高松宮記念枠順確定
1-1 ビッグシーザー
1-2 マッドクール
2-3 ナムラクレア
2-4 モズメイメイ
3-5 トウシンマカオ
3-6 ルガル
4-7 テイエムスパーダ
4-8 ソーダズリング
5-9 シャンパンカラー
5-10 ビクターザウィナー
6-11 メイケイエール
6-12 ロータスランド
7-13 ウインカーネリアン
7-14 ママコチャ
7-15 ディヴィーナ
8-16 ウインマーベル
8-17 マテンロウオリオン
8-18 シュバルツカイザー
今年の高松宮記念の枠順が発表されました。
比較的人気どころは内枠に入った印象、ウインカーネリアンとママコチャは外枠に入りました。
枠順別成績
過去20年
1枠 1-0-4-35 2.5%/2.5%/12.5%
2枠 6-3-1-30 15.0%/22.5%/25.0%
3枠 3-1-1-35 7.5%/10.0%/12.5%
4枠 1-4-4-31 2.5%/12.5%/22.5%
5枠 2-2-3-33 5.0%/10.0%/17.5%
6枠 2-1-2-35 5.0%/7.5%/12.5%
7枠 3-4-2-49 5.2%/12.1%/15.5%
8枠 2-5-3-49 3.4%/11.9%/16.9%
2枠と4枠がずば抜けて成績が良いですね、内枠有利に見えてしまいます。
しかし意外にも外は少しだけ不利かなと言う程度で、極端に内有利ではありません。
なんなら1枠が最も好走率が低いほどで外でも十分やれている印象を受けます。
更に深堀りし、5番人気以下限定で当日人気馬を除いた枠順別成績を見てみましょう。
1枠 1-0-2-33 2.8%/2.8%/8.3%
2枠 0-1-0-28 0.0%/3.4%/3.4%
3枠 1-0-1-31 3.0%/3.0%/6.1%
4枠 0-0-2-25 0.0%/0.0%/7.4%
5枠 0-2-1-28 0.0%/6.5%/9.7%
6枠 0-0-0-28 0.0%/0.0%/0.0%
7枠 1-2-1-42 2.2%/6.5%/8.7%
8枠 1-3-1-42 2.1%/8.5%/10.6%
なんと7~8枠が大活躍しています。
特に気になったのが全体成績で好走率1位だった2枠、2位だった4枠を見てください。
全体成績
2枠 6-3-1-30 15.0%/22.5%/25.0%
5番人気以下成績
2枠 0-1-0-28 0.0%/3.4%/3.4%
全体成績
4枠 1-4-4-31 2.5%/12.5%/22.5%
5番人気以下成績
4枠 0-0-2-25 0.0%/0.0%/7.4%
これ何が言いたいか分かりますか?
