ダービー枠順確定
1枠1番 リラエンブレム
1枠2番 ショウヘイ
2枠3番 エリキング
2枠4番 ドラゴンブースト
3枠5番 レディネス
3枠6番 ファンダム
4枠7番 ミュージアムマイル
4枠8番 エムズ
5枠9番 ジョバンニ
5枠10番 トッピボーン
6枠11番 ニシノエージェント
6枠12番 カラマティアノス
7枠13番 クロワデュノール
7枠14番 ホウオウアートマン
7枠15番 ファウストラーゼン
8枠16番 ファイアンクランツ
8枠17番 マスカレードボール
8枠18番 サトノシャイニング
遂に枠順が決まりましたね!
今年のダービーは上記18頭で開催されます。
枠順別成績
いつも通り過去20年の枠順別成績を見ていきたいと思うのですが…
実はこれ「罠」なんです。
他の大手競馬予想サイトなども過去20年枠順成績を発信していたりしますが、一番大事な条件替わりを考慮しなければなりません。

↓

これを見て何か感じませんか?
2008年までオークスはダービーと同じく「Cコース開催」だったのです。
それが2009年からは何故か「Bコース開催」
という訳で2008年までのダービーはC「Cコース開幕週では無かった」と言う事です。
2009年から現在と同様にダービーは「Cコース開幕週」です。
ダービーはCコース開幕週だから内有利!とあちらこちらでポスト見掛けますが、予想家の方でも2009年から今の条件に変わったという事を説明できる人は意外と少ないです。
これらを頭に入れて枠順成績を見てみましょう。
枠順成績(過去32年)
1993年~2008年(16年間)
1枠 3-1-1-26 9.7%/12.9%/16.1%
2枠 3-3-1-25 9.4%/18.8%/21.9%
3枠 2-3-2-25 6.3%/15.6%/21.9%
4枠 0-3-1-28 0.0%/9.4%/12.5%
5枠 1-1-0-30 3.1%/6.3%/6.3%
6枠 1-2-1-28 3.1%/9.4%/12.5%
7枠 3-1-8-36 6.3%/8.3%/25.0%
8枠 3-2-2-40 6.4%/10.6%/14.9%
2009年~2024年(16年間)
1枠 5-3-1-23 15.6%/25.0%/28.1%
2枠 1-1-3-27 3.1%/6.3%/15.6%
3枠 3-1-1-27 9.4%/12.5%/15.6%
4枠 0-3-3-25 0.0%/9.7%/19.4%
5枠 2-1-1-28 6.3%/9.4%/12.5%
6枠 2-4-3-23 6.3%/18.8%/28.1%
7枠 2-2-3-40 4.3%/8.5%/14.9%
8枠 1-1-1-43 2.2%/4.3%/6.5%
条件が変わる前と変わった後の前後16年間(ちょうど半分になるように条件を合わせて)比較しますが、非常に分かりやすい部分で説明したいと思います。
1993年〜2008年
7-8枠【6-3-10-76/95】好走率20.0%
2009年〜2024年
7-8枠【3-3-4-83/93】好走率10.8%
シンプルに外枠の好走率が半分まで激減しているのが分かると思います。
これは開催が進んだことによる外差しが効く馬場になっているか(変更前)、Cコース開幕週で内が生きているのか(変更後)の違いがハッキリと出ています。
当然ここまで変化があるので過去20年を一括りにして数字並べをしては行けないと思います。
ですので「現在と同じ条件」に変更された2009年からの過去16年間を見ていきたいと思います。
2009年~2024年(16年間)
1枠 5-3-1-23 15.6%/25.0%/28.1%
2枠 1-1-3-27 3.1%/6.3%/15.6%
3枠 3-1-1-27 9.4%/12.5%/15.6%
4枠 0-3-3-25 0.0%/9.7%/19.4%
5枠 2-1-1-28 6.3%/9.4%/12.5%
6枠 2-4-3-23 6.3%/18.8%/28.1%
7枠 2-2-3-40 4.3%/8.5%/14.9%
8枠 1-1-1-43 2.2%/4.3%/6.5%
当たり前に自然な流れですが、Cコース替わりによる仮柵3メートル移動の恩恵はかなり大きいことが枠順別成績にも出ています。
枠順を考える上で私が一番重要視していることは「人気のない馬の枠順成績」です。
内枠有利と言われるなら下位人気(ここでは1~3番人気を除いた馬)と言われる上位と力差のある馬が、枠の恩恵を受けて上位に食い込む必要があります。
当日人気馬が集中して同じ枠に連続して入った場合、その枠の成績が上がって当然だからです。
いつものテンプレ文章で申し訳ないですが、今回もしっかりと見ていきましょう。
過去16年(1~3番人気除く)
1枠 2-2-0-19 8.7%/17.4%/17.4%
2枠 0-0-3-26 0.0%/0.0%/10.3%
3枠 1-0-1-23 4.0%/4.0%/8.0%
4枠 0-1-2-22 0.0%/4.0%/12.0%
5枠 1-0-1-27 3.4%/3.4%/6.9%
