【スプリンターズS】過去20年データ考察第四弾 5番人気以下で激走した馬29頭全ての共通点と注目穴馬について

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5番人気以下から好走した馬一覧

 

2023年
マッドクール 5人気

2022年
ジャンダルム 8人気
ウインマーベル 7人気
ナランフレグ 5人気

2021年
シヴァージ 10人気

2020年
アウィルアウェイ 10人気

2018年
ラブカンプー 11人気
ラインスピリット 13人気

2017年
レッツゴードンキ 5人気
ワンスインナムーン 7人気

2016年
ソルヴェイグ 9人気

2015年
サクラゴスペル 11人気
ウキヨノカゼ 9人気

2014年
スノードラゴン 13人気
レッドオーヴァル 5人気

2013年
マヤノリュウジン 15人気

2012年
ドリームバレンチノ 9人気

2011年
パドトロワ 9人気
エーシンヴァーゴウ 7人気

2010年
ウルトラファンタジ 10人気
サンカルロ 7人気

2009年
ローレルゲレイロ 6人気
カノヤザクラ 8人気

2008年
ビービーガルダン 6人気

2007年
アイルラヴァゲイン 5人気

2006年
メイショウボーラー 10人気
タガノバスティーユ 16人気

2004年
カルストンライトオ 5人気
ケープオブグッドホ 8人気

 

20年の全体好走馬60頭のうち上記29頭になります。

割合で言うと約48.3%が5番人気以下からの好走ですので配当的にもここは見逃せないポイントになりそうです。

馬券内の半数が5人気以下=1~4人気は約2分の1で飛ぶという荒れっぷり…本日はこの大事な穴馬について考察していきます。

 

 

前走G1出走組について

 

マッドクール CBC賞H G3 1人気 9着
ジャンダルム 北九州記HG3 9人気 17着

ウインマーベル キーンラG3 2人気 2着
ナランフレグ 安田記念G1 12人気 9着
シヴァージ パラダH(L) 1人気 5着

アウィルアウェイ 北九州記HG3 10人気 3着
ラブカンプー セントウG2 2人気 2着
ラインスピリット セントウG2 9人気 5着
レッツゴードンキ ヴィクトG1 3人気 11着
ワンスインナムーン 朱鷺S 1人気 1着
ソルヴェイグ キーンラG3 4人気 4着
サクラゴスペル 安田記念G1 13人気 17着
ウキヨノカゼ キーンラG3 8人気 1着
スノードラゴン キーンラG3 4人気 8着
レッドオーヴァル キーンラG3 1人気 2着
マヤノリュウジン セントウG2 7人気 7着
ドリームバレンチノ キーンラG3 2人気 7着
パドトロワ キーンラG3 4人気 3着
エーシンヴァーゴウ セントウG2 2人気 1着
ウルトラファンタジ シャVG3 – 14着
サンカルロ オータムHG3 3人気 5着
ローレルゲレイロ セントウG2 4人気 14着
カノヤザクラ セントウG2 2人気 4着
ビービーガルダン キーンラG3 2人気 2着
アイルラヴァゲイン セントウG2 3人気 5着
メイショウボーラー セントウG2 5人気 7着
タガノバスティーユ 北九州記HG3 6人気 9着
カルストンライトオ アイビスG3 1人気 1着
ケープオブグッドホ ジュCG1 – 4着

 

外国馬が2頭入っていますがローテーションなど臨戦過程の比較が難しいので、参考程度に書いていきます。

前走OPクラスからは2頭好走していますが、こちらも近年ではあまり見なくなってきましたので今年出走が無い点も踏まえて割愛します。

前走G1は3頭しかいません、ナランフレグ、レッツゴードンキ、サクラゴスペルです。

外国馬を除いた27頭の中では3頭のみ、意外と少ない印象です。

 

ナランフレグ 2走前高松宮記念連対

レッツゴードンキ 2走前高松宮記念連対

サクラゴスペル 2走前京王杯SC優勝

 

3頭全て前走のG2以上で連対しております。

さらにサクラゴスペルは3走前に高松宮記念に出走しており、高松宮記念を経由していることは絶対条件

高松宮記念から距離延長→前走マイルG1→スプリンターズSで一気の距離短縮が3頭の共通点

 

今年の当日5番人気以内をnetkeibaの想定オッズから並べて見ると

 

1番人気 サトノレーヴ

2番人気 ママコチャ

3番人気 ナムラクレア

4番人気 マッドクール

5番人気 トウシンマカオ

 

並びはどうなるか分かりませんが、上位5頭の支持を集めるのはこちらが濃厚だと思います。

本日は上記5頭を除いた馬から狙えそうな穴馬にフォーカスして行きたいと思います。

上記以外の前走G1出走馬は

 

