前走直行組以外からの好走馬
昨日はオークスからの直行組について少し触れましたが、その信頼度の高さは伝わったかなと思います。
直行組以外の馬は前走どこを使ってきたのか深堀りして行きたいと思います。
まずは以下の好走馬をご覧ください。
2023年 マスクトディーヴァ
2021年 アンドヴァラナウト
2019年 シゲルピンクダイヤ
2018年 カンタービレ
2017年 リスグラシュー
2017年 モズカッチャン
2016年 カイザーバル
2015年 ミッキークイーン
2015年 クイーンズリング
2014年 ヌーヴォレコルト
2014年 タガノエトワール
2013年 メイショウマンボ
2013年 リラコサージュ
2012年 ジェンティルドンナ
2012年 ヴィルシーナ
2011年 キョウワジャンヌ
2011年 ホエールキャプチャ
2010年 アパパネ
2010年 アニメイトバイオ
2009年 レッドディザイア
2009年 ブロードストリート
2008年 ブラックエンブレム
2008年 ムードインディゴ
2007年 ダイワスカーレット
2007年 レインダンス
2006年 フサイチパンドラ
2005年 エアメサイア
2005年 ラインクラフト
これ何かわかりますか?
前走「ローズS」だった馬です。
とにかくこの秋華賞はローズS組を語らずとして的中なしといっても過言ではありません。
実に28頭、好走馬60頭の約半数が前走ローズS組なのです。
本日はこのローズSについて徹底的に考察していきましょう。
前走の着順について
まずは前走ローズSで馬券外だった馬について触れていきたいと思います。
このパターンは全部で7頭います。
シゲルピンクダイヤ
前走4番人気4着上がり2位
桜花賞連対 チューリップ賞連対
モズカッチャン
前走2番人気7着
オークス連対 フローラS勝ち
クイーンズリング
前走5番人気5着
フィリーズレビュー勝ち
メイショウマンボ
前走4番人気4着上がり3位
オークス勝ち フィリーズレビュー勝ち
リラコサージュ
前走12番人気18着
OP勝ち フラワーC3着タイム差なし
アパパネ
前走1番人気4着
オークス勝ち 桜花賞勝ち
ブラックエンブレム
前走4番人気15着
フラワーC勝ち
最低でもOP勝ちは必須
G3以上で勝ち鞍(タイム差なし含む)かG1連対がボーダーライン
上記全馬2走前にはオークス出走履歴がありました。
今年のローズS組を見てみましょう。
ヴーレヴー
カムニャック
セナスタイル
テレサ
パラディレーヌ
ビップデイジー
ランフォーヴァウ
ルージュソリテール
今年は上記8頭
前走馬券外だった馬のオークス出走歴、過去実績を見てみましょう。
ヴーレヴー
オークス× OP勝ちのみ
パラディレーヌ
オークス○ フラワーC連対
ビップデイジー
オークス○ 阪神JF連対
ランフォーヴァウ
オークス× デイリー杯2歳S優勝
ルージュソリテール
オークス× OP勝ちのみ
ヴーレヴー、ランフォーヴァウ、ルージュソリテールの3頭はここで脱落です。
パラディレーヌのオークス出走あり+G2以上連対は過去のリラコサージュ(G3タイム差なし3着)と同等レベルなので例外候補として残ります。
ローズS好走馬について
まずはこの組は、上がり馬系か王道系の2種類で別れます。
2走前にオークスを使っているか、使っていないかの差です。
上がり馬パターン
条件戦(またはOP)→ローズS→秋華賞
王道パターン
オークス→ローズS→秋華賞
まずは「上がり馬パターン」から見ていきたいのですが、
このパターンは過去に8頭います。
逆の見方をすると最も走っている前走ローズS組から、過去20年で8頭しかいない期待値が低めの路線になります。
そのうち8頭中6頭がローズSを上がり2位以内で好走
例外2頭はその時点で3勝をあげていたキョウワジャンヌ(上がり3位)、レインダンス(上がり3位)です。
結局のところ全馬がロースSで上がり3位以内だったことになります。
「上がり2位以内もしくは出走時点で3勝以上+上がり3位以内」
今年の該当馬を見ていきましょう。
テレサ 3勝 上がり6位
セナスタイル2勝 上がり1位
勝利数ではテレサが上回りますが、上がり順位で差が出ました。
オークス出走組の王道パターンも見ていきます。
先に書きますが、これが前走ローズS組で最も好走するパターンです。
好走馬20頭中16頭がオークスで掲示板に載っていました。
このオークス掲示板内を1つのボーダーとし、逆に過去20年で
オークス掲示板外→ローズS好走→秋華賞好走
このパターンは過去20年でわずか4頭しかいません。
母数が少ないので更に枠を広げて「前走ローズS以外も全て含めて」オークスで掲示板を外していた馬が秋華賞を好走したパターンを調べてみます。
2021年2着ファインルージュ
オークス11着
桜花賞3着、フェアリーS1着、紫苑S1着
2019年3着シゲルピンクダイヤ
オークス12着
桜花賞2着、チューリップ賞2着
2018年3着カンタービレ
オークス13着
フラワーC1着、ローズS1着
2015年2着クイーンズリング
オークス9着
フィリーズR1着
2015年3着マキシマムドパリ
オークス8着
フローラS3着
2013年3着リラコサージュ
オークス8着
フラワーC3着
2010年3着アプリコットフィズ
オークス6着
クイーンC1着、フェアリーS2着
2008年2着ムードインディゴ
オークス10着
ローズS2着
重賞好走は確実に必須項目
1つ気になるのは2008年のムードインディゴ以外はローズS前に重賞実績がありました。
ローズSが初の重賞好走だった馬はこの1頭だけです。
更にオークスで掲示板を外していた過去20年上記8頭
勝ち馬ゼロ
1番人気に支持されたアドマイヤグルーヴですら敗れています。
今後も必ず重要になってくると思うので覚えておくと良いです。
今年オークスで掲示板を外していた馬は…
ブラウンラチェット 7着
ケリフレッドアスク 8着
エンブロイダリー 9着
エリカエクスプレス 10着
ビップデイジー 13着
レーゼドラマ 16着
この辺りの単勝期待値はかなり低くなります。
WIN5なども絞りやすくなりますね、当日上位人気確実のエンブロイダリーはここでも厳しいデータに該当…
あくまでもデータはデータなので必ず負けるとは言い切れませんが、もし勝つようなことになれば相当珍しいと思います。
まとめ
本日は前走ローズS組について考察、少し別路線の話も書きましたが、今年全てのデータをクリアし、本番好走できそうな馬は
カムニャック
セナスタイル
ビップデイジー
パラディレーヌ
上記4頭
今年のローズS組はかなりレベルが高いと思うので上記全馬買いだと思います。
YouTube
全頭診断をアップしましたのでYouTubeも是非ご覧ください。