
サラキア
クロコスミア19年
クロコスミア18年
ミッキークイーン
レインボーダリア
メイショウベルーガ
クィーンスプマンテ
テイエムプリキュア
カワカミプリンセス
スイープトウショウ07年
スイープトウショウ06年
オースミハルカ
アドマイヤグルーヴ
上記16頭の内、12頭には○○実績がありました。
残りの4頭は2000m以上のクラシック優勝馬or同年2400m以上のOP優勝馬でした。
今年これに該当しない馬が多く、距離の不安がある馬が非常に多い印象です。
当日1~2番人気以内だった馬
レガレイラ 1人気 5着
ホールネス 2人気 3着
ブレイディヴェーグ 1人気 1着
ジェラルディーナ 2人気 5着
デアリングタクト 1人気 6着
スタニングローズ 2人気 14着
レイパパレ 1人気 6着
アカイトリノムスメ 2人気 7着
ラッキーライラック 1人気 1着
ノームコア 2人気 16着
ラヴズオンリーユー 1人気 3着
クロノジェネシス 2人気 5着
モズカッチャン 1人気 3着
ノームコア 2人気 5着
ヴィブロス 1人気 5着
ルージュバック 2人気 9着
ミッキークイーン 2人気 3着
マリアライト 1人気 6着
ヌーヴォレコルト 1人気 2着
ラキシス 2人気 11着
ヌーヴォレコルト 1人気 2着
メイショウマンボ 2人気 12着
メイショウマンボ 2人気 1着
ヴィルシーナ 1人気 10着
ヴィルシーナ 1人気 2着
フミノイマージン 2人気 11着
スノーフェアリー 1人気 1着
アヴェンチュラ 2人気 2着
メイショウベルーガ 2人気 2着
アパパネ 1人気 3着
ブエナビスタ 1人気 3着
ブロードストリート 2人気 6着
カワカミプリンセス 1人気 2着
ベッラレイア 2人気 3着
ダイワスカーレット 1人気 1着
スイープトウショウ 2人気 3着
スイープトウショウ 2人気 3着
カワカミプリンセス 1人気 12着
スイープトウショウ 2人気 1着
エアメサイア 1人気 5着
20年で上記40頭
特に過去10年で見ると20頭中13頭の当日1~2番人気が飛んでおり波乱傾向の強いレースで、1番人気が簡単に飛びやすいレースでもあります。
好走馬の前走
5着 レガレイラ ローズSG2 5着
3着 ホールネス 新潟牝馬OP 1着
1着 ブレイディヴェーグ ローズSG2 2着
5着 ジェラルディーナ オールカG2 6着
6着 デアリングタクト オールカG2 6着
14着 スタニングローズ 秋華賞G1 1着
6着 レイパパレ オールカG2 4着
7着 アカイトリノムスメ 秋華賞G1 1着
1着 ラッキーライラック 札幌記念G2 3着
16着 ノームコア 札幌記念G2 1着
3着 ラヴズオンリーユー 優駿牝馬G1 1着
5着 クロノジェネシス 秋華賞G1 1着
3着 モズカッチャン 札幌記念G2 3着
5着 ノームコア 紫苑SG3 1着
5着 ヴィブロス アイルラG2 2着
9着 ルージュバック オールカG2 1着
3着 ミッキークイーン ヴィクトG1 2着
6着 マリアライト オールカG2 5着
2着 ヌーヴォレコルト オールカG2 2着
11着 ラキシス 京都大賞G2 4着
2着 ヌーヴォレコルト 秋華賞G1 2着
12着 メイショウマンボ 京都大賞G2 10着
1着 メイショウマンボ 秋華賞G1 1着
10着 ヴィルシーナ 京都大賞G2 8着
2着 ヴィルシーナ 秋華賞G1 2着
11着 フミノイマージン 京都大賞G2 4着
1着 スノーフェアリー チャンG1 3着
2着 アヴェンチュラ 秋華賞G1 1着
2着 メイショウベルーガ 京都大賞G2 1着
3着 アパパネ 秋華賞G1 1着
3着 ブエナビスタ 秋華賞G1 3着
6着 ブロードストリート 秋華賞G1 3着
2着 カワカミプリンセス 府中牝馬G3 2着
3着 ベッラレイア 府中牝馬G3 3着
1着 ダイワスカーレット 秋華賞G1 1着
3着 スイープトウショウ スワンSG2 4着
3着 スイープトウショウ 天皇賞秋G1 5着
12着 カワカミプリンセス 秋華賞G1 1着
1着 スイープトウショウ 天皇賞秋G1 5着
5着 エアメサイア 秋華賞G1 1着
ちょっと分かりにくくてすません。
赤く塗ったのが好走した馬で、青く塗った馬が当日1~2番人気に支持されるも凡走してしまった馬です。
見ての通り、前走好走していた馬は好走傾向で前走凡走していた馬が凡走傾向です。
