前走G3以下から好走した馬
2024年 ボンドガール
2022年 スタニングローズ
2021年 ファインルージュ
2020年 マジックキャッスル
2020年 ソフトフルート
2019年 カレンブーケドール
2018年 ミッキーチャーム
2017年 ディアドラ
2016年 ヴィブロス
2016年 パールコード
2015年 マキシマムドパリ
2014年 ショウナンパンドラ
2013年 スマートレイアー
2012年 アロマティコ
2011年 アヴェンチュラ
2010年 アプリコットフィズ
2008年 プロヴィナージュ
2005年 ニシノナースコール
上記は前走G1(基本的にはオークス)とG2(基本的にはローズS)を除いた別路線組です。
その代表レースはやはり紫苑Sですかね、今年もここから好走馬がでてくるのか注目です。
前走と人気と着順
ボンドガール 紫苑SG2 1人気 3着(G2昇格)
スタニングローズ 紫苑SG3 1人気 1着
ファインルージュ 紫苑SG3 2人気 1着
マジックキャッスル 紫苑SG3 6人気4着
ソフトフルート 夕月特別2勝クラス 1人気 1着
カレンブーケドール 紫苑SG3 1人気 3着
ミッキーチャーム 藻岩山H1000 1人気 1着
ディアドラ 紫苑SG3 1人気 1着
ヴィブロス 紫苑SG3 3人気 2着
パールコード 紫苑SG3 2人気 5着
マキシマムドパリ 甲武特別500 1人気 1着
ショウナンパンドラ 紫苑S 1人気 2着
スマートレイアー 夕月特別1000 1人気 1着
アロマティコ ムーンH1600 1人気 3着
アヴェンチュラ クイーンG3 1人気 1着
アプリコットフィズ クイーンG3 2人気 1着
プロヴィナージュ シリウスHG3 11人気 16着
ニシノナースコール 五頭連峰1000 5人気 1着
赤く塗った紫苑S組が9頭
緑に塗った条件組が6頭
オレンジに塗ったクイーンS組が2頭
それ以外が青で1頭(ダート主戦のプロヴィナージュ)
こう見ると前走条件組は非常に頑張っていますね。
前走紫苑S組
まずは紫苑Sから見てみましょう。
この組はオークス出走系と上がり馬系の2パターンで見ていきましょう。
全5頭オークス出走組好走パターン
オークスでの成績
スタニングローズ 4角4番手2着
ファインルージュ 4角15番手
カレンブーケドール 4角4番手2着
ディアドラ 上がり最速4着
レディパステル 上がり最速1着
「オークスで掲示板内」このキーワードは連日出てくるように、本当にオークス直結レースなのが秋華賞
特に先行して(4角4番手以内)掲示板、もしくは上がり最速で掲示板が基本ライン
ファインルージュだけ掲示板外から巻き返していますが、昨日も書いた通り例外パターンの「出走時点で3勝以上」をクリア
しかもフェアリーSと紫苑Sの勝ち馬で重賞2勝馬、更にはG1を既に好走しており実績は十分すぎるほどで、秋華賞当日もソダシに次ぐ2番人気まで支持されてました。
次にオークス未出走組
ボンドガール
ヴィブロス
パールコード
ショウナンパンドラ
この組は2走前に上がり最速で1着か重賞連対経験を全馬がもっていました。
前走条件戦組
紫苑S組の次に好走馬が出ている前走条件組も見ていきましょう。
ミッキーチャーム
スマートレイアー
アロマティコ
ニシノナースコール
ティコティコタック
マキシマムドパリ
とにかくこの組は「上がり」が重要です。
ミッキーチャーム 6戦2回上がり最速
スマートレイアー 4戦2回上がり最速
アロマティコ 9戦4回上がり最速
ニシノナースコール 6戦3回上がり最速
ティコティコタック 8戦3回上がり最速(ダ除く)
マキシマムドパリ 8戦3回上がり最速
最低でも上がりは30%以上で最速が欲しいところ。
最低ラインのミッキーチャームも少し特殊で未勝利抜け出すまで3戦と足踏みしましたが
そこから別馬のように3連勝、ここでようやく上がり最速で勝つのですが
0.6秒差、0.6秒差、1.3秒差と逃げ馬としては大楽勝でした。
前走クイーンS組
最後に母数はかなり少ないですが、前走クイーンS組
アヴェンチュラ 1人気1着
アプリコットフィズ 2人気1着
上記の通り基本的には前走2人気以内で勝利
なんですが、サンプルが非常に少ないのでボーダーは難しく今後前後しそうです。
この2頭の過去実績を見ると非常に成績が良く、過去重賞実績がトレンドになってくるかもしれません。
アヴェンチュラ
札幌2歳S2着
クイーンC1着
アプリコットフィズ
