前年菊花賞優勝馬
ドゥレッツァ
アスクビクターモア
タイトルホルダー
フィエールマン
サトノダイヤモンド
キタサンブラック
ゴールドシップ
オルフェーヴル
アサクサキングス
ディープインパクト
ザッツザプレンティ
ヒシミラクル
マンハッタンカフェ
エアシャカール
ナリタトップロード
セイウンスカイ
マヤノトップガン
ビワハヤヒデ
ライスシャワー
メジロマックイーン
過去35年(TARGETで遡れる最大)
上記20頭は菊花賞優勝→天皇賞春出走馬になります。
個人的に毎年ここのラインは狙い目だと思っているので今年も考察していきたいと思います。
全体成績
15着 ドゥレッツァ
11着 アスクビクターモア
1着 タイトルホルダー 490/180
1着 フィエールマン 280/150
3着 サトノダイヤモンド 0/110
1着 キタサンブラック 450/170
5着 ゴールドシップ
11着 オルフェーヴル
3着 アサクサキングス 0/140
1着 ディープインパクト 110/110
16着 ザッツザプレンティ
1着 ヒシミラクル 1610/400
1着 マンハッタンカフェ 290/120
8着 エアシャカール
3着 ナリタトップロード 0/100
3着 セイウンスカイ 0/110
5着 マヤノトップガン
1着 ビワハヤヒデ 130/100
1着 ライスシャワー 520/140
1着 メジロマックイーン 170/120
過去35年
9-0-4-7 好走率65.0%
単勝回収率203% 複勝回収率98%
私が注目している理由が簡単に分かると思います。
前年の菊花賞優勝馬を何も考えずに全て単複で買っていたら、約7割で天皇賞春が的中しているのです。
更に注目したいのは回収率ですよね、2003年1着ヒシミラクルが押し上げているのは間違いないのですが、この馬を凡走扱いしたとしても単勝回収率は122%の数値
もう買わない理由などないでしょう。
ここからは更に踏み込んで、独自の着眼点から考察して行きたいと思います。
凡走馬の共通点
ここまで前年の菊花賞優勝馬がシンプルに熱いことは簡単に理解できたと思います。
しかし三冠馬であるゴールドシップやオルフェーヴルと言った実力馬が当日ガッツリと人気を集めて大敗していたりもします。
まずは過去に凡走した馬を並べて見ましょう。
ドゥレッツァ
アスクビクターモア
ゴールドシップ
オルフェーヴル
ザッツザプレンティ
エアシャカール
マヤノトップガン
これらのメンバーを見て、少し気になるのが菊花賞以外のクラシックで良く名前を見かけたなと言う印象です。
これまでのキャリアと天皇賞春までに出走したG1をカウントしてみましょう。
ドゥレッツァ
5戦 クラシック出走なし
アスクビクターモア
10戦 皐月賞・ダービー・菊花賞
ゴールドシップ
11戦 皐月賞・ダービー・菊花賞・有馬記念
オルフェーヴル
12戦 皐月賞・ダービー・菊花賞・有馬記念
ザッツザプレンティ
11戦 皐月賞・ダービー・菊花賞・JC・有馬記念
エアシャカール
12戦 海外G1・皐月賞・ダービー・菊花賞・JC
マヤノトップガン
14戦 菊花賞・有馬記念
基本的にはマヤノトップガンとドゥレッツァ以外は全てクラシック三冠レースに出走しています。
出走の無かったマヤノトップガンはキャリア最多の14戦
ドゥレッツァは非常に難しいですが大敗の理由が熱中症とのことで当日の気温が非常に高かったのがデータで何とも表現が難しいところです。
ドゥレッツァは別としてこの時点で私が感じたのは「余力」です。
馬主、調教師、騎手全ての目標はやはりクラシックです。
ここに向けて全力で調整されてきた馬が4歳になり古馬との対戦になったときにどれだけフレッシュな状態で挑めるのか。
まだ推測でしかないので、客観的要素でこれを確信に変えていきたいと思います。
好走馬の共通点
好走した馬も同じように、これまでのキャリアと天皇賞春までに出走したG1をカウントしてみましょう。
タイトルホルダー
10戦 ホープフルS・皐月賞・ダービー・菊花賞・有馬記念
フィエールマン
5戦 菊花賞
サトノダイヤモンド
9戦 皐月賞・ダービー・菊花賞・有馬記念
キタサンブラック
9戦 皐月賞・ダービー・菊花賞・有馬記念
アサクサキングス
11戦 皐月賞・NHKマイル・ダービー・宝塚記念・菊花賞
ディープインパクト
9戦 皐月賞・ダービー・菊花賞・有馬記念
ヒシミラクル
20戦 菊花賞・有馬記念
マンハッタンカフェ
10戦 菊花賞
ナリタトップロード
12戦 皐月賞・ダービー・菊花賞・有馬記念
セイウンスカイ
9戦 皐月賞・ダービー・菊花賞・有馬記念
ビワハヤヒデ
12戦 朝日杯FS・皐月賞・ダービー・菊花賞・有馬記念
ライスシャワー
13戦 皐月賞・ダービー・菊花賞・有馬記念
メジロマックイーン
9戦 菊花賞
数が多いので全馬とは行きませんが、天皇賞春で凡走した馬との違いは分かると思います。
これまで凡走した馬と合わせて計算すると…
菊花賞優勝馬全頭【9-0-4-6】
好走率65.0% 単勝回収率202.5% 複勝回収率97.5%
キャリア10戦以下【6-0-2-2】
好走率80.0% 単勝回収率179.0% 複勝回収率107.0%
G1参戦2回以下【4-0-0-2】
好走率66.6% 単勝回収率391.7% 複勝回収率131.7%
菊花賞のみ出走【3-0-0-1】
好走率75.0% 単勝回収率185.0% 複勝回収率97.5%
こちらが想定した通りの結果ですね。
レース数を使っていない方が良い、G1に多く参戦していない方が良い、なんなら菊花賞にしか参戦していない馬は4頭いて例外的な熱中症だったドゥレッツァを除き天皇賞春では優勝馬が多く出ています。
これが先に書いた通りの「余力」だと思います。
今年の該当馬
さて、過去の考察から今年買える馬はいるのか?
