【エリザベス女王杯】過去20年データ考察第四弾 前走G3以下から好走した馬の共通点と5歳以上馬について

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前走G3以下から好走した馬

 

2021年 3着クラヴェル
2013年 2着ラキシス

2012年 3着ピクシープリンセス
2007年 2着フサイチパンドラ

 

過去20年で上記4頭のみ、勝ち馬に限れば未だにこのステップからは出ていません。

2011年以前の府中牝馬Sを除いてカウントしています。

 

今年この前走G3以下に該当するのは、

 

ホールネス

ピースオブザライフ

シンリョクカ

キミノナハマリア

エリカヴィータ

スタニングローズ

ゴールドエクリプス

ラヴェル

 

上記8頭です。

ちなみに昨年は5頭、意外とG3以下から参戦してくる馬は多いレースです。

今年は人気馬も含まれるのでしっかりと見ていきましょう。

 

 

好走馬の前走

 

クラヴェル 新潟記念G3
ラキシス 2勝クラス

ピクシープリンセス 2勝クラス
フサイチパンドラ エルムS

 

まずは例外的なダートを使ってきたフサイチパンドラについてですが、

この馬がなぜダートを使ったのか到底理解できないローテーションなのですがご存知の通り

オークス2着、秋華賞3着、そしてエリザベス女王杯の過去の優勝馬でもあります。

当然のことながら当日は3番人気に支持され、2着と走る理由の塊のような馬でした。

クラシックを連続で好走していながらダートに出走するとは驚きました。

このパターンは今後出てこないでしょう、それくらい前走ダートが謎です。

 

前走OP以下を使ってきた2頭を見ていきます。

 

ラキシス 1番人気1着 上がり2位0.1秒
ピクシープリンセス 1番人気1着 上がり1位0.7秒

 

当たり前ですが前走は1着、人気も共に1番人気

上がりを使っていた点がポイントになりそう。

その他に気になったのは

 

ラキシス 5戦
ピクシープリンセス 7戦

 

そのキャリアの浅さ、3歳馬と4歳馬だったところもポイントになるでしょう。

そして共に馬券外に飛んだレースは2戦のみと安定感をキープ

このあたりで今年の該当馬を見ていきましょう。

 

ホールネス OP 1人気1着 上がり4位

ピースオブザライフ 前走ダート

キミノナハマリア OP 2人気3着上がり2位

エリカヴィータ OP 6人気6着 上がり11位

ラヴェル OP 5人気6着 上がり5位

 

前走勝ち馬はホールネスのみ。

しかし上がりを使えておらず、特別先行していた訳でもないのでマイナス要素も同時に持ち合わせています。

しかし過去の好走馬と違う点は条件戦を連勝で上がってきたような馬ではなく、全馬がOPクラスであると言う事

このパターンは過去20年で好走馬が1頭もいないので、比較するにもボーダーが引けず困りました。

そもそもG3以下から好走した馬全体でもかなりサンプルが少ないので難しい判断になります。

 

ホールネス 馬券外ゼロ 前走OP1着

ピースオブザライフ 馬券外7回

キミノナハマリア 馬券外6回

エリカヴィータ 馬券外14回

ラヴェル 馬券外9回

 

例外を先読みするのであれば個人的にはやっぱり安定感は重要だと思います。

好走馬は過去にG1で好走歴でもない限り掲示板外に飛んだのは2回以下、それらを厳しくみても馬券外が2~3回程度で収まらないようであれば問答無用で消しても良いと思います。

上がりや前走人気、着順を見てもこのレベルが走ってしまえば事故とも言えるレベル

この組からはホールネス以外全てNGとします。

 

 

次に前走G3の馬を見ていきたいのですが、先に説明したフサイチパンドラは完全な例外として

クラヴェルしか好走馬が出てきておらず比較対象が少ないです。

 

クラヴェル 新潟記念2番人気3着上がり3位

 

前走OP以下で好走した例と同様に前走人気で好走かつ上がりを使っています。

こちらも掲示板外は1回のみ、安定感に関しても大きなボーダーの差はないのかもしれません。

 

シンリョクカ 8人気1着 上がり8位

スタニングローズ 9人気6着 上がり11位

ゴールドエクリプス 9人気16着 上がり16位

 

この項目だけ見れば全馬NGです。

G3以下の大きな枠で見ても前走5番人気以下だった馬は過去20年1頭も好走できず何頭も馬券外に飛んでいる条件です。

馬券外の数も全馬が5回以上と安定感もなく普通ならこの次点で全馬消しですが…

今年はあまりにもレベルが低く、出走17頭全馬が毎回こんな調子なので例年通りに見ていくと17頭全馬がNGで間違いないので本当に難しいと思います。

ここまで更新してきて、週末がワクワクしないG1も初めてかもしれません。

 

最後に、個人的に一番気にしているのが下記です。

 

2021年 3着クラヴェル 4歳
2013年 2着ラキシス 3歳

2012年 3着ピクシープリンセス 4歳
2007年 2着フサイチパンドラ 4歳

 

前走G3以下だった5歳以上馬は着順人気に関わらず過去20年「全滅」

5歳以上で前走主要ステップを使えなかった理由は様々ですが、このエリザベス女王杯では今のところ完全に用無し状態です。

 

ホールネス 4歳馬

ピースオブザライフ 4歳馬

シンリョクカ 4歳馬

キミノナハマリア 4歳馬

エリカヴィータ 5歳馬

スタニングローズ 5歳馬

ゴールドエクリプス 5歳馬

ラヴェル 4歳馬

 

流石に5歳馬の3頭は買い要素が他にあったとしても真っ先に消したいくらい厳しいと思います。

 

 

まとめ

 

本日は前走G3以下から好走した馬について考察してきましたが、例外候補含め今年買えそうな該当馬は…

 

 

 

 

ホールネス

 

 

 

 

1頭のみ

例年通りだとNGですが、今年くらいの低レベルだとシンリョクカもOKにしても良さそうです。

しかしG3以下の次点で好走期待値はかなり低いので手が出にくい前走ステップには変わりません。

 

 

金曜日限定記事

 

最後に1つ、自分でも調べててびっくりする共通点があったので共有したいと思います。

直近のデータではありますが、過去10年でエリザベス女王杯を好走した5歳以上は下記

 

2022年2着ウインマリリン
2020年1着ラッキーライラック
2020年2着サラキア
2019年2着クロコスミア
2018年2着クロコスミア
2017年3着ミッキークイーン

 

上記6頭は「全て◯◯だった」という共通点を持っていました。

正直こんなことがあるのかと思ったほどで、やはり適正の差が大きいレースだと思います。

今年5歳以上でエリザベス女王杯に挑む馬は

 

ライラック

ルージュリナージュ

エリカヴィータ

スタニングローズ

シンティレーション

サリエラ

ゴールドエクリプス

コスタボニータ

 

上記8頭

この中で条件該当馬は2頭のみ。

○○に入る条件と該当馬を次回更新までブログランキングへ公開しておきます。

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