天皇賞春枠順確定
1枠1番 サリエラ
1枠2番 ヒンドゥタイムズ
2枠3番 プリュムドール
2枠4番 ワープスピード
3枠5番 ブローザホーン
3枠6番 ディープボンド
4枠7番 タスティエーラ
4枠8番 ゴールドプリンセス
5枠9番 シルヴァーソニック
5枠10番 サヴォーナ
6枠11番 マテンロウレオ
6枠12番 ドゥレッツァ
7枠13番 スカーフェイス
7枠14番 テーオーロイヤル
7枠15番 メイショウブレゲ
8枠16番 チャックネイト
8枠17番 スマートファントム
8枠18番 ハピ
本日枠順発表がありました。
今年は上記18頭で開催されます。
枠順別成績
過去20年(京都開催)
1枠 6-1-2-27 16.7%/19.4%/25.0%
2枠 1-2-2-30 2.8%/8.3%/13.9%
3枠 3-1-1-33 7.9%/10.5%/13.2%
4枠 3-2-4-30 7.7%/12.8%/23.1%
5枠 1-2-1-35 2.6%/7.7%/10.3%
6枠 3-4-5-28 7.5%/17.5%/30.0%
7枠 1-3-2-44 2.0%/8.0%/12.0%
8枠 2-5-3-45 3.6%/12.7%/18.2%
皆さんは天皇賞春はどんなイメージがありますでしょうか?
多くの方が長距離ならロスなく立ち回れる「内枠有利」のイメージではないでしょうか。
全体の成績を見ると1枠は確かに最多6勝と飛び抜けていますが、最も馬券になっているのは外寄りの6枠ですね。
枠順を考える上で私が一番重要視していることは「人気のない馬の枠順成績」です。
内枠有利と言われるなら下位人気(ここでは1~3番人気を除いた馬)と言われる上位と力差のある馬が、枠の恩恵を受けて上位に食い込む必要があります。
当たり前に当日人気馬が集中して同じ枠に連続して入った場合、その枠の成績が上がって当然だからです。
過去20年(京都開催1~3人気除く)
1枠 3-0-2-24 10.3%/10.3%/17.2%
2枠 0-2-2-26 0.0%/6.7%/13.3%
3枠 1-1-1-30 3.0%/6.1%/9.1%
4枠 1-2-3-26 3.1%/9.4%/18.8%
5枠 1-1-0-32 2.9%/5.9%/5.9%
6枠 1-0-3-25 3.4%/3.4%/13.8%
7枠 0-2-2-38 0.0%/4.8%/9.5%
8枠 0-4-1-39 0.0%/9.1%/11.4%
先ほど飛び抜けていた1枠の成績ですが当日1~3番人気を抜いても他の3倍近く勝率があり、人気馬が押し上げた数値では無いことが分かります。
逆に最高複勝率だった6枠は半分以下まで落ち込み、これまで多くの人気馬が集中して6枠に入っていたことが良く分かります。
ちなみに今年も人気確実のドゥレッツァが6枠に入りました。
もう少し分かりやすいように極端に内と外の成績を比較してみましょう。
過去20年(京都開催1~3人気除く)
1~2枠 3-2-4-50 5.1%/8.5%/15.3%
7~8枠 0-6-3-77 0.0%/7.0%/10.5%
勝率、連対率、複勝率全てが内枠優勢の数値が出ており、力差の厳しい馬だとしても内枠の恩恵を受けて好走していることが分かります。
逆に過去20年京都開催の天皇賞春は当日3番人気以内しか7~8枠から勝馬が出ていないことになります。
ここまでを調べて思うことは…
「内枠有利」で間違いない。
です。
いつもは全員が内枠有利だと思っていても細かく紐解いて真逆の結論を出すことが多いですが、流石に今回は客観的に見ても間違いなく内枠有利です。
今年の芝状態もかなり良く、先週も雨が降っていましたがマイラーズCでは1.32.5と時計は出ていました。
こうなると雨でも降らない限りは更に内枠に恩恵が出てくるかなと思います。
京都の天気予報を見ると土曜日は天気が若干崩れそうですが雨はギリギリ降らなそうですし、日曜日は晴れマークなのでバイアスの変化も少なそうです。
2桁馬番からの好走馬
過去20年で2桁馬番から馬券になった馬は以下
(京都開催+外国馬除く)
2023年 シルヴァーソニック 前走海外重賞1着 当日6番人気
2020年 フィエールマン 前走有馬記念4着(前年優勝馬)当日1番人気
2019年 フィエールマン 前走AJCC2着 当日1番人気
2018年 レインボーライン 前走阪神大賞典1着 当日2番人気
2018年 シュヴァルグラン 前走大阪杯13着(前年連対馬) 当日1番人気
2017年 サトノダイヤモンド 前走阪神大賞典1着 当日2番人気
2015年 フェイムゲーム 前走ダイヤモンドS1着 当日7番人気
2014年 ウインヴァリアシオン 前走日経賞1着 当日3番人気
2012年 トーセンジョーダン 前走大阪杯3着 当日3番人気
2012年 ウインヴァリアシオン 前走日経賞2着 当日2番人気
2011年 エイシンフラッシュ 前走大阪杯3着 当日3番人気
