前走2桁人気から激走した馬
2014年3着 タガノエトワール
2013年3着 リラコサージュ
2008年3着 プロヴィナージュ
過去20年の歴史でたったの3頭なんです。
データ考察で明確なボーダーを引くには母数が少ないので第一回の1996年から遡ってみます。
上記3頭に下記2頭をプラス
2002年3着 シアリアスバイオ
2000年3着 トーワトレジャー
間隔的に今年このパターンで激走があっても不思議ではないと思っています。
しかしここまで遡っても連対馬に限ってはゼロ、かなり鬼門になりますのでしっかりと調査していきたいと思います。
該当馬の前走
タガノエトワール ローズS 15番人気2着 上がり最速
リラコサージュ ローズS 12番人気18着
プロヴィナージュ シリウスS 11人気16着
シアリアスバイオ 紫苑S 11番人気2着 上がり最速
トーワトレジャー ローズS 11番人気3着 上がり2位
上がりを使ってクラシック前哨戦を好走しており、思っていたほど悪くないという印象です。
どちらにも該当しないのはリラコサージュと前走ダートだったプロヴィナージュです。
この前走好走した3頭はそれまで最高でも1勝クラスの馬でした。
実績のなかった馬は前走で当たり前に人気がありませんよね、しかしそこで激走し本番でも好走というパターン
この中でOP以上の勝鞍があり、重賞でタイム差なしの3着と実績をすでに持ち合わせていたのがリラコサージュです。
ダートから参戦したプロヴィナージュも既に2勝を挙げており、3走前の関東オークス(G2)で連対実績がありました。
こうやってデータを細かく紐解くと面白いですよね。
結局は前走人気しない理由がしっかりと有り納得できる内容でした。
今年の該当馬は抽選対象を除いて4頭います。
ヴーレヴー
セナスタイル
ビップデイジー
ランフォーヴァウ
上記馬の前走上がり順位を見ていきましょう。
ヴーレヴー 上がり7位
セナスタイル 上がり1位
ビップデイジー 上がり4位
ランフォーヴァウ 上がり13位
上がりを使えていない3頭の実績を見ていきましょう。
ヴーレヴー 3勝(OP勝ち)
ビップデイジー 2勝(G1連対)
ランフォーヴァウ 2勝(G2勝ち)
なんと全馬がクリア
毎年ここで残る馬は1頭いるかいないかなので経験上、このパターンは今年波乱があってもおかしくない年かなと思います。
1勝馬の可能性について
この流れで1番最初に整理整頓しておきたいのが「出走時点での勝ち鞍」です。
クラシックとは言え、最後の三冠目となれば出走してくる全馬それなりにレース経験があります。
出走時点での勝ち数も立派な馬券のヒントになると仮説を立てて、調べて行くことにしました。
こちらも母数が少ないので第一回の1996年から全て調べます。
秋華賞までに2勝以上していなかった馬は
2024年 2着ボンドガール
2020年 2着マジックキャッスル
2019年 3着シゲルピンクダイヤ
2014年 3着タガノエトワール
2002年 3着シリアスバイオ
1997年 3着エイシンカチータ
なんと6頭も好走馬がいました。
1頭づつ戦績をみていきましょう。
ボンドガール
前走紫苑S3着(0.2秒差)上がり1位
過去サウジRC2着、NZT2着、クイーンS2着
マジックキャッスル
前走紫苑S4着(0.2秒差)上がり2位
過去クイーンS2着、ファンタジーS2着
シゲルピンクダイヤ
前走ローズS4着(0.2秒差)上がり2位
過去桜花賞2着、チューリップ賞2着
タガノエトワール
前走ローズS2着(0.2秒差)上がり1位
過去なし(キャリア4戦)
シリアスバイオ
前走紫苑S2着(0.2秒差)上がり1位
過去なし(芝戦3回のみ)
エイシンカチータ
前走クイーンS3着(0.2秒差)上がり3位
過去なし(京都コース好走率100%)
これだけ長い歴史を振り返っても面白いくらい共通点がありますね、
A 前走重賞で上がり3位以内かつ0.2秒差←全馬完全クリア
B 前走馬券外だった馬は過去に複数重賞連対経験←全馬完全クリア
この2ポイントを完全にクリアした馬しか好走できていません。
今年の登録段階で1勝馬を並べて見ましょう。
なし
なんと抽選対象を含めても1頭もいませんでした。
非常に珍しいと思います
ちなみに昨年は5頭もいました。
来年以降に役立つデータだと思うのでメモ程度に書き残して置きたいと思います。
まとめ
本日は重要な勝利数から今年好走できそうな馬と、前走2桁人気から巻き返した馬の共通点を考察してきましたが…この条件でNGとなる馬はいませんでした。
毎日データ考察はありますし、ここから先の記事で徐々に絞れていくと思うので焦らず行きたいと思います。
正直毎年この辺りは調べて来ましたが、1発目の段階で1頭もNGがいないのは初だと思います。
下位人気にレベルがそこまで低くない印象で、アルマヴェローチェ不在の今年は波乱の決着も十分考えられると思います。
月曜日限定記事
本日は最後に、ここまで勝利数について後半は考察してきましたが、良いデータは必ず表裏一体ですので当然逆側も見ていきたいと思います。
「勝利数が多かった馬はどうなのか?」
こちらも過去20年1頭1頭全て手作業で調べてきました。
【6-1-2-0】好走率100%
上記はある条件で絞った馬になります。
どこにも載っていない全て手作業の完全オリジナルデータです。
今年は該当馬がいるのか?来年以降も必ず使えるデータなので覚えておいて損は無いです。
本日の無料メルマガにて上記条件と該当馬を記載してありますのでご確認ください。