【ダービー】過去20年データ考察第四弾 枠順徹底考察!本当に有利な枠と不利な枠とは?今年割り引きたい馬について

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ダービー枠順確定

 

1枠1番  サンライズアース
1枠2番  レガレイラ
2枠3番  ジューンテイク
2枠4番  ビザンチンドリーム
3枠5番  ダノンデサイル
3枠6番  コスモキュランダ
4枠7番  ミスタージーティー
4枠8番  アーバンシック
5枠9番  ダノンエアズロック
5枠10番 サンライズジパング
6枠11番 シュガークン
6枠12番 シックスペンス
7枠13番 シンエンペラー
7枠14番 ゴンバデカーブース
7枠15番 ジャスティンミラノ
8枠16番 メイショウタバル
8枠17番 ショウナンラプンタ
8枠18番 エコロヴァルツ

 

遂に枠順が決まりましたね!

今年のダービーは上記18頭で開催されます。

 

 

枠順別成績

 

いつも通り過去20年の枠順別成績を見ていきたいと思うのですが…

実はこれ「罠」なんです。

競馬ポータルサイトの最大手であるnetkeibaさんとも過去20年枠順成績をポストしていましたが、ちょっとこの発信にはショックでした。

というのも開催条件が変わっている事を一切考慮されていなかったのは意外でした。

 

 

これを見て何か感じませんか?

2008年までオークスはダービーと同じく「Cコース開催」だったのです。

それが2009年からは何故か「Bコース開催」

という訳で2008年までのダービーはC「Cコース開幕週では無かった」と言う事です。

2009年から現在と同様にダービーは「Cコース開幕週」です。

ダービーはCコース開幕週だから内有利!とあちらこちらでポスト見掛けますが、予想家の方でも2009年から今の条件に変わったという事を説明できる人は意外と少ないです。

これらを頭に入れて枠順成績を見てみましょう。

 

枠順成績(過去30年)

1994年~2008年(15年間)
1枠 3-1-0-24 10.7%/14.3%/14.3%
2枠 3-3-1-23 10.0%/20.0%/23.3%
3枠 2-3-2-23 6.7%/16.7%/23.3%
4枠 0-2-1-27 0.0%/6.7%/10.0%
5枠 0-1-0-29 0.0%/3.3%/3.3%
6枠 1-2-1-26 3.3%/10.0%/13.3%
7枠 3-1-8-32 6.8%/9.1%/27.3%
8枠 3-2-2-37 6.8%/11.4%/15.9%

 

2009年~2023年(15年間)
1枠 5-3-1-21 16.7%/26.7%/30.0%
2枠 1-1-3-25 3.3%/6.7%/16.7%
3枠 2-1-1-26 6.7%/10.0%/13.3%
4枠 0-3-3-23 0.0%/10.3%/20.7%
5枠 2-1-1-26 6.7%/10.0%/13.3%
6枠 2-4-3-21 6.7%/20.0%/30.0%
7枠 2-1-2-39 4.5%/6.8%/11.4%
8枠 1-1-1-41 2.3%/4.5%/6.8%

 

条件が変わる前と変わった後の前後15年間を比較しますが、非常に分かりやすい部分で説明したいと思います。

 

1994年〜2008年
7-8枠【6-3-10-69/88】好走率21.6%

2009年〜2023年
7-8枠【3-2-3-80/88】好走率9.1%

 

シンプルに外枠の好走率が半分以下まで激減しているのが分かると思います。

これは開催が進んだことによる外差しが効く馬場になっているか(変更前)、Cコース開幕週で内が生きているのか(変更後)の違いがハッキリと出ています。

当然ここまで変化があるので一貫して過去20年を一括りにして数字並べをしては行けないと思います。

ですので「現在と同じ条件」に変更された2009年からの過去15年間を見ていきたいと思います。

 

2009年~2023年(15年間)
1枠 5-3-1-21 16.7%/26.7%/30.0%
2枠 1-1-3-25 3.3%/6.7%/16.7%
3枠 2-1-1-26 6.7%/10.0%/13.3%
4枠 0-3-3-23 0.0%/10.3%/20.7%
5枠 2-1-1-26 6.7%/10.0%/13.3%
6枠 2-4-3-21 6.7%/20.0%/30.0%
7枠 2-1-2-39 4.5%/6.8%/11.4%
8枠 1-1-1-41 2.3%/4.5%/6.8%

 

やはりと言うか当たり前に自然な流れですが、Cコース替わりによる仮柵3メートル移動の恩恵はかなり大きいことが枠順別成績にも出ています。

枠順を考える上で私が一番重要視していることは「人気のない馬の枠順成績」です。

内枠有利と言われるなら下位人気(ここでは1~3番人気を除いた馬)と言われる上位と力差のある馬が、枠の恩恵を受けて上位に食い込む必要があります。

当たり前に当日人気馬が集中して同じ枠に連続して入った場合、その枠の成績が上がって当然だからです。

いつものテンプレ文章で申し訳ないですが、今回もしっかりと見ていきましょう。

 

過去15年(1~3番人気除く)

1枠 2-2-0-18 9.1%/18.2%/18.2%
2枠 0-0-3-24 0.0%/0.0%/11.1%
3枠 0-0-1-22 0.0%/0.0%/4.3%
4枠 0-1-2-20 0.0%/4.3%/13.0%
5枠 1-0-1-25 3.7%/3.7%/7.4%
6枠 1-3-2-17 4.3%/17.4%/26.1%
7枠 0-0-1-36 0.0%/0.0%/2.7%
8枠 1-0-0-39 2.5%/2.5%/2.5%

