お知らせ
突然ですが、YouTubeチャンネルを開設しました。
更新頻度はかなり少ないと思いますが暇があれば御覧ください。
桜花賞枠順確定
1枠1番 ヴーレヴー
1枠2番 エリカエクスプレス
2枠3番 マピュース
2枠4番 ショウナンザナドゥ
3枠5番 ボンヌソワレ
3枠6番 ビップデイジー
4枠7番 エンブロイダリー
4枠8番 ウォーターガーベラ
5枠9番 アルマヴェローチェ
5枠10番 トワイライトシティ
6枠11番 ミストレス
6枠12番 リンクスティップ
7枠13番 チェルビアット
7枠14番 ダンツエラン
7枠15番 クリノメイ
8枠16番 ナムラクララ
8枠17番 プリムツァール
8枠18番 ブラウンラチェット
上記18頭が今年の桜花賞出走メンバーです。
人気馬は比較的良い場所に入ったなと言う印象ですね、本日は枠順に特化した考察になります。
枠順別成績
過去20年
1枠 0-1-3-35 0.0%/2.6%/10.3%
2枠 2-0-3-34 5.1%/5.1%/12.8%
3枠 1-2-0-37 2.5%/7.5%/7.5%
4枠 4-4-0-31 10.3%/20.5%/20.5%
5枠 5-2-5-28 12.5%/17.5%/30.0%
6枠 1-2-4-33 2.5%/7.5%/17.5%
7枠 4-3-4-49 6.7%/11.7%/18.3%
8枠 3-6-1-50 5.0%/15.0%/16.7%
皆さんは桜花賞に対してどんなイメージがありますでしょうか?
恐らく多くの方が「内枠有利」の印象があるかもしれませんが全体の成績で見ると上記の通り。
最も成績が悪いのは最内枠である「1枠」です。
一般的に内枠と言われる1~3枠、この部分と残りの4~8枠を比較してみると、
1~3枠 3-3-6-106 2.5%/5.1%/10.0%
4~8枠 17-17-14-191 7.1%/14.2%/20.0%
全ての数値で2倍以上の差があるように「内枠有利」のイメージは間違ったものである可能性が高いです。
断言しなかったのは人気馬の配置を考慮しなければ意味がない数値なので1~3番人気を除いた数値を見てみましょう。
過去20年(1~3人気除く)
1枠 0-0-3-32 0.0%/0.0%/8.6%
2枠 0-0-2-31 0.0%/0.0%/6.1%
3枠 1-0-0-33 2.9%/2.9%/2.9%
4枠 2-1-0-29 6.3%/9.4%/9.4%
5枠 1-1-4-25 3.2%/6.5%/19.4%
6枠 0-0-3-32 0.0%/0.0%/8.6%
7枠 2-1-3-42 4.2%/6.3%/12.5%
8枠 0-2-1-46 0.0%/4.1%/6.1%
先ほどと同じく内枠とそれ以外で比較してみましょう。
1~3枠 1-0-5-96 1.0%/1.0%/5.8%
4~8枠 5-5-11-174 2.6%/5.1%/10.8%
相変わらず内枠と外の差は2倍近くあります。
1~2枠 0-0-5-63 0%/0%/7.3%
7~8枠 2-3-4-88 2.1%/5.2%/9.5%
更に分かりやすく内外で極端にした結果がこれ。
特に1~2枠に入った4番人気以下馬は過去20年で1度も連対できていないのに対し、7~8枠から5頭の連対馬が出ていることからも「内有利」は間違ったイメージだと言えます。
が、しかし…
近年馬場の高速化が進む中、直近10年で調べると別コースかってくらいに表情が変わってきます。
試しにこちらの比較を御覧ください。
過去10年
1~3枠 3-3-5-47 5.2%/10.3%/19.0%
4~8枠 7-7-5-101 5.8%/11.7%/15.8%
過去20年
1~3枠 3-3-6-106 2.5%/5.1%/10.0%
4~8枠 17-17-14-191 7.1%/14.2%/20.0%
過去20年で絶望的だった内枠が、むしろ好走率で中~外枠を上回る結果になりました。
ここまで変化するのは正直自分でも驚きました。
外目の方が勝ち負けが目立ち、内枠で3着争いが多く見られるのは桜花賞が後方末脚有利のレースだからだと思います。
内枠は比較的前目から直線粘り残したような馬が目立ち、最後は後方待機の外枠に差されるようなレースが多い印象です。
過去10年の1~3枠の好走馬を見ると…
2023年 3番 1着 リバティアイランド
2022年 6番 2着 ウォーターナビレラ
2022年 1番 3着 ナムラクレア
2021年 4番 1着 ソダシ
2021年 2番 3着 ファインルージュ
2020年 3番 3着 スマイルカナ
2019年 4番 3着 クロノジェネシス
2018年 1番 2着 ラッキーライラック