ヴェントヴォーチェ 高松宮記念8着

ルガル 高松宮記念10着

 

どちらも長期休養明けで、ヴェントヴォーチェが1年6ヶ月、ルガルが6ヶ月半となります。

これまで10週以上間隔があった馬の好走は5頭

 

マッドクール 13週

ナランフレグ 17週

シヴァージ 14週

レッツゴードンキ 20週

サクラゴスペル 17週

 

これらの2走前を見てみると…

 

マッドクール OP 1着

ナランフレグ G1 1着

シヴァージ OP 2着

レッツゴードンキ G1 2着

サクラゴスペル G2 1着

 

OP以上で連対を外している馬がいませんでした。

ちなみに海外馬を見てみると、ウルトラファンタジー(G2 1着)、ケープオブグッドホープ(G1 3着)と2走前の戦績は光るものがありました。

今年はローテーション関係なくビクターザウイナーとムゲンを見てみると、どちらも馬券外に飛んでいますので歴代の海外馬と比較するとかなり実績は劣る印象です。

 

ヴェントヴォーチェ オーシャンS1着

ルガル シルクロードS1着

 

2走前を見ると勝利実績があるので、長期休養や前走の大敗が嫌われて人気を落とすなら少し面白いかもしれません。

どちらも好走すれば過去20年の5番人気以下では最長の出走間隔を更新します。

もともと27頭中24頭が前走G1以外なのでステップとしてはあまり期待できないですが、ギリギリ好走しても不思議ではないレベルではあります。

 

 

前走G2以下組について

 

最も激走が多い前走G3~G2組ですが、まず目立つのは前走3番人気or3着以内です。

これは前走海外orG1orOP戦を除く22頭中14頭が満たしていた条件です。

逆にこれらを満たしていない残りの8頭をみてみると

 

・同年の高松宮記念連対馬or1200m重賞勝ち馬

 

このパターンが8頭中6頭

全馬該当ではないのですが、残った2頭はかなり例外的です。

 

2018年 3着ラインスピリット

前走セントウルSで9人気5着でしたが同年1200mOP以上は5戦走って高松宮記念以外は全て掲示板以内(0.4秒差以内)

更に1200m戦は6勝しており距離実績は十分でした、セントウルSは3-3と先行して敗退しています。

 

2013年 3着マヤノリュウジン

前走セントウルSで7人気7着でしたが、もともとダート(地方)を走っていた馬で、芝での戦績が他の馬に比べて圧倒的に少なかった馬

芝キャリアが浅い中で同距離は複勝率7割超え、勝率も4割超と適正がありました。セントウルSは3-3-で先行して敗退

 

どちらも3着までなのと、2頭に基準を合わせるとかなりボーダーが広くなってしまうので連対馬に絞って考察したいと思います。

気になるのがどちらも前走セントウルSで先行し敗退した馬、距離実績などにも注意しながら選別していきたいと思います。

 

今年の該当馬の前走をみてみましょう。

 

ウイングレイテスト アイビスSD 2人気2着

ウインマーベル 京王杯SC 1人気1着

エイシンスポッター キーンランドC 8人気2着

オオバンブルマイ キーンランドC 7人気3着

ダノンスコーピオン セントウルS 5人気12着

ピューロマジック セントウルS 1人気13着

モズメイメイ セントウルS 7人気3着

 

ビクターザウイナー G3戦 6着

ムゲン G3戦 1着

 

もうヤバいですよね、過去最高レベルで全馬の戦績が良い今年のスプリンターズS

2桁人気の馬は1頭もいませんし、毎年書いているこの記事も例年なら半分以下まで絞れる項目もほぼ全馬残り。

ダノンスコーピオンは前走のセントウルSでも後方脚質でしたので例外条件的にもかなり厳しいかなと感じます。

海外馬のビクターザウイナーの直近2走で凡走続き、ムゲンは同年の1200m勝利が無く過去の好走馬と類似していません。

唯一ビクターザウイナーが同年の高松宮記念好走馬ではありますが現時点では軽視予定です。

 

 

穴馬の好走パターン

 

更に細かく分類してみましょう。

大まかに好走馬のパターンを分析すると

 

・前走フロック視系
ウインマーベル前走重賞2人気2着
ラブカンプー前走重賞2番人気2着

ウキヨノカゼ前走重賞8番人気1着
レッドオーヴァル前走重賞1番人気2着
パドトロワ前走重賞4番人気3着タイム差なし
エーシンヴァーゴウ前走重賞2番人気1着
ビービーガルダン前走重賞2番人気2着
カルストンライトオ前走重賞1番人気1着

 

・芝1200m得意系
マッドクール4-0-1-1
ラインスピリット6勝

ワンスインナムーン4戦3勝
デュランダル3-1-1-0
タガノバスティーユ3戦2勝重賞勝ち

 

