【神戸新聞杯】注目馬 大混戦オッズの中でも下剋上に期待したい4頭はコレ

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はじめに

 

現在の想定オッズを見てみると、少しだけ抜けた1番人気想定のメリオーレムを除き2番人気~12番人気の10頭が単勝オッズ10.7倍以内で大混戦です。

こうなると当日は少しのオッズ変化で10番人気→3番人気なんてことも現実的にあり得る状態なので、なるべく赤オッズ以外から注目馬を書いていますが当日人気してしまったらごめんなさい。

個人的に1~3番人気の3頭はメリオーレム、メイショウタバル、ジューンテイクの3頭かなと思うのと、ショウナンラプンタ辺りが8~10番人気なわけ無いので重賞好走馬などは今より確実に売れるでしょう。

想定オッズの時点から毎日人気が入れ替わるほど忙しいオッズですが、なるべく人気馬を避けながら情報の少ない初重賞挑戦馬に絞って考察して行きたいと思います。

このレースの傾向や狙い目、注目データなどは最終考察にて一気に書いて行きますので、完成までお待ち下さい。

 

※この記事は予約投稿のため月~火曜日(記事完成)時点でのnetkeiba想定オッズ参考

 

注目馬

 

オールセインツ 12.6倍(5番人気想定)

初戦はスタートからかなりのんびりしており、鞍上の藤岡騎手が懸命に手綱を動かしても反応せずコーナーではポジションを下げてしまった。

4角出口の勝負どころでも反応が鈍く、直線はアスクカムオンモアが持ったまま楽勝ムード、しかし残り100mだけで一気にエンジン点火、並ぶ間もなく差し切りデビュー勝ち。

負かしたアスクカムオンモアはご存知の通りその後プリンシパルSでダノンエアズロックの0.2秒差、先週のセントライト記念でも6着まで来た実力馬

それを全く相手にしなかった初戦は、見ていてもアスク楽勝のレースだなと思った10秒後には差し切っており非常に面白いレースだった。

2戦目の京都新聞杯ではスタートで出遅れ、道中も進まずただ後方を周回してきただけで13着に大敗、レース後は全くレースにならなかったとコメント

3戦目は1枠1番から道中はインで溜め、4角出口では最内から大外まで5頭分以上は横移動している中で内の各馬を全て差し切り勝ち。

負かしたチェレスタは先週のローズSでクイーンズウォーク相手に0.2秒差2着に入った実力馬、その馬に上がりで決定的な差をつけての快勝だった。

前走もウインオーディン(新潟2歳S連対実績のある古馬)相手に上がり32.3秒で差し切り勝ち、ここまで出遅れてレースにならなかった京都新聞杯以外は全て上がり最速で勝っており末脚は超一流

負かしてきた相手も既にOP以上で勝ち負けしてきた馬ばかりで、今年の手薄なメンバー構成である神戸新聞杯なら全馬をまとめて差し切るだけの素質は持っている。

 

 

サブマリーナ 14.3倍(7番人気想定)

2走前のつばき賞は9頭立ての小頭数と言う事もあり道中はスローで流れイン前が強く、4角先頭に立ったメイショウタバルが押し切ったレース

サブマリーナは道中後方2番手とかなり後ろのポジションで、4角出口ではメイショウタバルと6馬身以上の差がある状態だった。

直線はイン前有利の中で外目から唯一追い込んできており0.1秒差の3着だったが、ゴール前の脚色は完全にサブマリーナの圧勝だった。(ゴール直後はあっさり差し切っていた)

メイショウタバルが当日3番人気以内に支持される可能性が非常に高い中で、内容は完全に上回っていたこの馬が人気落ちなら完全にこちらを評価したい。

前走も4角1~4番手が2着、3着、4着と入選する中で後方から全てまとめての差し切り勝ち、2戦連続でこの馬だけ明らかに他馬とは違う動きで好走している。

負かしたインファイターの更に後ろは5馬身以上の差がついており、見た目以上の圧勝だった。

ちなみに勝ち時計1.58.0秒は過去10年良馬場で記録された京都1勝クラスの最速時計と0.1秒差、かなりの好タイムを記録した。

今年出走メンバーの中でもかなり上位評価したいくらいレース内容が良いので、個人的には重賞実績馬、前走G1出走馬など全て追い越して1~2番人気でも良いくらいの馬だと思う。

 

 

バッデレイト 16.1倍(9番人気想定)

この馬はとにかく前走の内容が良い、道中は馬群に包まれストレスが掛かる状態だったが4角でスムーズに追い出されると、外から完全に差し切ったような脚で上がってきたピースワンデュックと併せ馬の形になり二段階で末脚を使っている。

ゴール板通過は完全に首の上げ下げで後1ミリの運がなかっただけ、内容はほぼ勝ちに等しく実質3戦3勝のような馬

勝ち馬は4戦3勝オール上がり1~2位の素質馬、3着に入ったサトノシュトラーセも京都2歳Sでシンエンペラーの0.1秒差と非常に濃いメンバー構成だった。

これらを物差しにすると今回のメンバーの中では上位に食い込んでも全く不思議ではない馬で、この時の走破タイムも新潟最終週にしては相当優秀なタイムだった。

新馬戦からの3戦全てで前から3番手以内につけ、ラストは爆発的なキレはないが減速しない長く良い脚を使うレースが特徴的、それがこの馬の良さだが見た目に派手さが無くおそらく当日も人気はかなり下だろう。

更に陣営は前走より状態は良いと早い段階でキッパリ、前走の1週前コース追いのタイムよりも今回は3秒以上も短縮しており相当具合の良さが伝わってくる走破タイムだ。

馬群に包まれてもまったく怯まないレースセンスの高さ、並ばれてから見せる勝負根性の強さ、時計面でも裏付けあり、重賞級メンバーでも勝ち負けできる能力、馬場が重くなっても上がり最速勝ち、実質3戦3勝のような馬がここまで人気落ちなら普通に面白い。

 

 

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評価したいのは断然2走前のレース、かなりメンバーレベルの高い1戦だったがスタートから外枠でコーナーも外目を通り後方から

向こう正面でポジションを上げる馬がいる中で4角出口まで一切動かずに直線を迎えたが、流石に前半緩んだ分前が止まらず上位は全て前目で競馬していた馬だった。

掲示板に載った馬で4角10番手以下はこの馬だけ、他は全て4角5番手以内の馬で圧倒的展開不利の中で上位に勝る末脚を披露していた。

その鬱憤を晴らすかのような前走だったが、スローの展開を大外から全馬まとめて差し切り勝ち。

この時のラスト5ハロンは12.3-12.0-11.5-11.3-11.1と綺麗な加速LAP、勝ち時計と上がりタイムは平均よりも1秒近く速く、余力もありながら相当強い競馬だった。

ここ2戦は後方で脚を溜める競馬が様になってきて、それまでの競馬とは別馬になったような印象を受けるほど。

特に中間の追い切りは過去とは比較にならないほど好タイム連発の追い切り、デビューからバラバラだった歯車が一気に噛み合ってきた印象で相当体調が良いのだろう。

レース回顧をしっかりとしている人は前走のLAPや、2走前のコーナーワークに注目しないはずは無いので、正直この人気で当日買えるのかは不明

枠も決まっていない段階で週末の中京競馬場の天気も不安定、あまりにも不確定要素が多いので前日のバイアス等、最終結論までしっかりと考察したいと思います。

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