前走OP以上で好走していた馬→【5-6-7-10】
前走OP以上で馬券外だった馬→【1-0-2-9】
これ非常に面白いのが、前走馬券外だった馬のエリザベス女王杯好走3回は全てスイープトウショウ1頭が作り出した記録なんです。
2006年3着スイープトウショウ 前走スワンS4着0.4秒差
2005年3着スイープトウショウ 前走天皇賞秋5着0.4秒差
2004年1着スイープトウショウ 前走天皇賞秋5着0.3秒差
どれも前走着順が惜しいのですが、上記を踏まえ当日1~2番人気で好走した馬は
前走OP以上で3着以内orG1で着差0.4秒以内(+エリザベス女王杯複数好走馬)しか馬券になっていません。
上記を満たしていない馬は過去20年全馬が凡走していたことになります。
重要な距離実績
5着 レガレイラ ×
3着 ホールネス ◯
1着 ブレイディヴェーグ ◯
5着 ジェラルディーナ ◯
6着 デアリングタクト ◯
14着 スタニングローズ ◯
6着 レイパパレ ×
7着 アカイトリノムスメ ◯
1着 ラッキーライラック ◯
16着 ノームコア ×
3着 ラヴズオンリーユー ◯
5着 クロノジェネシス ◯
3着 モズカッチャン ◯
5着 ノームコア ×
5着 ヴィブロス ×
9着 ルージュバック ◯
3着 ミッキークイーン ◯
6着 マリアライト ◯
2着 ヌーヴォレコルト ◯
11着 ラキシス ◯
2着 ヌーヴォレコルト ◯
12着 メイショウマンボ ◯
1着 メイショウマンボ ◯
10着 ヴィルシーナ ◯
2着 ヴィルシーナ ◯
11着 フミノイマージン ×
1着 スノーフェアリー ◯
2着 アヴェンチュラ ◯
2着 メイショウベルーガ ◯
3着 アパパネ ◯
3着 ブエナビスタ ◯
6着 ブロードストリート ◯
2着 カワカミプリンセス ◯
3着 ベッラレイア ◯
1着 ダイワスカーレット ◯
3着 スイープトウショウ ◯
3着 スイープトウショウ ◯
12着 カワカミプリンセス ◯
1着 スイープトウショウ ◯
5着 エアメサイア ◯
1着 アドマイヤグルーヴ ◯
5着 スイープトウショウ ◯
上記は距離実績についてまとめたものです。
具体的には下記3項目
・G2~G1で2400m以上勝利経験
・G1で2200m以上連対経験
・3歳馬+前走秋華賞好走馬(orキャリア6戦以下で好走率100%の4歳以下馬)
上記どれか該当馬は◯、何も満たさない馬は×
3歳馬はキャリアが浅く基本的にはクラシック成績が判断材料ですが、キャリアが浅い中で好走したラヴズオンリーユーとブレイディヴェーグは共に出走レース全て連対、4歳馬にも関わらず3歳馬と変わらない出走数しか無かったホールネスも出走レースを全て好走していました。
それ意外は基本的に長いところのG2か非根幹G1で過去に連対していた馬が人気で信頼が置けるタイプで、逆にどこにも実績のない馬は過去20年の最高着順は5着と厳しい結果となっています。
ここまで考察してきた重要ポイント、「前走+距離実績」をまとめてみましょう。
過去20年当日1~2番人気
5着 レガレイラ × ×
3着 ホールネス ◯ ◯
1着 ブレイディヴェーグ ◯ ◯
5着 ジェラルディーナ × ◯
6着 デアリングタクト × ◯
14着 スタニングローズ ◯ ◯
6着 レイパパレ × ×
7着 アカイトリノムスメ ◯ ◯
1着 ラッキーライラック ◯ ◯
16着 ノームコア ◯ ×
3着 ラヴズオンリーユー ◯ ◯
5着 クロノジェネシス ◯ ◯
3着 モズカッチャン ◯ ◯
5着 ノームコア ◯ ×
5着 ヴィブロス ◯ ×
9着 ルージュバック ◯ ◯
3着 ミッキークイーン ◯ ◯
6着 マリアライト × ◯
2着 ヌーヴォレコルト ◯ ◯
11着 ラキシス × ◯
2着 ヌーヴォレコルト ◯ ◯
12着 メイショウマンボ × ◯
1着 メイショウマンボ ◯ ◯
10着 ヴィルシーナ × ◯
2着 ヴィルシーナ ◯ ◯
11着 フミノイマージン × ×
1着 スノーフェアリー ◯ ◯
2着 アヴェンチュラ ◯ ◯
2着 メイショウベルーガ ◯ ◯
3着 アパパネ ◯ ◯
3着 ブエナビスタ ◯ ◯
6着 ブロードストリート ◯ ◯
2着 カワカミプリンセス ◯ ◯
3着 ベッラレイア ◯ ◯
1着 ダイワスカーレット ◯ ◯
3着 スイープトウショウ ◯ ◯
3着 スイープトウショウ ◯ ◯
12着 カワカミプリンセス ◯ ◯
1着 スイープトウショウ ◯ ◯
