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土曜日の馬場傾向
先週は重馬場開催かと思われたが、晴天に恵まれ良馬場で開催予定のマーメイドS
本日の京都芝5鞍を見てみよう。
京都芝Dコース開幕週(クッション値10.6)
4R 1400m(1.20.0)今開催2位
7R 1800m(1.44.4)今開催1位
9R 2000m(1.58.4)今開催5位
10R 2200m(2.10.0)今開催1位
11R 1600m(1.31.5)今開催1位タイ
見ての通り時計が速い。
京都開催残り2週という後半で、馬場が荒れているにも関わらず時計が速すぎる。
ここで出走メンバーの持ち時計を確認してみよう。
芝2000m
1位タガノパッション(1.57.5)
2位アリスヴェリテ(1.57.8)
2位エーデルブルーメ(1.57.8)
4位ミッキーゴージャス(1.57.9)
1.58.0以下で好走歴のある馬は上記4頭
ちなみに京都コースに限ればアリスヴェリテ(1.57.8)がダントツで最速
持ち時計更新時に着順を落としている馬はベリーヴィーナス、ラヴェル、エリカヴィータ、この辺りは時計が速くなった場合に不安が残る。
本日の2勝クラスで1.58.4、他のレースではコースレコードに迫る時計となっているので、マーメイドSは1.57後半〜1.58前半のかなり速い決着になりそう。
京都は夕方から小雨が降るみたいなので、明日も速い時計が継続されるか不明も、極端に馬場が悪くなる事は無いと思うので、持ち時計のある馬を重視したい。
推薦馬
◎タガノパッション
特に強かったのが3走前の愛知杯では無いだろうか?
先に抜け出したミッキーゴージャス、コスタボニータの外から直線上がり最速で差し脚を伸ばして2着
もし後50mもあれば勝ち馬ミッキッキーゴージャスを差し切っていた程の末脚だった。
3勝クラスでも勝ち切れず、OP戦では馬券外が続いていた馬が何故これほどパフォーマンスを上げて来たのか?
気になったので少し戦歴を深掘りして調べて行く事にした。
愛知杯(通過LAP)
12.2-10.4-10.9-12.0-11.9-12.3-12.4-12.2-11.6-12.0
まずこのLAPを見て分かるのは1000m通過57.4秒というかなりのハイペース
グランスラムアスクが1枠1番を引いた事によりスタートを決めて53キロの軽ハンデを活かして飛ばした前半だった。
道中ロス無く内目を立ち回った事もあるが、直線でインから外に切り替えると直線は別馬の様に脚を伸ばしてきた。
これだけのハイペースでパフォーマンスを上げてきている事をヒントに過去レース1000m通過タイムで着順を調べてみると…
前半59.4秒以下【1-1-3-1】好走率83.3%
前半59.5秒以上【1-1-6-6】好走率57.1%
上記の通り好走レンジがハイペースに集中している事が分かる。
芝1800m〜2000mに限定して調べると前半流れるレースの方が圧倒的にパフォーマンスを上げているのである。
スローペースからのよーいドンだと絶対的なスピード値が低いこの馬に取っては取りこぼすレースが多いのだろう。
特に前半59.4秒以下のレースは1度しか馬券外に飛んでおらず、驚く事にその馬券外1回も4着と惜しい内容だった。
馬場差や立ち回りと言った違いはどのレースでも多少あるとは思うが、シンプルに前半59.4以下で流れてしまえば、必ずゴール前1〜4着まで来ているのが素晴らしい。
という事で、今回のマーメイドSはタガノパッション向きのハイペース戦になるかどうか?
ここがこの馬を買うのか買わないのか1つの判断材料では無いだろうか。
このレースの逃げ馬候補は現時点で2頭
アリスヴェリテ
ベリーヴィーナス
どちらも直近3走内逃げて2勝と今回もハナを主張する可能性が非常に高い。
アリスヴェリテが逃げた前半1000m
3走前59.4秒(稍重)
前走56.8秒
ベリーヴィーナスが逃げた前半1000m
2走前1.02.3秒(重)
前走59.6秒
2走前に直接対決があったが、この時はアリスヴェリテが控えてベリーヴィーナスにハナを譲る形でスローペースとなった。
馬場が重たかった事もあるが、この敗戦で今回のマーメイドSでは同じくアリスヴェリテが再度控えてベリーヴィーナスに譲る可能性は非常に少ないと感じる。
その後のレースを見ても負けた事が控えた事によるものと言わんばかりの超ハイペースで逃げて勝利
対するベリーヴィーナスも直近の連勝は全てハナを切ってのもので、楽にハナを奪うアリスヴェリテを見て黙って譲るとは考え難い。
お互いの前走が京都2000mと言うことで前半1000mを見ても56.8秒、59.6秒、この間を取っても今回59.5秒を切ってくる可能性は高いのではないだろうか。
条件戦から重賞になってペースが楽になるとは考え難く、他の軽量ハンデ馬が積極的に絡んで行く可能性もゼロではない。
アリスヴェリテが柴田騎手続投なら大逃げを打っていた可能性が高いが、永島まなみ騎手に乗り替わった事で正直どうなるのか読み難い部分はある。
もちろん動物なので出遅れる可能性や急に行きっぷりが悪くなる場合もゼロではないが、ここまでの個人的な予想だと今回はタガノパッション向きの展開になる可能性が高いと感じる。
週末予想されていた雨予報も嘘の様に回復傾向で、恐らくこのまま良馬場で開催されるのでは無いかと思う。
馬場的にも軽ハンデが揃ったメンバー構成からもドスローまで落ちるようなマーメイドSは考え難くい。
更にご存じの通り今回も据え置き53キロとかなり恵まれた印象で、これがどれほど有利なのかと言うと…
愛知杯
1着ミッキーゴージャス
2着タガノパッション(上がり最速)
3着コスタボニータ
↓
上記からマーメイドS斤量比較
ミッキーゴージャス54キロ→56.5キロ
タガノパッション53キロ→53キロ
コスタボニータ55キロ→56キロ
直接対決してきた馬のハンデがグッと上がっているのに対してこの馬は53キロから変わらず。
他の条件戦を勝ち上がってきたばかりの馬と比較しても既に重賞で結果のあるこの馬にとってはかなり恵まれた印象で、現在6番人気なら相手を探さずに馬券勝負ができる。
ここは複勝1本で気楽にレース観戦したいと思います。
今回は京都開催と言う事で過去データが参考にならないため、データはなしで馬場傾向を中心に週中ポストしたもののまとめになり内容的には新鮮味がなくて申し訳ありません。
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