 

相変わらず1枠は人気馬が入らずとも人気薄の好走が目立ちます。

特に気になったのが7~8枠の最低好走率1位2位のコンビですね…

今までの外枠成績は当日人気馬が底上げしていたことが良くわかります。

特に外枠ですら買われるような人気馬でも無い限りCコースの恩恵を一切受けられない外枠はかなり厳しい現状です。

 

 

7~8枠から好走した馬

 

2022年 ドウデュース 1着
2022年 イクイノックス 2着
2019年 ヴェロックス 3着
2018年 ワグネリアン 1着

2017年 アドミラブル 3着
2015年 ドゥラメンテ 1着
2014年 イスラボニータ 2着

2012年 トーセンホマレボシ 3着

 

15年間で88頭が走ってたったの8頭です。

 

シンプルに7~8枠から好走した馬は枠のハンデを克服した猛者だと思います。

面白いことに7~8枠から好走した8頭全てが過去OP以上のレースで同世代に-0.4秒差以上の圧勝、もしくは世代G1で優勝していた経験がありました。

 

ドウデュース 朝日杯FS優勝
イクイノックス 東スポ2歳S-0.4
ヴェロックス 若葉S-0.5 若駒S-0.3
ワグネリアン 東スポ2歳S-0.5

アドミラブル 青葉賞-0.4
ドゥラメンテ 皐月賞優勝
イスラボニータ 皐月賞優勝

トーセンホマレボシ 京都新聞杯-0.4

 

これらをボーダーに今年の該当馬を見ていきたいと思います。

 

 

今年の該当馬

 

今年7枠~8枠に入った馬を見ていきます。

 

7枠13番 シンエンペラー
7枠14番 ゴンバデカーブース
7枠15番 ジャスティンミラノ
8枠16番 メイショウタバル
8枠17番 ショウナンラプンタ
8枠18番 エコロヴァルツ

 

これらの過去実績を調べていくと…

 

シンエンペラー なし
ゴンバデカーブース サウジRC-0.3
ジャスティンミラノ 皐月賞馬
メイショウタバル 毎日杯-1.0
ショウナンラプンタ なし
エコロヴァルツ コスモス賞-1.0

 

シンエンペラーとショウナンラプンタにとっては最悪な枠に入ってしまったようです。

ちなみに、過去の7枠~8枠に限定していますが、例えば二桁馬番全てにこの条件を適用したらどうなるのか?やってみました。

 

タスティエーラ なし
ハーツコンチェルト なし
ドウデュース なし

イクイノックス 東スポ2歳S-0.4
ステラヴェローチェ サウジRC-0.5
サリオス 朝日杯FS-0.4
ヴェロックス 若葉S-0.5
ワグネリアン 東スポ2歳S-0.5
エポカドーロ 皐月賞-0.3
レイデオロ なし
アドミラブル 青葉賞-0.4
ドゥラメンテ 皐月賞優勝
サトノクラウン なし
イスラボニータ 皐月賞優勝
フェノーメノ 青葉賞-0.4
トーセンホマレボシ 京都新聞杯-0.4
リーチザクラウン きさらぎ賞-0.6
アントニオバローズ なし

 

完璧ではありませんが、2桁馬番だった多くの馬が該当していました。

全く当てはまらなかったのは6頭

 

タスティエーラ なし
ハーツコンチェルト なし
ドウデュース なし

レイデオロ なし
サトノクラウン なし
アントニオバローズ なし

 

実績のなかった上記6頭は下記パターン

 

・重賞含む3勝以上(皐月賞以外馬券外なし)

・重賞含む2勝以上+皐月賞連対

 

これにも当てはまらなかったのは、昨年のデータ考察でもレース前から断言していたほどダービー史上最低レベルのメンツと伝えた昨年のハーツコンチェルト

そして2009年のアントニオバローズです。

どちらもギリギリの3着ですので連対するには圧勝経験はほしいところ、そもそも主な勝ち鞍「新馬戦」のみの馬が馬券内に入ってるダービーってかなり珍しいと思います。

それくらい昨年はデータ考察してもほぼ全馬がNGの状態で非常にやり難かった記憶があります。

 

 

まとめ

 

本日は7枠~8枠の枠順データ考察をしてきましたが、今回の考察で評価を下げたいのが…

 

シンエンペラー

ショウナンラプンタ

 

実績のない7枠~8枠馬の2頭です。

そして同じく2桁馬番に入って圧勝経験のないこの馬…

 

サンライズジパング

シュガークン

 

この2頭もOP以上の同世代に決定的な差を付けた実績がありませんので相当な割引が必要かなと思います。

明日も別角度から最後に1本記事をアップしますのでお楽しみに!

 

 

木曜日限定記事

 

ここまで毎日ダービーの考察を行ってきましたが、正直月曜日と火曜日の記事でほぼ今年のダービーの予想は終了と言っても良いくらい激絞りしたので書くことがありません。

明日は最後にアップする記事がすでに出来上がっているのでここで限定にして出すものを考えたときに、ほぼ無いのでシンプルに今年買える3頭(ここまでの完全クリア馬)を次回更新までブログランキングに公開しておきたいと思います。

後は前日のオッズを見て馬券の買い方を決めたいと思います。

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