推薦馬
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やはりこの馬を評価したいのは新馬戦の内容で、スタートで立ち遅れたが内枠を活かしてインからポジションを取りに動いた。
4角出口では前が壁になる不利があったが、前の馬の動きを見るほど余裕のある手応えでラチ沿いを一気の加速で突き抜けた。
1000m通過後の4ハロンは12.6-12.2-11.8-10.8のスーパー加速LAP、流石にインで立ち回った楽な展開ではあったが、短い直線で3馬身半突き離す強い内容だった。
レース映像をよく見ると分かるが、4角1~4番手がそのままゴールする流れで芝の状態やインが有利なバイアスだった点は間違いない。
このバイアス通りに競馬し掲示板に載った他4頭は次走で全く結果が出ていない。
ここで評価したいのがインで構えたこの馬と対象的に大外に振られてかなりの距離ロスがありながらも13番手から上位まで追い込んだランフォーヴァウだ。
直線の脚色を見る限りこの馬とランフォーヴァウのみ直線の勝負になっており、他の馬はお飾り程度のレースだった。
そのランフォーヴァウは次走上がり最速で即勝ち上がり、その次走であるデイリー杯2歳Sも上がり最速で連勝した実力馬である。
これを物差しにすると走破タイムは地味だが加速LAPをしっかり差し切る脚力は評価したい。
2戦目は出遅れて後方になったが新馬戦より遥かにレベルの高いメンバー相手に唯一の上がり33秒前半を記録している辺りは負けて強い内容だった。
立ち回りを活かした方が良いタイプで、長い直線を瞬発力勝負で戦うより中山コースに戻る今回は条件が好転する。
更に前走逃げた馬が6頭もいるフェアリーSでは差し脚と器用さは武器になってくると思うし、鞍上のお陰もあって人気どころの中でも単体利益が見込めるオッズなのはありがたい。
14年間重賞未勝利、15年目の今年ここまで何度も悔しい思いをしてきた彼がそろそろ報われる瞬間が来ても良いのかなと思います。
今年の始めに2024年分を記録した全競馬場平均タイム、最速タイム表をアップしましたが「中山芝レース」のマイル以下は9割以上のクラス別で最速を更新しています。
これは記録してきた中でも史上初の出来事で、間違いなく例年と比較しても明らかにおかしい1年だったと感じています。
最速を更新したと言っても他の競馬場がコンマ1、コンマ2の変動に対して中山芝は平均しても1秒以上の大幅更新となっており、中山芝で記録した走破タイムが速いことを理由に人気になっている馬は通常よりも妙味が落ちていると思います。
ティラトーレがまさにその代表格、前走のレースタイム、LAPなどを評価して印を打っている予想家がびっくりするほど多いです。
それが正しいか間違いかは別の問題として、走っても走らなくても通常より妙味がなくなっていることは間違いありません。
まさに前走の着順よりレースの内容を重視した令和の競馬という感じで、SNSやYouTuberなどが評価することで想定オッズ10番人気程度の馬もここまで評価される時代になりました。
本来の人気馬に通常よりもオッズ妙味が少なからずプラスされている状態なので、ここは鞍上の将来を期待する意味でも応援したいなと思います。