5着 エアメサイア ◯ ◯
両方満たす馬→【6-7-8-7】好走率72.4%
両方満たさない馬→【0-0-0-12】好走率0%
ちなみに昨年の1番人気1.9倍だったレガレイラも、この項目で「飛ぶ可能性が非常に高い人気馬」と結論付け、本命は一切打たない事を宣言したくらいでした。
レースでは不利が重なって不完全燃焼のレースになりましたが、もし不利が無ければ…と言う不確定な想像だけの話は置いといて、客観的な数字としては過去20年共通データをクリアした1~2番人気しか好走できてきません。
今年の該当馬
さて本題です。
今年の想定オッズを見てみましょう。
1番人気 レガレイラ
2番人気 ココナッツブラウン
当日2番人気がココナッツブラウンなのかパラディレーヌなのかは不明ですが、記事を書いている火曜日段階ではnetkeibaの俺プロ予想、JRAVANのユーザー投票を見てもレガレイラとココナッツブラウンが抜けた1~2番人気だったので、この2頭を見て行こうと思います。
まずは前走から見ていきましょう。
レガレイラ オールカマーG2 1着
ココナッツブラウン 札幌記念G2 2着
今年はどちらも前走好走馬なので問題なさそうです。
次に距離実績を見ていきましょう。
レガレイラ 有馬記念1着
ココナッツブラウン なし
ここで差が出ましたね。
昨日も触れましたが、ココナッツブラウンに関しては5歳馬にも関わらず圧倒的に実績不足感は否めません。
クラシック未出走、重賞未勝利、こうなると距離実績が欲しいところですが2000m以上は前走の1回だけ。
飛ぶ理由は正直揃いすぎているくらいに思いますが、直近2走の末脚があまりにも強烈で個人的にも評価したい1頭ではあったのですが…今年はレガレイラが昨年と違い実績を積んで条件クリアで挑むとなると馬券的にはこちらを嫌う方向になりそうです。
まとめ
本日は当日1~2番人気以内で好走した馬、凡走した馬の共通点を考察してきましたが、今年該当のレガレイラと恐らく当日2番人気のココナッツブラウンの評価は…
レガレイラ
条件クリアは上記1頭のみ。
もし当日2番人気でココナッツブラウンが好走した場合、スイープトウショウと同じくリピーターになりそうな気がしますので走ったら来年も注目したいと思います。
火曜日限定記事
本日は最後にエリザベス女王における非根幹距離実績の重要性について書きたいと思います。
2024年3着ホールネス
非根幹距離3勝
非根幹距離4連対(連対率100%)
非根幹OP以上1勝(同年1回)
2023年2着ルージュエヴァイユ
非根幹距離3勝
非根幹距離5連対
非根幹OP以上2連対(同年2回)
2022年1着ジェラルディーナ
非根幹距離5勝
非根幹距離5連対
非根幹OP以上1勝(同年1回)
2020年2着サラキア
非根幹距離3勝
非根幹距離6連対
非根幹OP以上2勝(同年2回)
2019年2着クロコスミア
非根幹距離3勝
非根幹距離6連対
非根幹OP以上1勝(過去好走馬)
2018年2着クロコスミア
非根幹距離3勝
非根幹距離5連対
非根幹OP以上1勝(過去好走馬)
2018年3着モズカッチャン
非根幹距離3勝
非根幹距離3連対
非根幹OP以上1勝(過去好走馬)
2017年2着クロコスミア
非根幹距離3勝
非根幹距離4連対
非根幹OP以上1勝(同年1回)
2016年1着クイーンズリング
非根幹距離4勝
非根幹距離4連対
非根幹OP以上3勝(同年2回)
2015年2着ヌーヴォレコルト
非根幹距離2勝
非根幹距離4連対
非根幹OP以上1勝(同年1回)
上記は個人的に注目している実績になります。
かなり好走率が高い割に該当馬は人気馬で固まっている訳でもないので非常に狙い目となりそうです。
最後のヌーヴォレコルトが若干勝利数が足りていないように感じますが、内容としては非根幹距離で3着以下に敗れたのは宝塚記念(0.3秒差5着)の1回のみでした。
更に前年のエリザベス女王杯はタイム差0.0の2着と十分実績があるので強調材料の塊のような1頭です。
前走アイルランドTだった馬
2023年 ルージュエヴァイユ
2021年 アカイイト
2020年 サラキア
2020年 ラヴズオンリーユー
2019年 ラッキーライラック
2019年 クロコスミア
2018年 リスグラシュー
2018年 クロコスミア
2017年 クロコスミア
2016年 クイーンズリング
2016年 シングウィズジョイ
2014年 ディアデラマドレ
2013年 アロマティコ
2012年 レインボーダリア
