過去30年で好走した6歳以上馬
2018年 シュヴァルグラン
2009年 エアシェイディ
2008年 アドマイヤモナーク
2008年 エアシェイディ
2007年 ダイワメジャー
2004年 タップダンスシチー
2001年 アメリカンボス
2000年 ダイワテキサス
30年の歴史で僅か8頭
有馬記念が終わればもう7歳馬になりますもんね、年齢的にも衰えはさすがにあると思います。
本日は有馬記念を6歳以上で見事好走した馬の共通点を探っていきましょう。
豊富なキャリアから分かること
6歳以上となればそのキャリアは他の馬よりも数をこなしていますので、
得意不得意の傾向はこのくらいになると見て取れます。
その傾向が顕著に見られるのが以下の実績
「中山実績」
シュヴァルグラン 0-0-1-1
エアシェイディ 2-5-3-5
アドマイヤモナーク 1-3-3-1
エアシェイディ 2-5-3-5
ダイワメジャー 3-2-3-2
タップダンスシチー 0-3-1-2
アメリカンボス 4-3-4-9
ダイワテキサス 3-4-3-10
出走があった場合は中山コースで全馬複勝率は50%以上でした。
シュヴァルグランは5歳のときに有馬記念を3着と好走しているリピーターです。
全ての馬に中山競馬場で行われた重賞で3着以内に走っていました。
・中山競馬場で複勝率50%以上
・中山競馬場で行われた重賞で3着以内
これがボーダーラインです。
前走着順について
シュヴァルグラン ジャパンカップ 0.9
エアシェイディ ジャパンカップ 0.6
アドマイヤモナーク ジャパンカップ 0.8
エアシェイディ 天皇賞秋 0.1
ダイワメジャー マイルチャンピオンS 0.0
タップダンスシチー 凱旋門賞 データ無し
アメリカンボス ジャパンカップ 1.8
ダイワテキサス ジャパンカップ 0.5
8頭中5頭がジャパンカップに出走しています。
前走ジャパンカップ以外のレースは基本的に勝っているか0.1秒以内で好走しています。
データの取れないタップダンスシチー(前走海外)は前々走を見ると宝塚記念を勝っていました。
・前走ジャパンカップは着順不問
・それ以外は基本的に好走していなければならない
早速今年の該当馬を見ていきましょう。
シャフリヤール
ディープボンド
ハヤヤッコ
プログノーシス
上記4頭
まずは「中山実績」を見ていきましょう。
シャフリヤール 0-0-0-1
ディープボンド 0-1-0-4
ハヤヤッコ 0-0-0-2
プログノーシス 0-0-0-0
もうこの時点で全馬が条件未達でNGです。
連対経験の無かった馬は前年のリピーターのみ好走、ここで連対経験のある馬はディープボンドのみ。
前年ではありませんが2021年の有馬記念で2着に好走しているので可能性として残っているかもしれませんが、それにしても絶望的な複勝率です。
前走着順を見ていきましょう。
シャフリヤール 札幌記念5着+0.6
ディープボンド 京都大賞典2着±0.0
ハヤヤッコ アルゼンチン共和国杯1着-0.1
プログノーシス 札幌記念4着+0.5
前走海外だった2頭はタップダンスシチーと同じく2走前を見ていきます。
驚くことに前走国内G1を使ってきた馬がゼロ、非常に珍しい年です。
しかもG2ながら2頭がどちらも好走し、海外の2頭もどちらも好走…
何とも過去にサンプルが無い4頭が集まったと言う印象です。
例外の余地も考えたのですが、やはり中山実績が全馬絶望的なのが気になります。
このあたりを踏まえてまとめに入りたいと思います。
まとめ
本日は過去30年で好走した6歳馬について考察してきましたが、ここまでをまとめると今年買えそうなのは…
なし
4頭全て前走好走馬となり、前走だけで見れば例外の余地があっても良さそうですが…
やはり決め手は絶望的な中山実績です。
中山実績を加味せずとも前走G1を使っていない6歳以上馬、海外G1だとしても2走前馬券外の2頭はどちらも過去30年の有馬記念で同パターンの好走例は1頭も無いので走ったら事故だと思って消したいと思います。
木曜日限定記事
本日は最後に昨日公開枠順抽選が行われたので関連するデータを紹介します。
既に私のXをご覧になった方は内容が重複して楽しみが少ないと思いますが…
有馬記念過去10年
1桁馬番【8-6-5-71】8.9%/15.6%/21.1%
2桁馬番【2-4-5-59】2.9%/8.6%/15.7%
有馬記念はコーナースタートなので外枠が不利になるのは皆さんご存知の通りだと思います。
外枠に入って人気が落ちるのかなと思って、上記の回収率を計算してみましたが…
【1桁馬番】単勝回収率59% 複勝回収率55%
【2桁馬番】単勝回収率6% 複勝回収率40%
そもそもの好走率が低いので結局は1桁馬番の方が好走率、単勝回収率、複勝回収率、全ての項目で2桁馬番を上回る結果となりました。
過去10年2桁馬番から好走した馬
スターズオンアース
エフフォーリア
サラキア
フィエールマン
サートゥルナーリア
レイデオロ
シュヴァルグラン
シュヴァルグラン
サトノダイヤモンド
キタサンブラック
ゴールドシップ
好走馬11頭中8頭が「当日単勝オッズ10倍未満の人気馬」でした。
好走馬が当日人気の理由の一つとして11頭中8頭が「同年の国内G1優勝馬」でした。
上記に該当しなかった3頭
・スターズオンアース 大阪杯2着
・サラキア エリザベス女王杯2着
・シュヴァルグラン 天皇賞春2着
最低でも同年の国内G1で連対している必要あり。
更に細かく見て行くとスターズオンアースは同年G1出走3回に対し好走率100%
サラキアはエリザベス女王杯2着含む直近3走内OP以上で連対率100%
シュヴァルグランは前年有馬記念の好走馬でリピーターでした。
早速今年の出走馬を見てみましょう。
同年の国内G1優勝馬は2桁馬番でも問題ありません。
上記実績の無い馬(例外候補)は
同年の国内G1連対+下記1項目該当が必須
・前年のリピーター
・直近3走全てG1好走
・直近3走全てOP以上連対
ここまでの考察を加味して、今年2桁馬番に入って消せる馬を次回更新までブログランキングへ公開しておきます。
明日は関東馬の考察と牝馬についての2本立てとなりますのでお楽しみに!