・同年の高松宮記念好走系
ナランフレグ1着
レッツゴードンキ2着

スノードラゴン2着
サンカルロ4着0.1秒差上がり最速
ローレルゲレイロ1着

 

・前々走重賞快勝系
ソルヴェイグ函館SS優勝
サクラゴスペル京王杯優勝
ドリームバレンチノ函館SS優勝

 

・それ以外
ジャンダルム(同年1200m重賞優勝馬)
カノヤザクラ(前走セントウルS2番人気)
アイルラヴァゲイン(前走セントウルS3番人気)
マヤノリュウジン(戦績の約半分がダート)

メイショウボーラー(近10走中7走ダート)

 

これが全馬のざっくりとした内訳です。

今年の出走馬に当てはめてみましょう。

まずは前走フロック系ですが、この特徴としては

前走の重賞を2番人気以内で連対していること、それ以外は1着かタイム差無しまでが好走の部類

これに今年当てはまるのが

 

ウイングレイテスト アイビスSD 2人気2着

ウインマーベル 京王杯SC 1人気1着

 

次に芝1200m得意系

ざっくりと1200m戦の戦績を並べると今年当てはまりそうなのは

 

ヴェントヴォーチェ同距離7勝

ピューロマジック4-2-0-1

 

次に同年高松宮記念好走馬を並べましょう

 

1着マッドクール(当日人気濃厚)

2着ナムラクレア(当日人気濃厚)

3着ビクターザウイナー(条件NG)
※歴代の海外馬は最低でも2走内重賞連対

 

前々走重賞勝ち馬系は以下

 

ヴェントヴォーチェ オーシャンS

ピューロマジック 北九州記念

モズメイメイ アイビスSD

ルガル シルクロードS

 

重複しているのを整理し、ここまでで名前の上がらなかった馬は

 

エイシンスポッター

オオバンブルマイ

ダノンスコーピオン

ビクターザウイナー

ムゲン

 

やっとの思いで5頭削ることが出来ました。

本当に全馬に走る理由がある今年のスプリンターズSは難しいですね。

 

 

まとめ

 

ここまで頑張って様々な角度から調べてきましたが上記をまとめると、

過去20年5番人気以下で好走した共通データクリア馬は(当日人気馬除く)

 

ウイングレイテスト

ウインマーベル

ヴェントヴォーチェ

ピューロマジック

モズメイメイ

ルガル

 

上記6頭です。

 

 

木曜日限定記事

 

記事を書く前から予想はしていましたが、この時点でもかなりの候補馬が残っています。

流石にこのままでは楽しみに見に来て下さった方々へ何も残せていないので、ここから一気に絞りたいと思います。

まず考えたのは「過去20年の好走高齢馬」です。

 

2022年1着ジャンダルム7歳
2018年3着ラインスピリット7歳
2015年2着サクラゴスペル7歳
2010年1着ウルトラファンタジー8歳
2010年3着キンシャサノキセキ7歳
2006年1着テイクオーバーターゲット7歳

 

7歳以上の出走は全部で68頭

その中でも上記6頭しか好走しておらず全体で8.8%と低めです。

 

ジャンダルム オーシャンS1着
ラインスピリット 淀短距離S1着
サクラゴスペル 京王杯SC1着
ウルトラファンタジー スプリントC1着
キンシャサノキセキ 高松宮記念1着
テイクオーバーターゲット KSS1着

 

全馬に同年OP以上(全馬1200m戦)で勝利経験あり。

ここに注目したのは残っているウイングレイテストとヴェントヴォーチェの戦績が少し引っかかったからです。

 

ウイングレイテスト
同年OP以上勝ちなし
1200m戦での勝利経験なし

 

ヴェントヴォーチェ
同年OP以上勝ちなし
1年6ヶ月休養明け

 

7歳以上にもなると経験豊富ですし全馬が1200m戦での勝利経験があった中でウイングレイテストはマイルを中心に使われてきたのが引っかかり、同年のOP以上の勝利もなし。

ヴェントヴォーチェに限っては7歳馬でなくともこれだけの長期離脱はマイナスですし上記2頭は走れば過去20年では初となる部分が非常に多いのでデータクリアも最終判断でNGとさせていただきます。

 

月曜日から過去20年データ考察第一弾、第二弾、第三弾、本日第四弾と考察してきましたが、ここまでのNG馬と照らし合わせると5番人気以下(想定人気馬除く)馬から条件全てクリアの「買える穴馬」は一気に「2頭」までに絞られていると思います。

見逃した方のためにも現時点で穴馬として好走の資格がある2頭の馬名を次回更新まで人気ブログランキングへ公開しておきます。

枠順発表前段階ではトウシンマカオとルガルの2頭のみ。

明日も第五弾がアップされますのでお楽しみに!

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