2011年 アパパネ
2008年 カワカミプリンセス
2008年 ベッラレイア
2006年 ディアデラノビア
2005年 オースミハルカ
過去20年で上記19頭
今年からアイルランドトロフィー府中牝馬Sの名称がアイルランドトロフィーに変更され新しくエリザベス女王杯の重要ステップとして引き継がれました。
府中牝馬Sの名称は残して開催されている状況なので非常にややこしいですが、2分割されてそれぞれ別のレースになったと思ってください。
これまでの府中牝馬Sと開催時期や条件はそのまま変わりありません。
毎年非常に多くの馬が前走このレースを使ってエリザベス女王杯に挑むので、しっかり査定していきたいと思います。
前走着順と人気について
ルージュエヴァイユ 2着
アカイイト 7着
サラキア 1着
ラヴズオンリーユー 5着
ラッキーライラック 3着
クロコスミア 5着
リスグラシュー 2着
クロコスミア 5着
クロコスミア 1着
クイーンズリング 1着
シングウィズジョイ 7着
ディアデラマドレ 1着
アロマティコ 7着
レインボーダリア 4着
アパパネ 14着
カワカミプリンセス 2着
ベッラレイア 3着
ディアデラノビア 3着
オースミハルカ 3着
19頭中11頭が前走3着以内馬です。
それでは例外だった8頭を見てみましょう。
アカイイト 7着 12番人気
ラヴズオンリーユー 5着 1番人気
クロコスミア 5着 3番人気
クロコスミア 5着 6番人気
シングウィズジョイ 7着 8番人気
アロマティコ 7着 1番人気
レインボーダリア 4着 9番人気
アパパネ 14着 1番人気
半数が前走3番人気以内で、19頭中15頭は前走3着以内か3番人気以内だったことになります。
アカイイト 上がり3位
クロコスミア 4角2番手
シングウィズジョイ 4角2番手
レインボーダリア 上がり2位
4角で2番手以内の先行馬を除けば全て上がり3位以内
例外候補としてはこのボーダーを最低ラインクリアしたいところ。
今年の該当馬を見ていきましょう。
アドマイヤマツリ
カナテープ
サフィラ
セキトバイースト
ボンドガール
ライラック
今年は上記6頭
これらの前走人気と着順を見ていきましょう。
アドマイヤマツリ 2人気7着
カナテープ 5人気3着
サフィラ 7人気12着
セキトバイースト 3人気10着
ボンドガール 1人気9着
ライラック 8人気4着
過去好走19頭中15頭は前走好走馬か3番人気以内だった事を考えればサフィラとライラックはマイナスポイントです。
サフィラ 例外条件なし
ライラック 上がり2位
しかしライラックは前走上がり2位と例外条件を満たしているのでまだ救えそうです。
そうなるとサフィラしか削る事ができず多くの該当馬が残ってしまいました。
個人的には直近でアイルランドトロフィー経由の馬が中々馬券になっていない状況で、今年これだけ魅力的な穴馬が揃っているので、恐らく今年荒れるならここから出てきそうな予感がしています。
まとめ
本日は前走アイルランドトロフィーだった馬の共通点について考察しましたが、条件クリアで今年買えそうな馬は…
アドマイヤマツリ
カナテープ
セキトバイースト
ボンドガール
ライラック
上記5頭
見ての通り多いので更に絞って行きましょう。
水曜日限定記事
直近10年の好走した5歳馬を見てみましょう。
2024年1着スタニングローズ
2022年2着ウインマリリン
2020年1着ラッキーライラック
2020年2着サラキア
2019年2着クロコスミア
2018年2着クロコスミア
2017年3着ミッキークイーン
最近のエリザベス女王杯は特にそうですが、上記5歳以上で好走した全ての馬が「前年のエリザベス女王杯出走馬」です。
更に共通点を探すと「前年のエリザベス女王杯で3番人気以内or着差0.4秒以内」に全馬該当します。
これだけでも絞る事はできますが、更に距離実績でも共通点がありました。
過去10年で好走した5歳以上馬は「○○実績ありor前走○○」です。
全頭診断
1枠1番 パラディレーヌ
【前走】道中締まった流れを上位の2頭だけがラスト200mを12秒で残しており、見た目は前が残ったように見えますが実際は後方待機馬に展開は向いているレースで、例年通りの差し追い込み有利のLAPでしたので、前で競馬していた馬が余力無く垂れてきて内でゴチャつく所を綺麗に差してきた内容で評価としては、見た目は強く見えるのですが平行線かなと思います。