2017年 6番 2着 リスグラシュー
2015年 6番 1着 レッツゴードンキ
2015年 1番 3着 コンテッサトゥーレ
2桁人気が1頭もおらず比較的人気馬で構成されているので、何とも言えませんが2024年と2016年を除き好走馬が出てきています。
なので近年に限っては内外の有利不利が緩和されてきた、なんなら内枠の方が馬券になっている確率は高いと言う結果になりました。
しかし、内枠から好走した馬全てに共通しているのが多頭数で馬群を苦にしない実績がありましたので本日はそちらを調べてみたいと思います。
内枠から好走した馬
比較的人気馬で構成されていた過去10年の内枠データですが、当日1~3番人気に支持されずに好走した馬を見ていきましょう。
過去20年
1~3枠から好走した当日4番人気以下馬
ナムラクレア
ファインルージュ
スマイルカナ
レッツゴードンキ
コンテッサトゥーレ
カタマチボタン
上記6頭の戦歴を見ていると、あることに気づきます。
ナムラクレア 15頭立ての重賞好走(0.0秒差)
ファインルージュ 16頭立ての重賞好走(1着)
スマイルカナ 16頭立ての重賞好走(1着)
レッツゴードンキ 18頭立ての重賞好走(G1連対)
コンテッサトゥーレ 14頭立てのOP優勝
カタマチボタン 16頭立ての重賞好走(0.2秒差)
ほぼ全馬に多頭数での実績がありました。
少しコンテッサトゥーレのOP勝ちが14頭で弱いですが基本的には15頭以上で重賞好走実績が欲しいところ。
該当馬
今年の該当馬を見ていきましょう。
1枠1番 ヴーレヴー
1枠2番 エリカエクスプレス
2枠3番 マピュース
2枠4番 ショウナンザナドゥ
3枠5番 ボンヌソワレ
3枠6番 ビップデイジー
今年は上記6頭が1~3枠を引きました。
エリカエクスプレスは当日1~3番人気確実なので該当馬から外します。
(ちなみにフェアリーSで条件クリア)
ヴーレヴー 15頭立ての重賞0.1秒差
マピュース なし
ショウナンザナドゥ 18頭立て重賞1着
ボンヌソワレ 18頭立て重賞0.1秒差
ビップデイジー 18頭立て重賞0.2秒差
マピュースだけ条件の該当がなくNGとなります。
そもそも最初に書いた通り桜花賞の過去20年の歴史で当日1~3番人気以外は1~3枠で連対した記録が1度もないのが驚きの事実です。
なので内枠を引いた時点でエリカエクスプレス含めレースは想像以上に難しくなると思います。
今年一番のポイントと思っているのがやはり「当日の馬場状態」だと思います。
土曜日はいまのところ良馬場、日曜日当日にかなり雨が降るとのことで前日バイアスはあまり機能せず、前日予想で結論を出す予想家にはこれ以上難しい条件は無いのではと思うほど厳しい条件です。
先週のレコード(1秒も塗り替える鬼時計)決着が上記を更に難しくするでしょう。
「内がそのまま良いのか、雨で内が悪くなるのか、先週のように外は絶望的なのか、それとも雨で外差しなのか」
なんにも分からない状態で結論を出す事になると思います。
なのでここまで枠順考察を書いていて申し訳ないですが、能力が拮抗している世代戦だからこそ当日のバイアスによる有利不利はかなり大きいものだと思います。
先週同様なら当然内枠が有利になるでしょうし、雨で内が全く使えないとなると簡単にひっくり返る要素があるのが今年の桜花賞だと思っています。
第四弾まとめ
本日は枠順について考察してきましたが、過去20年ベースで見ると外枠有利の桜花賞も近年内枠有利に変化してきていることが分かりました。
その中でも内枠から好走した馬全てに多頭数重賞で好走歴(着差0.2秒差以内)があった事から今年買えそうな内枠馬は…
ヴーレヴー
エリカエクスプレス
ショウナンザナドゥ
ボンヌソワレ
ビップデイジー
条件未達のマピュース以外の評価を落とす必要はありません。
それよりも同じことを何度も言いますが「全ては当日の馬場」に尽きると思います。
木曜日限定記事
本日は枠順に特化した記事と言うことで、近年内枠有利の桜花賞で面白い共通点を見つけたので共有したいと思います。
条件は非常にシンプルです。
・◯◯が1~3枠に入った場合
【2-2-2-2】好走率75%
・上記が関西馬だった場合
【2-2-2-0】好走率100%
過去10年ベースですが、内枠有利を象徴するようなデータでした。
特に何も条件付けずに1~3枠に入った馬の成績が好走率75%と驚異的な数字
更にそこで飛んだのは連続の輸送だった関東馬だけでした。
何と今年これに該当する馬が1頭だけいます。
◯◯に入る条件と該当馬を次回更新までブログランキングへ掲載しておきます。
良ければ注目馬も公開してますのでYouTubeも御覧ください。