全体成績で飛び抜けた成績を残していた2枠と4枠は、当日1~4番人気以内に支持された人気馬がごっそりと集中していたと言う裏付けになります。
要するに成績が良くなって当たり前なのです。
個人の私情抜きにして上記の通り客観的数値で見た場合「外枠有利」と断言できます。
力のない穴馬が枠の恩恵を受けて馬券内に浮上しており、内枠の成績はほぼ全て人気馬が押し上げた数字だからです。
良馬場以外での成績
現在の天気予報を見ると驚くほどの回復傾向で下手したら良馬場もありえるかもしれないほど、別の天気予報を見ると雨マークが連続して並んでいたり正直当日の馬場は全く読めません。
個人的には土曜日の雨が乾ききらないと思っているので最低でも稍重、悪くなって重馬場かなと言う印象です。
一応良馬場以外での枠順成績を見ていきましょう。
過去20年中8回(稍重~不良)
1枠 1-0-1-14 6.3%/6.3%/12.5%
2枠 1-1-1-13 6.3%/12.5%/18.8%
3枠 2-0-0-14 12.5%/12.5%/12.5%
4枠 1-1-1-13 6.3%/12.5%/18.8%
5枠 0-1-3-12 0.0%/6.3%/25.0%
6枠 0-0-1-15 0.0%/0.0%/6.3%
7枠 2-2-0-20 8.3%/16.7%/16.7%
8枠 1-3-1-19 4.2%/16.7%/20.8%
7枠8枠はフルゲートで3頭入るので母数が多いですが、良馬場開催のときと比較しても内も外も比較的走っておりフラットな印象を受けます。
同じように5番人気以下の馬に限定して絞って見ましょう。
1枠 1-0-1-13 6.7%/6.7%/13.3%
2枠 0-0-0-12 0.0%/0.0%/0.0%
3枠 1-0-0-12 7.7%/7.7%/7.7%
4枠 0-0-0-11 0.0%/0.0%/0.0%
5枠 0-1-1-9 0.0%/9.1%/18.2%
6枠 0-0-0-11 0.0%/0.0%/0.0%
7枠 1-1-0-18 5.0%/10.0%/10.0%
8枠 1-2-0-16 5.3%/15.8%/15.8%
またしても外枠が猛威を振るっていますね。
ちなみに10番人気以下で激走した5頭中(1位入線降着だったクリノガウディー含む)4頭が2桁馬番の外枠だった馬でした。
これは昨日考察した上がりの項目でも触れましたが、インが荒れているのと想像以上に前の馬が惨敗傾向で内側で後退していく馬の影響をなるべく受けずに長い直線を外から追い込んだイメージに近いと思います。
ここまでの結果を受け、個人の私情を抜きにした客観的数値で見ても間違いなく高松宮記念は
「外枠有利」
馬場が悪くなれば尚更その傾向は色濃くでます。
どうでしょうか、これを見ている皆様の中で高松宮記念は内枠有利と感じていた人が大多数だと思います。
しかしそれは9割以上が当日1~4番人気以内の馬で構成されており、実際に力の無い穴馬のほとんどが外枠での好走となっています。
枠順からの狙い目
枠順成績を様々な角度から調査して来ましたが、問題はこれをどう馬券に活かすのか。
安心してください、ちゃんとその辺りも用意しています。
まず外枠がよく走るのは上記の通り、逆を言えば内枠に入った馬の好走馬のほとんどが人気馬なので穴馬が恩恵を受けることが少ないと言えます。
良馬場以外での内枠好走馬を並べて見ましょう。
3着トゥラヴェスーラ
1着ナランフレグ
3着グランアレグリア
3着ダイアトニック
1着セイウンコウセイ
2着レッツゴードンキ
3着レッドファルクス
1着エアロヴェロシティ
1着コパノリチャード
1着スズカフェニックス
内枠の定義が難しいですが、母数を確保するために1~4枠まで広げて考えたいと思います。
上記を調べていて驚いたのが、昨年のトゥラヴェスーラ以外は全て当日1~5番人気以内なんですよね、穴馬は外枠有利の恩恵を受けて激走すると考察したことが実際に証明されております。
連対馬に限ればこの20年間で1~4枠に入った馬は当日5番人気以内でなければ全馬が飛んでおりますので内枠に入ったから穴で買おうと言う考えは危険かもしれません。
上記馬の好走共通点を深堀りしていきます。
・前走重賞0.2秒差以内(海外出走は2走前で判定)
・同年OP以上戦で馬券外なしor過去に〇〇重賞で上がり2位以内かつ1着(着差0.0秒差含む)
ほぼ人気馬しか走らない内枠ですのでボーダーはかなり高めです。
過去20年の良馬場以外での開催は上記に該当した馬しか走っていません。
今年1~4枠に入った8頭中4頭が消えますね。
月曜日からの記事をご覧になっている方々は今回の記事で片手に収まる頭数まで絞れたと思います。
○○に入る条件と消える4頭を明日の毎日杯予想記事がアップされるまでブログランキングへ公開しておきます。