【2走前】スペースが空いてからも伸びなかったと丹内騎手がレース後コメントしてましたが、あれだけ出遅れてポジション挽回するのに脚を使って直線ドン詰まり急ブレーキを掛けて残り数百メールで一瞬空いたスペースで瞬時に加速できる方が珍しくて、正面のパトロール映像見ても詰まった影響で馬のバランスも悪かったですし伸びなくて当たり前かなと思います。
【3走前】内枠を引いてしまって直線ブレーキを掛けるようなシーンもありましたし、それでいてアルマヴェローチェ、カムニャックに0.3秒差ならこの世代の中では力差はそこまで無いと感じるような1戦でした。
【メモ】前走の全頭診断で唯一の本命候補として早い段階からあげさせていただきましたし、状態8割でも十分勝負になるので買いますと最終結論でも書いて実際に買っている馬なので、このメンバーに入っての実力差と言うのは正直全く感じていません。
1枠に入ってしまった事で馬場の悪いところを走らされる心配はありますが、今回もそこまで人気していないのでA評価とさせていただきます。
1枠2番 ステレンボッシュ
【前走】池添騎手が懸命にアクションするのですが、一切反応せずに15着大敗と気持ちの面で心配になる内容でした。
【2走前】ハイペースもあって直線は見せ場ありましたが、イマイチ伸びきれずに回りの馬と一緒に流れ込むような形になりました。
【3走前】この馬にとっては向かない内回りでしたが、直線は一杯に追っている状況も馬は全く伸びずに大敗と見せ場無く終わりました。
【メモ】去年の香港ヴァーズから帰国後、馬が入れ替わったのかと思うほど走らなくなってしまった印象で、流石のルメール騎手でも難しいと思うのでC評価とさせていただきました。
2枠3番 シンリョクカ
【前走】番手から直線は外に出す完璧な騎乗も、上位が32秒の上がりを使う瞬発力勝負で最後はキレ負け、馬券外とは言えこの馬のできる事は全部やってるので評価としては平行線かなと思います。
【2走前】前半ペースが流れた中で先行ポジションで運んで直線は見せ場十分の内容でしたが、最後は後方待機馬に展開が向いての敗退、着差0.2秒差まで粘っていますので6着ではありますがそこまで評価を落とす内容では無いかなと思います。
【3走前】前半で挟まれポジションを落とす不利あり、4角で大外ぶん回して届かずの内容で負けはしたものの大きく評価を落とす必要は無いかなと言う印象です。
【メモ】ワンパンチ足りないような印象がありますが、直近のレース内容を見ても見直せる部分は多く展開の助けは必要ですが、内枠に入ってくれたので1つ評価を上げてB評価とさせていただきます。
2枠4番 カナテープ
【前走】前半スローで後半32秒が出るような瞬発力勝負で道中はインで脚を溜め、直線は外に出す完璧な騎乗、展開も向いたので評価としては平行線です。
【2走前】外枠から馬場の綺麗な場所を選んでスムーズに追い通し勝利、メンバー中3番目に軽い斤量を背負っていたので、不利もありながら2キロ思いボンドガールの方が強い競馬をしていたと思うので重賞勝ちは素晴らしいですが大きく評価は出来ないので平行線です。
【3走前】先行ポジションから勝ち馬を見ながら完璧にレースを運びますが、先に抜け出したセキトバイーストを抜けそうで抜けず敗退、53キロを背負って勝ち馬と2.5キロ以上軽い斤量を背負っていた点などを考えても、この馬より思い斤量を背負っていた勝ち馬、そして後方から追い込んだラヴァンダ辺りの方が評価したいのでこの馬の評価としては平行線かなと思います。
【メモ】東京だと別馬で、東京走る時にしかこの馬に本命を打たないと決めているくらいで、輸送のある京都替わりはマイナス評価、直近の好走は素晴らしいが恵まれてきた部分も多くC評価とさせていただきます。
3枠5番 サフィラ
【前走】スタートを決めてスムーズに競馬しますが手応え無く敗退、外を周回していた分はありますが、同じく外にいた馬にあっさり抜かれていますので評価としては低い1戦です。
【2走前】内枠からロス無く乗るも直線は手応え無く後退、前半で脚が溜まらずに力差を感じる内容で評価としては低めです。
【3走前】9番人気ながら1着と素晴らしい勝利でしたが、あまりにも先行馬が少ないので展開に恵まれると書いてこの馬推薦したレースですが、まさしくその通りの結果になったので勝ちはしましたが大きく評価はできない1戦かなと思います。
【メモ】馬場や展開の助けがあってやっと戦える状況で流石に今回のメンバーレベルはハードルが高いと思うのでC評価とさせていただきます。
3枠6番 エリカエクスプレス
