推薦馬
◎ビーオンザカバー 7番人気※予想投稿前日18:00オッズ
新馬戦はあまり得意とは言えない函館の稍重馬場と見た目以上にタフなレースで、外枠発走から先行ポジションで進め直線はマジックサンズとの叩き合いで敗れた。
勝ち馬はその後、札幌2歳Sを勝利しNHKマイルCでは2着に入っている事を踏まえても良馬場では無い中で0.3秒差は負けたとは言え非常に評価できる内容だった。
続く2戦目はスタートから口向きが悪く道中掛かり通して消耗、それでも4角から盛り返すように根性を見せるが抑えが効かなかった道中が響いて直線の脚はジリジリとしか伸びず馬券外、明確な敗因があったのでそこまで評価は落とす必要なし。
3戦目でようやく初勝利となるが、2戦目と違い道中は後方で折り合って脚を溜める形、4角出口は全く出しどころが無く何度も詰まる中、最終的にインまで大移動するロス、あまりにも酷い騎乗だったが他馬とは比較にならないほどの末脚と直線迫られても踏ん張る脚力は素晴らしかった。
タイム的にもメンバーレベル的にも過大評価はできないが、普通なら確実に負けていた酷い騎乗を馬の力だけで勝利を掴んでおり着差以上に濃い内容だった。
3ヶ月の休養明けで挑んだ昇級戦では4角出口で外に張るチャンスを逃して馬場の荒れているインを選択、内から1頭だけ伸びていたが1着馬2着馬は外差しを活かした馬が独占
勝ち馬のゴーソーファーは次走でフラワーCを好走、2着のアロヒアリイも弥生賞を好走と2頭どちらも次走で即重賞を好走しているようにメンバーレベルは評価できる。
当然ビーオンザカバーの次走に注目が集まるが、またしてもスタートから口向きが悪く気性の悪い部分が出てしまい道中掛かり通し、当然直線までに余力無く距離延長が完全に裏目に出てしまった内容で度外視で問題ない。
仕切り直しの1戦となった2走前は全く噛み合っていなかった横山武史騎手からようやく初の乗り替りで川田騎手を採用、ペースが流れた事が向いたのは間違いないがこれまでの気性難が嘘のようにピッタリ折り合い、逃げ馬を捕まえに行って上がり最速2馬身半突き抜ける非常に強い内容だった。
前走のラジオNIKKEI賞では離された最後方から、展開不利の中1頭だけ外から追い込んできており誰が見ても分かる通りの負けて強い内容だった。
ここまで行き脚が無かったのは暑さの影響なのかメンタル的なものなのか不明だが、あと1つ前のポジションを取るだけで結果は全然違っていた。
相手強化で簡単なレースでは無いが距離が1ハロンでも伸びる点はプラス、田辺騎手から横山武史騎手への乗り替わりも初勝利を手にしたコンビなので問題なし。
1つだけ心配な点としては陣営コメントで1週前から息遣いも動きも重苦しく…とあったので乗り込み量を見ても本当にレースに出る気あるのかと問いたいくらい、かなり急仕上げ感があるのでプロとしてそこはしっかり逆算して調整してくれよと言うのが本音ですが、この馬の能力に期待したいと思います。