フェアリーS2着
クイーンC1着
クイーンS1着
ちなみに21年前の該当馬を調べてみても…
ヤマニンシュクル
札幌2歳S3着
阪神JF1着
チューリップ賞3着
桜花賞3着
クイーンS3着
ウイングレット
新潟2歳S2着
スイートピーS1着
いや普通に凄い成績です。
牡馬混合重賞で連対があった2頭、なかった2頭は複数回で牝馬限定戦を好走
全馬にOP以上で2連対以上とボーダーはびっくりするくらい高いですね。
今年の該当馬
ダノンフェアレディ 紫苑S
ジョスラン 紫苑S
レーゼドラマ クイーンS
ケリフレッドアスク 紫苑S
マピュース 中京記念
エリカエクスプレス 京成杯AH
インヴォーグ 条件戦
今年は上記7頭
上で説明したデータを振り返りながら、考察順で見ていきましょう。
前走紫苑S組
ダノンフェアレディ オークス未出走
ジョスラン オークス未出走
ケリフレッドアスク オークス出走
先ずはオークス出走組ですが、「先行して(4角4番手以内)掲示板、もしくは上がり最速で掲示板」が基本ライン
ケリフレッドアスク 4角2番手 8着
ここまでの勝利数も2勝で例外候補としても実績が無く条件クリアとはなりませんでした。
次にオークス未出走組、必須条件は「2走前に上がり最速で1着か重賞連対経験」
ダノンフェアレディ 該当あり
ジョスラン 該当あり
次に好走馬が多い前走条件戦組を判定して行きたいと思います。
インヴォーグ 条件戦
ここまでの上がり最速率を調べる必要があります。
インヴォーグ 6戦2回(30%)
過去最低レベルのボーダーですが、同じミッキーチャームは直近3走全て上がり1~2位以内
そして1着-0.6秒差、1着-0.6秒差、1着-1.3秒差の3連勝、流石に比較対象にならないほど違うので今年のインヴォーグはかなり厳しいと思います。
もちろん激走した場合は過去20年で最低レベルの実績ですのでデータブレイクでも無い限りNGとします。
最後にクイーンS組含む他重賞組
レーゼドラマ クイーンS
マピュース 中京記念
エリカエクスプレス 京成杯AH
ここまでの前走クイーンS組は2番人気以内で勝利条件でしたが、過去の好走馬を見る限り
完全別路線の場合は過去重賞実績を指標に考えた方が良いかもしれません。
アヴェンチュラ
札幌2歳S2着
クイーンC1着
アプリコットフィズ
フェアリーS2着
クイーンC1着
クイーンS1着
ヤマニンシュクル
札幌2歳S3着
阪神JF1着
チューリップ賞3着
桜花賞3着
クイーンS3着
ウイングレット
新潟2歳S2着
スイートピーS1着
上記馬と比較してみると…
レーゼドラマ
フラワーC1着
マピュース
中京記念1着
クイーンC2着
エリカエクスプレス
フェアリーS1着
前走大敗も含めレーゼドラマとエリカエクスプレスに関してはかなり厳しいでしょう。
実績面ではギリギリのラインではありますがマピュースが好走しても守備範囲内と言えるレベルの実績なので一応残します。
まとめ
本日はローズS組以外の前走別路線組について考察してきましたが、ここまでの好走条件を完全にクリアした今年買える馬は…
ダノンフェアレディ
ジョスラン
マピュース
上記3頭
これで一通り前走別のデータでは絞れてきた感じです。
残りの細かい部分は次のデータ考察をお楽しみに!
金曜日限定記事
本日もかなり長くなりましたが、最後にこの組を更にシンプルに見ていきたいと思います。
過去20年好走馬60頭中、前走直行組とローズS組が基本的な好走ステップで、特殊なパターン(前走海外G1やダートを使用してきた馬)を除き、紫苑S組(+その他国内重賞)と条件クラスを合わせても60頭中19頭しかいません。
これら19頭の前走人気が非常に重要で、実に17頭が前走3番人気以内でした。
2着マジックキャッスル6番人気4着(0.2秒差)
3着ニシノナースコール5人気1着
まずここから読み取れるのは、前走主要ステップ(直行組or前走ローズS組)以外の馬は
前走重賞で0.2秒差以内だった馬か3番人気以内だった馬しか当日連対できていないという事実
更にマジックキャッスルは何度も出てくる「オークス掲示板内」条件クリア+重賞複数連対馬と実績は完璧でした。
ニシノナースコールは例外条件で多くの馬が該当する3勝以上馬でした。
しかしニシノナースコールはもう20年前のデータ、19年以上連続でこの法則は継続しています。
本日の無料メルマガにて上記を含めたデータ考察のここまでの条件で今年「連対条件を完全クリアしている5頭」を配信します。