【前走】武豊騎手のスローで楽逃げ、展開恵まれたでしょと一部言われていたりしますが、私個人としては真逆の見解です。
途中でエンブロイダリーがエリカエクスプレスを煽るような形で1度ペースアップしていますし、そこから緩む事なく11秒台が続き4角出口ではエンブロイダリーとエリカエクスプレス以外の同じ位置にいた馬は一気に後退しています。
レースLAPを見ても間違いなく後方で構えていた馬に展開が向いている状況で、前にいた馬が余力無く後退して内がゴチャ付いた中で、それらに一切関与せず棚ぼた的に外からパラディレーヌの追い込みが決まったのは納得ですし、レース後は言葉は違いますが運よく展開が味方してくれたと陣営も話していました。
【2走前】スタート決めて行きたがるところを戸崎騎手がうまくなだめて落ち着いてレースを進め、4角の手応えも抜群で、あとは伸びるだけという形だったのですが、そこから反応せず敗退
レース後のコメントでは変に馬がレースを辞める事を覚えてきている感じでこれ以上悪化しないと良いのですが…とあったように敗因は正直原因不明といったところで評価としてはあまりできない内容でした。
【3走前】東京の2400mと言うことで不利な大外枠から1コーナーまで掛からないようにしつつ、それでも前に行かなければならない状況で非常に難しくロスはありながらも上手く運んだ印象でしたが、直線は後方待機馬に展開が向いたレースだったので大敗していますが仕方がないような内容だったので評価としては平行線です。
【メモ】今回何が何でもハナと言うような馬はいないので、この馬の脚質は本来はプラス材料になるのですが土曜日の京都芝があまりにも内が荒れていたのでバイアス的に不安は増えた印象です。しかし2走前のようにレースを辞めなければ十分勝ち負けできる1頭だと思うのでA評価にしたいと思います。
4枠7番 レガレイラ
【前走】スタートで寄られてポジションが後ろになりましたが道中上手く脚を溜めて早めに外から進出開始、残り5ハロンから11秒が並ぶロンスパ戦で牝馬で57キロを背負って勝利と圧巻の内容でした。
【2走前】道中脚が溜まらない流れとタフな馬場に8枠と悪条件重なったので大敗していますが探せばいくらでも出てくる敗因の多さなので度外視可能だと思います。
【3走前】戸崎騎手が完璧に乗って展開も全て向いたとは言え、牡馬相手のハイレベルなメンバー構成の中で勝ちきった点は十分評価できる内容だったかなと思います。
【メモ】戦ってきたメンバーを考えれば普通に走れば勝ち負けして当然の1頭で、中山専用機と言われていますが全くそんな事はありません。この馬が好走するには道中脚が溜まる流れ、コーナーから徐々に加速する流れ、この2点が揃う事です。エリザベス女王杯の舞台はかなり向いていると思うので当然のS評価で良いと思います。
4枠8番 ヴェルミセル
【前走】道中インで脚を溜め、4角出口で各馬が大きく外を回す中で鮫島騎手らしいイン突き、結局馬券内の馬はインで立ち回っていた馬が独占しているので、この乗り方が完全にハマった印象で稍重の得意な馬場も含めあまりにも向きすぎた印象で評価としては平行線です。
【2走前】落ち着いた流れを向こう正面からポジションを一気に上げますが、4角出口では余力なく後退、ミステリーウェイを除けば他の馬は全て前走馬券外でメンバーレベルも非常に低い1戦で評価としてはあまりできないかなと思います。
【3走前】前半スローで流れる展開を後方2番手追走、前にいた馬に展開が向く中で直線は大外から良い脚を見せていましたので展開負けを考えれば評価できる内容だったかなと思います。
しかしハンデ戦と言うことで斤量差や同じ位置にいた馬と比較しても負けて強かったかと言われるとそこまででも無いので評価としては平行線と言ったところです。
【メモ】33秒台のキレッキレの脚が必要では無いこの舞台は合うと思いますが、力差を考えても雨が降ってタフな馬場にならないと厳しい印象なのでC評価とさせていただきました。
5枠9番 ボンドガール
【前走】中団で脚を溜めて直線伸びるだけのレースも全く反応せずに敗退、ルメール騎手が道中も脚が溜まって良い感じでしたが直線は反応しませんでした、原因がわかりませんとコメントしており若干不安の残る内容でした。
【2走前】直線で前が壁で内に進路を切り替えながら良く3着に入ったなと言う印象で、牝馬ながら56キロを背負っていた点も踏まえて勝ち馬のカナテープよりも評価を上げたいレースでした。