2010年 ジャガーメイル 前走京都記念2着 当日2番人気以内
2010年 マイネルキッツ 前走日経賞1着 当日4番人気
2009年 ドリームジャーニー 前走大阪杯1着 当日5番人気
2008年 アドマイヤジュピタ 前走阪神大賞典1着 当日3番人気
2008年 アサクサキングス 前走大阪杯3着 当日1番人気
2007年 エリモエクスパイヤ 前走日経賞10着(2走前ダイヤモンドS2着)当日11番人気
2007年 トウカイトリック 前走阪神大賞典3着 当日4番人気
2006年 リンカーン 前走日経賞1着 当日2番人気
2005年 スズカマンボ 前走大阪HC3着(2走前鳴尾記念2着)当日13番人気
2005年 ビッグゴールド 前走大阪HC1着(2走前OP1着)当日14番人気
2005年 アイポッパー 前走阪神大賞典2着 当日4番人気
2004年 ゼンノロブロイ 前走日経賞2着 当日4番人気
2003年 ヒシミラクル 前走大阪杯7着(前年菊花賞1着)当日7番人気
2003年 サンライズジャガー 前走阪神大賞典10着 当日8番人気
2003年 ダイタクバートラム 前走阪神大賞典1着 当日1番人気
全部で26頭
上記で赤く塗った馬は「前走3着以内or当日3番人気以内」
26頭中23頭がこのパターンです。
青く塗った3頭、エリモエクスパイヤは2走前のダイヤモンドS勝ち馬から0.0秒差2着に好走、大波乱だった2005年を見てもわかるように2走前も好走しているパターンは評価できます。
ヒシミラクルは菊花賞優勝の4歳馬でした。
唯一なんの理由も見つからないのが今から21年前のサンライズジャガーです。
同年は阪神大賞典、京都記念と2走だけでどちらも2桁着順、その前年は9回走って全て3着以内という奇妙な戦績でした。
阪神開催を除いているので22年分見ていますが、流石に21年前にもなると条件が現在と違うレースがあったりローテションも今とは違う傾向だったりで、ここをボーダーにすると何でもあり状態になるので基本はやはり前走3着以内か当日3番人気以内を中心に評価したいところです。
今年の該当馬
5枠10番 サヴォーナ
6枠11番 マテンロウレオ
6枠12番 ドゥレッツァ
7枠13番 スカーフェイス
7枠14番 テーオーロイヤル
7枠15番 メイショウブレゲ
8枠16番 チャックネイト
8枠17番 スマートファントム
8枠18番 ハピ
この中で当日3番人気以内確定のテーオーロイヤル、ドゥレッツァ以外を見ていきたいと思います。
3番人気は恐らくサリエラだと思いますし、タスティエーラも1桁馬番なので基本的には前走好走馬を評価していきたいです。
サヴォーナ 前走6着
マテンロウレオ 前走4着
スカーフェイス 前走4着
メイショウブレゲ 前走8着
チャックネイト 前走1着
スマートファントム 前走1着(条件戦)
ハピ 前走9着
当日3番人気以外の前走好走馬はチャックネイト1頭のみ
前走条件戦から好走した馬は1頭もいませんのでスマートファントムも軽視予定
まとめ
ここまで枠順について不利な外枠を考察してきましたが、今年2桁馬番でも買える馬は…
ドゥレッツァ
テーオーロイヤル
チャックネイト
上記3頭です。
流石に8枠を引いてしまったチャックネイトは中々難しいですが、好走できなくもない位置かなと。
ドゥレッツァとテーオーロイヤルに関しては正直この枠順発表が出る前から8枠引いたとしても過去の人気馬は問題なく好走しており、あまり気にしていませんでした。
それよりも後入れになる偶数馬番の方が重要だったので上記3頭その辺りは全てクリアしてくれたので何とかなるかなと言う印象です。
ちなみに過去20年間の天皇賞春を見ると…
2005年
1着10番スズカマンボ
2着17番ビッグゴールド
3着13番アイポッパー
三連単190万馬券が飛び出した今から19年前まで遡らないと2桁馬番でのワンツースリーがありません。
絶対とは言いませんがドゥレッツァ、テーオーロイヤルがどちらも馬券内に入るとするならば、データクリアであるチャックネイトも馬券内に来る確率はなかなか厳しいかなと、それとも20年間の沈黙を破り2桁馬番でのワンツースリーが達成されるのか注目です。
木曜日限定記事
さて、本日も最後に上記の枠順データと連動する記事を書いて終わりたいと思います。
あまりオカルト的なデータ考察は好きじゃないのですが、外枠が心配になって少し念入りに調べて見ました。
そしたら偶然なのか、内に入って距離ロスを抑えるよりも多少ロスをしたとしても包まれる事無く能力全開で行ける外枠が良いのか、それとも既にスタミナの証明をしているからなのか因果関係は不明ですが…
過去35年
【3-0-1-0】好走率100%
全馬が問題なく好走しており、むしろ内を引けば引くほど凡走馬が増えていくと言う不思議な結果となっていました。
内枠有利の天皇賞春ですが、この実績持ちに限っては外であればあるほど良さそうです。
上記の条件と今年の該当馬を次回更新まで人気ブログランキングへ掲載しておきます。