6枠 1-3-2-18 4.2%/16.7%/25.0%
7枠 0-0-2-37 0.0%/0.0%/5.1%
8枠 1-0-0-41 2.4%/2.4%/2.4%
相変わらず1枠は人気馬が入らずとも人気薄の好走が目立ちます。
特に気になったのが7~8枠の最低好走率1位2位のコンビですね…
今までの外枠成績は当日人気馬が底上げしていたことが良くわかります。
特に外枠ですら買われるような人気馬でも無い限りCコースの恩恵を一切受けられない外枠はかなり厳しい現状です。
7~8枠から好走した馬
2024年 シンエンペラー 3着
2022年 ドウデュース 1着
2022年 イクイノックス 2着
2019年 ヴェロックス 3着
2018年 ワグネリアン 1着
2017年 アドミラブル 3着
2015年 ドゥラメンテ 1着
2014年 イスラボニータ 2着
2012年 トーセンホマレボシ 3着
16年間で93頭が走ってたったの9頭です。
シンプルに7~8枠から好走した馬は枠のハンデを克服した猛者だと思います。
面白いことに7~8枠から好走した9頭を見てみると過去OP以上のレースで同世代に-0.4秒差以上の圧勝、もしくは世代G1で連対していた経験がありました。
シンエンペラー ホープフルS連対
ドウデュース 朝日杯FS優勝
イクイノックス 東スポ2歳S-0.4
ヴェロックス 若葉S-0.5 若駒S-0.3
ワグネリアン 東スポ2歳S-0.5
アドミラブル 青葉賞-0.4
ドゥラメンテ 皐月賞優勝
イスラボニータ 皐月賞優勝
トーセンホマレボシ 京都新聞杯-0.4
これらをボーダーに今年の該当馬を見ていきたいと思います。
今年の該当馬
今年7枠~8枠に入った馬を見ていきます。
7枠13番 クロワデュノール
7枠14番 ホウオウアートマン
7枠15番 ファウストラーゼン
8枠16番 ファイアンクランツ
8枠17番 マスカレードボール
8枠18番 サトノシャイニング
これらの過去実績を調べていくと…
クロワデュノール ホープフルS-0.3
ホウオウアートマン なし
ファウストラーゼン なし
ファイアンクランツ なし
マスカレードボール なし
サトノシャイニング きさらぎ賞-0.5
ここでマスカレードボールが脱落…
しかし昨年もシンエンペラーがG1優勝条件を連対条件にボーダーを下げたように皐月賞での3着は例外条件でも良いかもしれません。
ちなみに、過去の7枠~8枠に限定していますが、例えば二桁馬番全てにこの条件を適用したらどうなるのか?やってみました。
ジャスティンミラノ 皐月賞優勝
シンエンペラー ホープフルS連対
タスティエーラ 皐月賞連対
ハーツコンチェルト なし
ドウデュース 朝日杯FS優勝
イクイノックス 東スポ2歳S-0.4
ステラヴェローチェ サウジRC-0.5
サリオス 朝日杯FS-0.4
ヴェロックス 若葉S-0.5
ワグネリアン 東スポ2歳S-0.5
エポカドーロ 皐月賞-0.3
レイデオロ なし
アドミラブル 青葉賞-0.4
ドゥラメンテ 皐月賞優勝
サトノクラウン なし
イスラボニータ 皐月賞優勝
フェノーメノ 青葉賞-0.4
トーセンホマレボシ 京都新聞杯-0.4
リーチザクラウン きさらぎ賞-0.6
アントニオバローズ なし
完璧ではありませんが、2桁馬番だった多くの馬が該当していました。
全く当てはまらなかったのは4頭
ハーツコンチェルト なし
レイデオロ なし
サトノクラウン なし
アントニオバローズ なし
実績のなかった上記4頭は下記パターン
・重賞含む2勝以上+皐月賞以外で3着以下なし
これに唯一当てはまらなかったのが3着ハーツコンチェルト
ここまでボーダーを下げると何でもありとなるので4着とハナ差で残したハーツコンチェルトは割り切って考えたいと思います。
これらを踏まえて残りの2桁馬番を追加して見てみると…
5枠10番 トッピボーン なし
6枠11番 ニシノエージェント なし
6枠12番 カラマティアノス なし
7枠13番 クロワデュノール 該当
7枠14番 ホウオウアートマン なし
7枠15番 ファウストラーゼン なし
8枠16番 ファイアンクランツ なし
8枠17番 マスカレードボール なし
8枠18番 サトノシャイニング 該当
第四弾まとめ
本日は枠順データ考察をしてきましたが、今回の考察で評価を下げたいのが…
トッピボーン
ニシノエージェント
カラマティアノス
ホウオウアートマン
ファウストラーゼン
ファイアンクランツ
マスカレードボール
ハーツコンチェルトの件があるので完全データではないのですが、やっぱりどの角度からみてもダービーで外枠は不利です。
今年は外差しが目立っているので当日にならないと分からない部分も多いですが…
一応G1のくくりで言えばホープフルS以外全て馬券内のマスカレードボールはまだ見直せる余地はあるかなとは思いますが、外枠がプラスに働くことはあまり無さそうです。
木曜日限定記事
本日の限定記事はありません。
YouTubeの方で新しく「枠順確定後全頭診断」をアップしたのでそちらをご覧ください。