新潟ダート1800mについて
新潟と言えば芝同様に長い直線が印象的ですが、競馬場全体がかなり横長であるのでコーナー角度がキツイのが特徴です。
更にスタートからゴールまで高低差が少なくほぼ平坦コースと言っても良いでしょう。
となるとシンプルに前に行った馬がロス無く立ち回った場合、止まりにくいコース形状となっています。
レパードSのように力差の少ない世代戦となれば、ポジションによる有利不利は大きく「前に行く馬が狙い目」になってきます。
過去の好走馬
年 | 着 | 馬名 | コーナー順 |
2023年 | 1着 | ライオットガール | 2,2,2 |
2着 | オメガギネス | 3,4,4 | |
3着 | ルクスフロンティア | 1,1,1 | |
2022年 | 1着 | カフジオクタゴン | 8,7,5 |
2着 | タイセイドレフォン | 6,3,3 | |
3着 | ハピ | 11,7,7 | |
2021年 | 1着 | メイショウムラクモ | 3,2,2 |
2着 | スウィープザボード | 7,4,3 | |
3着 | レプンカムイ | 1,1,1 | |
2020年 | 1着 | ケンシンコウ | 1,1,1 |
2着 | ミヤジコクオウ | 7,7,6 | |
3着 | ブランクチェック | 5,4,4 | |
2019年 | 1着 | ハヤヤッコ | 12,11,9 |
2着 | デルマルーヴル | 7,3,2 | |
3着 | トイガー | 13,7,9 | |
2018年 | 1着 | グリム | 1,1,1 |
2着 | ヒラボクラターシュ | 5,6,5 | |
3着 | ビッグスモーキー | 3,3,3 | |
2017年 | 1着 | ローズプリンスダム | 6,5,7 |
2着 | サルサディオーネ | 1,1,1 | |
3着 | エピカリス | 4,5,4 | |
2016年 | 1着 | グレンツェント | 5,4,4 |
2着 | ケイティブレイブ | 1,1,1 | |
3着 | レガーロ | 13,9,7 | |
2015年 | 1着 | クロスクリーガー | 5,2,2 |
2着 | ダノンリバティ | 9,4,4 | |
3着 | タマノブリュネット | 14,12,11 | |
2014年 | 1着 | アジアエクスプレス | 3,3,2 |
2着 | クライスマイル | 1,1,1 | |
3着 | ランウェイワルツ | 10,12,12 |
先ほど説明した通り好走馬30頭中22頭が4角5番手以内という圧倒的先行有利のレース
2016年を除き基本的には15頭で開催されていますので、最終コーナーで10頭(3分の2)より前にいる必要があります。
今回は過去に先行して馬券になった22頭を深堀りしていこうと思います。
・前走も4角5番手以内だった
・前走上がり3位以内で馬券内(0.3秒差以内含む)
・前走先行(4角5番手以内)から2桁着順なし
基本的には上記に該当しており、前走も先行していたか後方でも上がりを使って上位に来ていた馬です。
先行もせず後方から上がりも使っていない馬は10年前のアジアエクスプレス1頭のみ。
この馬はかなり特殊で、前走ユニコーンSを1番人気で敗退しましたが当日も1番人気に支持されるほどの実力馬でした。
その前は皐月賞で0.4秒差、スプリングS連対、朝日杯FS優勝と芝ダート兼用馬で既にG1馬でした。
流石にこれほど例外的な芝ダート二刀流の馬はこの10年間で1頭も出ていませんので除いて考察していきたいと思います。
そして同じく古い馬になりますが9年前のダノンリバティもレパードSが初ダートなので少し例外として扱いたいと思います。
そのダノンリバティを除けば該当馬全馬が「過去に4角5番手以内から勝利経験あり」だったことや、「前走先行して2桁着順ではない」事も共通しています。
今年の該当馬
ここまでをまとめると、好走馬22頭中例外扱いのアジアエクスプレス、ダノンリバティを除く20頭全馬が下記に該当し、当日も4角5番手以内から好走しています。
■前走の位置取り
・前走も4角5番手以内だった
・前走上がり3位以内で馬券内(0.3秒差以内含む)
■前走大敗&勝利実績の有無
・前走先行(4角5番手以内)から2桁着順なし
・過去に4角5番手以内から勝利経験あり
個人的には検索段階からボーダーは相当甘いかなと感じており、超最低ラインの範囲なので推薦馬は上記該当馬からしか考えていません。
1番人気確実のミッキーファイトが該当していないのが馬券的に面白いかなと思います。
サンライズソレイユ
ジーサイクロン
ソニックスター
ミッキークレスト
メイショウフウドウ
ロジアデレード
今年の該当馬は上記6頭
例年通りならここから1~2頭は馬券内、ワンツースリーの可能性も十分高いと思います。
最後に個人的に楽しみな1頭を書いて終わりにしたいと思います。
注目馬
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前走は最もペースの上がった12.0秒の区間でコーナー外を回りながらロスがあり、追走苦しみながらも直線に向くと唯一外から脚を伸ばし快勝
2走前のラストの伸びを見ても同じ位置から同馬だけ脚色が違う辺りは評価できるし、例年に比べてメンバーレベルが落ちるここは通用しても良いかなと感じます。
かなりトビが大きく、正直コーナーがきつい新潟の舞台は微妙かもしれませんが、それをカバーできる直線の垂れずに持続し続ける脚は非常に魅力的だと思います。
直近のレースを見る限りは前半流れたときに対応できるかですが、一番厳しい加速のタイミングで外を回してついて行った前走を見る限りむしろ他が苦しい分、良い可能性も十分あるかなと思います。
出走メンバーを見ても前半36秒を切るような厳しい流れで結果を出してきた馬はほぼいませんし、結局流れたときにどうなるのか未知数なのは全馬に言える事です。
ここまでのレースリプレイを見る限りは4角5番手以内さえキープしてくれれば、馬券内は相当高いと思える1頭なので上記データ面からも期待したいと思います。
上位人気は唯一前走ダート重賞好走馬であるミッキーファイトと川田騎手が選んだソニックスターが3~4倍を分け合う形で1~2番人気は抜けて人気、それ以外は俺プロやJRAVANのユーザー投票を見てもかなり混戦で今現在より当日オッズは貰える可能性高いと思います。
後は先手を取りやすく自由に動ける外枠は何が何でもほしいところなので枠順発表を待ちたいと思います。