【3走前】スタートから掛かり通しており、武豊騎手も抑えるのが精一杯の様子で直線もインの伸びないところに入って不完全燃焼、レースに参加できていないような状態だったので度外視で良いと思います。
【メモ】気性的に距離延長は良くないと思うので2200mよりも一週待ってマイルCSの方が適正ありそうですが、メンバーがあまりにも揃っているのと前走の敗因不明で新しい距離にチャレンジするのと牝馬限定でまだ可能性としてはこちらの方があると言う陣営の判断は分からなくもないですが、やはりこの距離で折り合えるかが心配な1頭、しかし能力的には全然足りている馬だと思うので軸にはし難いですが人気落ち確実なのでB評価は付けたいと思います。
5枠10番 セキトバイースト
【前走】休み明け+20キロと馬体に余裕がありましたし、この馬には一切向かない33秒の瞬発力戦になったので完全に度外視で良いと思います。
【2走前】直線早め抜け出しの長く持続するこの馬の武器をフルに発揮して1馬身の完勝と評価は高めです。
【3走前】前半流れて稍重もあって前には苦しい展開も4角2番手から突き離す3馬身半の圧勝は非常に強い内容でした。
【メモ】この馬が好走するパターンは持続力戦になった時で前半かなり緩んで後半勝負よりも、前が引っ張ってラストは底力勝負のようなタフな条件に滅法強い1頭、速い上がりが必要ないエリザベス女王杯の舞台はかなり合っていて雨でも降れば本命まであった1頭ですが、今週は高クッション値の良馬場開催濃厚で評価を少し下げてB評価とさせていただきます。
6枠11番 フェアエールング
【前走】道中緩い流れを早めの持続力勝負に持ち込んだ思い切りの良い騎乗はこの馬の良さを引き出すためには瞬発力勝負になるよりこちらの方が可能性はあるので良い騎乗だったと思います。
今まではこれでも残れましたが、流石の牡馬相手に直線は完敗の内容でした。
【2走前】道中インでロス無く最短コースで周回していまして相当恵まれた印象で評価としては大きく上げることはできないかなと思います。
【3走前】アドマイヤマツリに完敗の内容も、この馬の武器である長く良い脚を十分発揮することができた収穫ある内容だったと思います。
【メモ】平坦巧者なので京都コース替わりは魅力ですが、直近のメンバーレベル疑問でここはハードルが高いと思うのでC評価とさせていただきました。
6枠12番 ライラック
【前走】前半スローで展開的には厳しいところがありましたが、大外から32.3の上がりを使って追い込んできておりシンプルに負けて強い内容だったかなと思います。ここまで速い上がりは適正外とも言える中で上位に迫る末脚は6歳になりましたが衰えを感じさせない内容でした。
【2走前】後方待機から4角大外ぶん回しの分、上位とは差がありましたがそこまで強力じゃ無いメンバー相手にワンパンチ足りない印象で評価としては平行線です。
【3走前】後方待機から4角大外ぶん回しもポジションが後ろすぎて絶望的な位置取りでした、一応上がり最速を記録していますが、あまり収穫の無い1戦で評価は低めです。
【メモ】前走内容が非常に良く、舞台適正も4年連続の出走で十分あるのですが毎回あと少し足りない馬なので展開の助けが必要かなと、人気が無いのは確実なので妙味としては面白い1頭かなと思うのでB評価にさせていただきます。
7枠13番 ココナッツブラウン
【前走】1コーナー10番手以下の馬が上位独占と展開的にも向いたかなと思います、それでも横山典弘騎手のインから上がって行く神騎乗が無ければ勝ち馬はこの馬だったかなと思わせてくれるような末脚は素晴らしかったと思います。
しかし出走メンバーを見ても牡馬相手とは言えそこまで強い馬はいなかった印象で、少し疑う余地は十分あるかなと思いますので評価としては平行線です。
【2走前】直線でインを選択するのですが前が壁で上手く追い出せず、スペースが開いたところから一気に追い込んでくるのですが、詰まらなかったらアルジーヌは簡単に差せていた内容で、これは誰がどう見ても負けて強い内容だったかなと思います。
【3走前】後方で脚を溜め直線はスペースが開くと末脚爆発の上がり32.8秒で突き抜けました、しかしメンバーレベルかなり低かった事を考えると、圧勝が際立ってはいますが過大評価はできないので平行線かなと思います。
【メモ】末脚は当然ながらこの馬の武器ではありますが、エリザベス女王杯は33秒の脚は必要ないレースで、直近のメンバーレベルを見ても多少は疑う余地あるかなと思います。この馬が当日レガレイラに続く抜けた2番人気だと思うので、レガレイラを評価したい身としては馬券的なりターンを考えると今回はB評価までとさせていただきます。
