【凱旋門賞】推薦馬 過去傾向とロンシャン競馬場の特徴を加味して狙いたい1頭

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年齢別データについて

 

過去10年年齢別成績

3歳馬【3-3-4-52】好走率16.1%

4歳馬【5-4-4-42】好走率23.6%

5歳馬【2-3-2-25】好走率21.9%

6歳以上【0-0-0-13】好走率0.0%

 

シンプルに高齢馬にとっては鬼門のレース

最も成績が良いのは4歳馬ですが、5歳馬と大差なく偏りはそこまでありません。

少し深堀りしたいのが過去に好走した3歳馬について

 

2023年1着エースインパクト1人気

2022年2着ヴァデニ7人気

2021年3着ハリケーンレーン1人気

2020年2着インスウープ4人気

2019年3着ソットサス3人気

2018年2着シーオブグラス3人気

2017年1着エネイブル1人気

2016年好走馬なし

2015年3着ニューベイ3人気

 

基本的には当日1~4番人気以内に支持されていた人気馬

一昨年のヴァデニは例年主役である3~4歳牝馬が不在で、当日下位人気だとしてもこの馬には例年通り走るチャンスありとブログ推薦馬として書いた通り少し特殊な年でした。

それらを除けば2016年も主役不在で海外馬は4番人気のレフトハンドが最高でした。

毎年のように走っているとは言え、当日も人気するような実績を持っている3歳馬に印を回したいところです。

 

現在オッズ

シンエンペラー 1番人気

ソジー 2番人気

ルックドゥヴェガ 5番人気

ロスアンゼルス 6番人気

 

6番人気でも赤オッズですので一気に入れ替わるかもしれません。

今年はかなり混戦と言えるでしょうが、例年通りなら同年2頭以上走ることは稀なのでむしろ馬券的な期待値は低めです。

 

 

枠順別データについて

 

個人的に最も重要視したい部分に、枠順の要素があります。

その理由は2018年にリニューアルしたロンシャン競馬場にあります。

直線入口から内側へ食い込む「オープンストレッチ」を採用したことです。

直線でよりフェアな追い比べを実現するべく、従来と比較して6m内側が拡大されるのですが道中ロスなく周回してきた馬が、更にロス無く馬場が良いオープンストレッチを使って直線追えるので当たり前に内枠有利になります。

試しに採用された期間の枠順別データを見てみましょう。

 

~5番
【2-4-2-15】勝率8.7% 連対率26.1% 複勝率34.8%

6~10番
【2-1-2-19】勝率8.3% 連対率12.5% 複勝率20.8%

11番~
【1-0-1-23】勝率4.0% 連対率4.0% 複勝率8.0%

 

綺麗に外に行けば行くほど成績が落ちているのがわかります。

好走した馬を年号で見てみましょう。

 

2023年
2着ウエストオーバー(1番)

2022年
2着ヴァデニ(2番)

2021年
2着タルナワ(3番)
3着ハリケーンレーン(2番)

2020年
1着ソットサス(4番)
2着インスウープ(1番)

2019年
1着ヴァルトガイスト(3番)
3着ソットサス(1番)

 

毎年走ってます。

更に絞ってみてもオープンストレッチが採用された2019年以降は「1~3番」が必ず好走

これは到底無視できない状況です。

 

2024年

1番ザラケム

2番ファンタスティックムーン

3番ブルーストッキング

4番アヴァンチュール

 

今年は上記4頭にチャンスあり。

一気に信頼度が落ちる11番~ゲートを引いたシンエンペラーは好走したら凄い快挙だと思います。

 

 

今年の凱旋門賞について

 

オーギュストロダンの出走回避や前哨戦で主役が入れ替わりまくりの今年はオッズが示す通り大混戦

過去10年のメンバーレベルを見ても今年はかなり低調かなと感じます。

1頭1頭縦の比較で能力を判定するのも難しく、実力が拮抗している中でバイアスの激しい凱旋門賞ですから恩恵を受けた馬が素直に好走すると考えています。

強いと感じた馬を素直に本命にするのでは無く、どの馬が今年の凱旋門賞で一番恩恵を受けやすいのかを考えて結論を出したいと思います。

ゲート番が発表され、当日までの天気予報を見た限り5~10番人気で買えそうなファンタスティックムーン本命予定でしたが、この後の雨で恐らく出走回避が発表されると思いますので、重馬場適性にシフトした予想で行きたいと思います。

(注:現在時刻19:00でファンタスティックムーンの回避発表は無し)

 

 

推薦馬

 

◎ブルーストッキング 4番人気(7.1倍)

※当日19:00現在

直近のレース映像を観ると、前走は並ばれてから差し返す素晴らしい勝負根性を発揮しヴェルメイユ賞を勝利

2走前のインターナショナルSは完全にスピードが足りずキレが無い印象で良馬場は向かなった。

3走前の出走メンバーは強敵揃いで外を通って勝ち負けしている辺り、今回の重馬場でタフな条件はこの馬にとって追い風で間違い無さそう。

牝馬ながら62.5キロを背負って4走前のプリティーポリーSを勝っており非常にタフな馬、今回は58.0キロまで減って内枠を引いたならチャンスは十分だろう。

出馬表の並びを観る限り現在のロンシャン競馬場の馬場、オープンストレッチによるゲートハンデ戦を考えても一番恩恵があるのはこの馬だと思います。

他の人気どころを見ると1番人気ソジーが地元3歳馬かつ内枠当日人気となれば、先に説明した通り毎年好走する3歳馬など含めデータ的には完全一致でこの馬しかいない…

と言うくらい全て当てはまる馬ですが、1頭1頭全てのレースを観た感想だと直近のレースが小頭数かつオールクリア(不利なし)の印象を受けました。

確かに抜け出す脚やレース内容を観ても完勝なんですが何不自由なく出し切っている内容で、マークが厳しくなる今回、オープンストレッチで多頭数になった時含め、同じ競馬ができるか?と考えると1番人気ならリスクかなと感じました。

正直普通に圧勝もあると思っていますが、良馬場を希望している陣営のトーン含め波乱要素があるなら、これまで華麗に差し切っていたこの馬本来の競馬ができず…という未来も十分あるかなと思い本命には至りませんでした。

2番人気のシンエンペラーは重馬場も対応可能でしょうが、日本の馬に向くスピード馬場(良馬場)の方が良かったのは間違いありません。

それはこの馬自身と言うよりも、持ちタイム的に対応できる馬が減る分ライバル関係が楽になるからです。

これだけ雨が降るとスピードが足りない馬でもシンエンペラーに差し届くチャンスが生まれるので課題が増えると言う面では厳しい馬場かなと。

それに加えて枠順の考察でもあったように11番はハンデ戦とも言えるレベルで不利、日本で馬券を買う際にはオッズ妙味が減ると言う観点からも気持ちは応援したいところですが馬券は…

3番人気のアルリファーは言葉悪いですが過去に武豊さんが乗った馬の中でも最大のチャンス到来と言っても過言ではないくらい優勝が現実的な馬だと思います。

前走ベルリン大賞(G1)を勝ちましたが、個人的には負けた2走前の方が評価できると思っています。

重馬場だったエクリプスSで超強敵であるシティオブトロイと4.5キロ差で互角の結果、この馬場もこなせると思いますし枠が少し外すぎるなと感じますが全体的な評価は悪くないと感じます。

馬券は単勝少額で複勝厚め本線、いつも通り単体利益が見込める馬なので相手は探さずに観戦したいと思います。

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