阪神ジュベナイルフィリーズの結果
1着アスコリピチェーノ3人気
2着ステレンボッシュ5人気
3着コラソンビート2人気
レース回顧(厳選1頭)
10着キャットファイト4人気
今回はこの1頭に注目して書いていきたいと思います。
枠順が発表されると内枠でキャットファイトは絶好枠!と何度もTLで見かけましたが、個人的には1番懸念していた最悪な枠に入ったと書いたように今回も良くない部分がレースでしっかりと出てしまいました。
ボンドガールの新馬戦6着に敗退したシーンを見てください、内枠スタートから馬群に包まれると顔を上げて抵抗、騎手も制御に苦労していました。
直線では前半力んだ分ガス欠で敗退、2走目の未勝利では外目のスタートから直線一頭になると素晴らしい集中力で完勝しております。
続くアスター賞も外目スタートから直線は一頭になると後ろを突き放す圧勝と、シンプルに馬群に包まれると一気にパフォーマンスを落とす難しい馬だなと感じました。
今回の阪神JFでは絶好のスタートを切りますが、馬群で折り合う際に他馬が横に並んだ瞬間に掛かり始めて終始力みながらの追走でした。
結果は分かりませんが恐らく馬の気持ちのままに行かせていたらオーバーペースで直線はガス欠だったかもしれません。
レース後は「大きい舞台でイレ込んで、体力を使ってしまいました。この課題を今後クリアできれば、いいスピードは持っている馬なので…」とコメント
やはり馬群に包まれると非常に難しい馬で、制御しながら何とか脚を残した状態で阪神外回りの長い直線へ向きたかったのだと思います。
これだけ難しい馬を制御しながら大野騎手も苦労した部分はあるでしょうがレース後は「何故下げた」「○ソ騎乗」など大批判の嵐でした。
しかしこれは2枠3番を引いた時点でレース前から予測できたリスクの部分だと思います。
ここまで多頭数の経験が1度もなく、揉まれ弱いのはすぐに理解できる過去3走、今回は18頭フルゲートの2枠3番…
外枠であれば推薦馬として出せるまで考えていた馬ですし、正直ここまでの惨敗は悲しいですが前走のレコードも、当時の中山芝は加速LAPが連発する異常な馬場が続いていましたし、前日1番人気ならリスクとリターンの面が釣り合っていないと感じポストしました。
本命を打った方は大野騎手に対して厳しい言葉が出てくる気持ちは分かりますが、たった過去3走のレースリプレイを見るだけでも違ったかなと思います。
もちろんこうしたリスクの部分を1発でクリアしてくれる馬もいますが(先週のレモンポップなど)キャリアの浅い2歳戦ですから普段以上に気を使う部分でもあるかなと思います。
この気難しさを良い方向に持っていくのは調教師の仕事ですし、外枠などスムーズに行けるようなレースで次回は見直せると思うのでこの馬の成長に期待したいと思います。
書いた事が全部正しいとは限りませんし個人のレース回顧ですので、こんな考えもあるんだ程度で流し読みしてくれると嬉しいです。