7枠14番 ケリフレッドアスク
【前走】スタートを決め道中上手くロス無く運ぶのですが、4角では既に手応えなく大敗と上位とは力差を感じるような内容で低評価です。
【2走前】開幕週の絶好馬場で前半60.1のかなり楽な逃げ、バイアスも有利しての勝利だったので秋華賞の全頭診断でも話した通り評価できる内容では無いので重賞勝ちを含めても平行線かなと思います。
【3走前】前走3歳未勝利戦をやっと勝ち上がった馬や、出走馬のほとんどが前走掲示板外だったメンバー構成で道中スムーズに運びますが敗退、斤量も軽かった事を考えても低評価です。
【メモ】現状は力差を感じる内容ですし、今後どうなるか分からないですが直線急坂があるコースの方が成績が良いので京都コースはマイナスポイントでC評価とさせていただきます。
8枠15番 オーロラエックス
【前走】後方待機から4角は外では無く馬群の間を縫って勝利、ラスト4ハロン目が11.3とかなりペースが上がるロンスパ戦を勝利したことは評価できますが、出走頭数10頭でメンバーもそこまで揃っていなかったので評価としては平行線かなと思います。
【2走前】最後方から4角大外ぶん回しで全馬差し切り勝ちは当然評価できる内容でしたが、こちらも出走頭数12頭でメンバーレベルも相当低く評価としては平行線です。
【3走前】直線大外から追い込みますが高クッション値で成績が良い馬ですから、この重馬場は相当苦しい展開だったと思います。10着大敗ですが評価を落とす必要も無く平行線かなと思います。
【メモ】直近2走がどちらも少頭数で後方脚質でも簡単にリカバリーが効きましたが、G1で多頭数だと少し評価は落ちるかなと思います。特別強い馬と対戦してきたような実績もありませんが、高クッション値の成績が非常に良いので多少の注意は必要な1頭かなと思うのでB評価とさせていただきます。
8枠16番 リンクスティップ
【前走】1枠1番からのスタートで終始内で包まれ窮屈なレースでした、直線に向いてもなかなか弾けずに敗退で怪我の影響で休んでいた点もありますが評価としては低めです。
【2走前】結果として比較的前目で競馬して勝ち負けしたアルマヴェローチェは相当強い内容でしたが、それを除けば基本的に道中後方で我慢していた馬が上位争いるので、リンクスティップの外周回からの早仕掛けは直線見せ場は作りますが最後にスタミナ切れになっているのも納得で、正直上手く乗ったとは言えない内容でした。その中での5着なので評価を落とす必要は無いかなと思います。
【3走前】スタート直後に不利を受け大きくポジションを落としてしまいますが、直線は外から物凄い脚で追い込み3着確保、誰がどう見ても強い競馬だったと思います。
【メモ】京都コースは3回走って全て連対しているのと、きさらぎ賞でのタフさやオークスのレースを見てもスタミナ面では心配無い馬、トビが大きい馬なので外枠希望でしたが大外に入ってくれたので評価を1段上げたいと思います。
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推薦馬
◎レガレイラ 1番人気※前日22:00オッズ
前走のオールカマーはスタートで寄られてポジション後方、道中上手く脚を溜めて早めに外から進出開始、残り5ハロンから11秒が並ぶロンスパ戦で牝馬で57キロを背負って勝利と圧巻の内容だった。
宝塚記念は道中脚が溜まらない流れとタフな馬場に8枠と悪条件重なったので大敗も、探せばいくらでも出てくる敗因の多さで度外視可能
有馬記念では戸崎騎手が完璧に乗って展開も全て向いたとは言え、牡馬相手のハイレベルなメンバー構成の中で勝ちきった点は今回のメンバーレベルを考えても他より1枚も2枚も上位の実績
ここは戦ってきたメンバーを考えれば普通に走れば勝ち負けして当然の1頭、中山専用機と言われているが直線に向いてから加速する東京コース向いていないだけ。
道中脚が溜まる流れ、コーナーから徐々に加速するコース、この2点が揃うレース質であれば問題なく好走可能で、今回のエリザベス女王杯の舞台はまさにそれ。
昨年同様によほどの不利が無い限りは馬券内は高確率で来れると思うので、馬券の軸としては素直にこの馬から入って良いと思います。
問題は馬券の組み方ですが、今年はレガレイラvs3歳馬だと個人的に感じているので今回はシンプルにSA評価のみのワイド本線で行きたいと思います。