本題に入って行きたいと思います。
昨年の菊花賞優勝馬は…
アーバンシック
何と天皇賞春の出走はありません。
これは非常に困りました…
ここまで熱く語って今年の該当馬がいないとなると「菊花賞連対馬」の括りで再考察して行くしかありません。
前年菊花賞2着馬
データが遡れる限界まで調べると下記の22頭が菊花賞2着→天皇賞春に出走した馬です。
タスティエーラ
ボルドグフーシュ
アリストテレス
エタリオウ
クリンチャー
レインボーライン
サウンズオブアース
サトノノブレス
ウインバリアシオン
ローズキングダム
フォゲッタブル
リンカーン
ファストタテヤマ
テイエムオペラオー
スペシャルウィーク
ダイワオーシュウ
ロイヤルタッチ
ヤシマソブリン
ステージチャンプ
イブキマイカグラ
ホワイトストーン
ゴールドシチー
この中で天皇賞春を好走できたのは…
クリンチャー
ウインバリアシオン
テイエムオペラオー
スペシャルウィーク
イブキマイカグラ
たったの5頭だけです。
好走率にすると22.7%
菊花賞優勝馬と比較してもかなり数値が落ちる印象です。
上記5頭に共通しているのが
前走G2以上で好走or菊花賞後出走回数1回以下
この2択です。
最初に話した余力の部分は出走回数、菊花賞を負けた事による重賞実績の底上げ
このどちらかは必須となっています。
特に凡走馬で目立つのが前走馬券外の馬で
出走回数2回以上かつ前走馬券外の馬は…
【0-0-0-6】好走率0%
更におもしろいのが、菊花賞で初角9~18番手以内(出走馬の半分よりも後ろにいた馬)
このパターンが皐月賞2着馬→天皇賞春の好走パターンで差し届かなかった馬が巻き返す傾向にあります。
上記に該当しない馬を調べてみると…
【0-0-0-8】好走率0%
これら2つの凡走条件を合算してみると…
【0-0-0-11】好走率0%
上記に該当しない馬
【2-0-3-6】好走率45.5%
あまり絞りすぎるのも良くないと思うのでこの辺りで絞りたいと思います。
今年前年の菊花賞2着馬は…
へデントール
この馬は菊花賞2着後、ダイヤモンドSの1戦のみ。
余力の面ではクリア、実績面でもG2ではないですが重賞勝ち馬と言う点はプラス査定
更に菊花賞のコーナー順を見ると17-16-8-5と初角は最後方から2番手で競馬をしており、まさに過去の巻き返した馬と一致
この2ポイントから【0-0-0-11】or【2-0-3-6】のパターンでは後者となります。
菊花賞の勝ち馬では無いので絶対に走ると言うまでの信頼度はないですが、好走できるラインの馬だなと思います。
第一弾まとめ
本日は前年菊花賞優勝馬について考察しましたが、該当のアーバンシックの出走がないので過去の2着馬と比較して再考察をしましたが…
へデントール
「好走するチャンスは十分あり」と判断します。
毎年相性の悪い前走G3組だからと言って簡単に消しとはなりません。
過去10年で見るとそうなりますが、それ以上前まで遡ると好走馬は結構いますので全然チャンスはあると思います。
月曜日限定記事
本日の限定記事は更新ありません。
YouTubeの方で天皇賞春の注目馬を公開したので、そちらをお楽しみください。